シャローム!
通読は続いていますか?
今週はレビ記と民数記の通読です。
レビ記の後半では、祭司の潔癖、供え物の取り扱い、聖日(過越・仮庵など)と聖所の秩序、聖年や安息年、祝福と呪い、誓願の取り扱いといった「聖なる生活」の細部が示されます。
ここには儀式的規定だけでなく、倫理的純潔が結びついており、「神と共に在る場」を保持するための実務が積み上げられています。
民数記に入ると、法令的な指示(登録・部隊編成・レビ人の役務)と並行して、旅路における共同体の現実が語られます。
民は繰り返し不平や疑念を示し、指導者モーセの重荷、神による供給(マナ・うずら)、試みとしての斥候とその失敗(偵察と不信)などが物語られます。民の抵抗はただ罰だけでなく、悔い改めと憐れみによる回復の場面も伴います。
特に民数15章は、偶然の過失罪への贖い、共同体としての補償、安息日の重さなど、「罪・修復・アイデンティティ」を扱います。
全体を貫く神学的主題は、神の聖さ(聖所の秩序)と神の臨在(導き・供給)を保つための民の応答(従順か不信か)です。
読み進める際は、細則の字面だけで止まらず「なぜこの規定が共同体の生命に効くのか」「不信の事例がどのように共同体を損なうか」を対照的に追うと、律法と物語が一つの神学的訓練として結びついて見えてくるでしょう。
今週も聖霊の助けを求めながら、聖書の真理を見つめ、通読を続けていきましょう。
●Day 031:レビ記 22章-24章
●Day 032:レビ記 25章-27章
●Day 033:民数記 1章-3章
●Day 034:民数記 4章-6章
●Day 035:民数記 7章-9章
●Day 036:民数記 10章-12章
●Day 037:民数記 13章-15章

