聖書通読クラブ Week 49

聖書通読クラブ Week 49

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シャローム!

通読は続いていますか?
今週はコリント人への手紙第二とガラテヤ人への手紙、エペソ人への手紙、そしてピリピ人への手紙の通読です。

ガラテヤ人への手紙とエペソ人への手紙は、いずれもパウロの重要書簡ですが、性格と目的がはっきりと異なります。
ガラテヤは緊急の反論書で、律法主義(割礼など)によって福音が歪められた問題に対して、パウロが激しく立ち向かう内容です。
核心は「信仰による義認」であり、律法への回帰が霊的奴隷化を招くことを警告します。
また「キリストにあっての自由」と、御霊の実(愛・喜び・平和など)による生活が強調されます。
文体は鋭く個人的で、説得力のある論証と証言が交錯します。

一方エペソは壮麗で体系的な書簡で、教会の身分と使命を明らかにします。
「キリストにあって与えられた霊的祝福」「ユダヤ人と異邦人の和解」「教会はキリストのからだである」という教会論が中心です。
前半は神学的・祝祷的、後半は倫理的・実践的で、家庭や教会生活、さらには「霊の武具」による霊的戦いまで論じられます。
語り口は落ち着いており、共同体的視野を広げる力があります。

両書を比べると、ガラテヤは「福音の純潔を守る闘い」を教え、エペソは「その福音が共同体としてどう実現するか」を示します。
どちらも恵みと聖霊の働きを強調し、個人の信仰と教会生活を相互に結びつける示唆に富んでいます。
読む際は、ガラテヤで信仰の根本を確かめ、エペソで共同体としての応答を学ぶと理解が深まるでしょう。

今週も聖霊の助けを求めながら、聖書の真理を見つめ、通読を続けていきましょう。

●Day 333:コリント人への手紙 第二 7章-9章
●Day 334:コリント人への手紙 第二 10章-13章
●Day 335:ガラテヤ人への手紙 1章-3章
●Day 336:ガラテヤ人への手紙 4章-6章
●Day 337:エペソ人への手紙 1章-3章
●Day 338:エペソ人への手紙 4章-6章
●Day 339:ピリピ人への手紙 1章-3章

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