聖書通読クラブ Day 190

聖書通読クラブ Day 190【箴言10章〜12章】

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シャローム!

今日の通読箇所、10章から15章まではソロモンの箴言が詳しく書かれています。今までは物語的に書かれていましたが、今日の箇所からは一節ごとに正しい者と悪者との対比が書かれています。
コラムでは一部しか取り上げませんが、ぜひ、ご自身で一つひとつ音読し、味わってみてください。
この箇所はあまり難しく考える必要がありません。非常に具体的でそのまますぐに生活に適用できるものばかりです。しかし、その中にもイエス様の十字架が透けて見えます。知恵のことばを今日も受け取っていきましょう。

今日の通読箇所:箴言10章〜12章

■アウトライン

●ソロモンの箴言:10章
  ・勤勉さ:1-32節

●口のことば:11章
  ・ばらまいてもなお富む者:1-31節

●根:12章
  ・正しい者の根は芽を出す:1-28節

(1)通読のために心を整える

心を静めて、知恵と啓示の御霊をお迎えしましょう。

(2)通読

今日の通読箇所をまず音読しましょう。

(3)自分なりの受け取ったことをノートに書き記す

コラムを読む前に、自分なりに受け取ったことをノートにまとめてみましょう。

(4)コラムを読む

コラムを読み、質問の答えを考えてみましょう。

■コラム

【10章】ソロモンの箴言:10章

・勤勉さ:1-32節
1節では知恵のある子と愚かな子が対比されています。母がいつもこの事で必要以上に悲しんでいるなら、子どものためにもっと祈る必要があるかも知れません。
2節からしばらくは経済的な話が続きます。いくら経済が欲しいと言っても不義によって財産を得てはいけないと書かれています。どのようにすれば財産を得ることができるのでしょうか。4節を見ると、その鍵は勤勉さにあります。また、5節を見ると時を見分ける力が必要だということがわかります。そのために何ができるでしょうか。必要な時にいつでも全力で取り組むことができるたゆまない準備です。
例えばサッカーの試合で、スタートメンバーに入れなくても、90分いつでも呼ばれたらすぐに出て行ける選手と、ずっとベンチで座りっぱなしの選手、みなさんが監督ならどちらの名前を呼ぶでしょうか。
また、6節からは口に関することが多く出てきます。ここでは、口に関して書かれているほとんどが愚か者につながっています。19節には、「ことば数が多いところには、そむきの罪がつきもの」とあります。確かに、人はやましいことをしたときに饒舌(じょうぜつ)になります。おしゃべりすぎるのは、あまり賢く見えません。しかし、「自分のくちびるを制する者は思慮がある」と書かれています。笑顔で普段なにも語らない人の一言はとても重いものだったりもします。
そして22節、私の大好きな一節です。「主の祝福そのものが人を富ませ、人の苦労は何もそれに加えない。」とあります。これは、「主が全部してくれるから、私は何もしなくてもいい」と言うことではありません。それは恵みを放縦に変えていることになります。
私たちは必要な努力をしなければなりません。疲れていても、忙しくても眠たくてもみことばの朗読を続ける。これは私たちの責任です。しかし、どんなに頑張っても祝福が来ないこともあります。ですから私たちは知る必要があります。祝福は神からのものだと。勤勉に主からの使命を全うするとき、神からの祝福を受けるものとなることを信じます。

【11章】根

・ばらまいてもなお富む者:1-31節
1節では欺きのはかりというものが出てきます。はかりというものは、世界中どこで計っても1グラムは1グラムです。基準があるからこそ公正に取引できます。特に、この時代は金や銀は重さで取引されていました。少しでも狂いがあると正しい取引ができません。
同じように、人を見るときにも公正に見る必要があります。箴言の28:21にも出てきますが、「人をかたより見るのは良くない」と書かれています。また、ルカ6:38にはこのようにあります。「与えなさい。そうすれば、自分も与えられます。人々は量りをよくして、押しつけ、揺すり入れ、あふれるまでにして、ふところに入れてくれるでしょう。あなたがたは、人を量る量りで、自分も量り返してもらうからです。」自分の基準であるなら、人それぞれ主さが違ってしまいます。そうではなく、主の重さで量る必要があります。
その時、高ぶりや恥がやってくるでしょう。しかし、知恵はへりくだる者とともにあると書かれています。
また、11節を見ると、「直ぐな人の祝福によって、町は高く上げられる」と書かれています。神に従う者が町の祝福をすると、町は高く上げられるのです。これはどういうことでしょうか。私たちが町を歩くとき、電車に乗るとき、車や自転車で移動するとき、町の為に祝福して祈るなら、その町は高く上げられます。
ロトがいたソドムとゴモラは、たった10人の義人もいませんでした。もし、いたら町が救われていたでしょう。みなさんは、みなさんの町の信仰による義人です。町の為に祝福することを習慣としましょう。
14節、指導がないことによって民はほろびます。国の指導者はころころ代わってしまいます。しかし、まことの指導者である主は変わることがありません。神様のみことばは私たちを指導します。また、多くの人が助言してきます。その助言をはねのけるか、受け入れるか、その選択は私たちにあります。いくつになっても人からのアドバイスに耳を傾けるへりくだった者となりたいです。
22節、美しいがたしなみのない女は、金の輪が豚の鼻にあるようだと書かれています。美しいのに豚と書かれています。豚は忌み嫌われている動物です。美しさが台無しです。現代風に言うなら、ブランド品で身を固めているのですが、どうにも安物を着ているようにしか見えない人のことでしょうか。逆に、ファストファッションで身を固めていますが、まるで高級ブランドのように見える人もいます。ファッションセンスもあるでしょうが、おそらく、内面が美しく、たしなみがあるのがその原因では無いかと思います。
24節、ばらまいても、なお富む人があり、正当な支払いを惜しんでも、かえって乏しくなるとあります。「与えなさい。そうすれば与えられます」の法則ですね。人は時に、自分には人に与えるものは何もないと勘違いすることがあります。しかし、経済だけが与えることのできるものではありません。一緒に時間を過ごすこと、はげましのことばを送ること、話を聞いてあげること、笑顔を送ってあげることなど、工夫次第で沢山のプレゼントを人に贈ることができます。
正当な支払いを惜しむと書かれていますが、私たちは支払わなければならないものが沢山あります。税金などもそうでしょう。税金を払いたくないからといって、支払いをしなければ、延滞金を取られてしまいます。むしろ、大胆に支払った方が長い目で見て良いのです。また、精神衛生上も、「まだ支払っていない」といつも心に引っかかっていると、それがストレスとなります。支払うべきものは気持ちよく支払いたいものです。

【12章】正しい者

・正しい者の根は芽を出す:1-28節
3節の後半には「正しい人根はゆるがない」とあります。根は植物に取って非常に重要です。植物は時に大胆に刈り込みをされることがありますが、根がしっかり張っていると、やがて春には新芽が出てきます。逆に、見た目は立派な植物も根が腐ってしまっているなら、ある日突然倒れてしまいます。正しい人の根は揺るぎません。
11節、自分の畑を耕すものは食料に飽き足りるとあります。イエス様は種まきのたとえを語られています。道ばたに落ちた種、岩地に落ちた種、いばらの中に落ちた種、どれも実を実らせませんでした。しかし、良い地に落ちた種は豊かな実を結ばせました。良い地とは耕された私たちの心、素直な心です。そこにみことばの種がまかれるなら、豊かな実を結びます。そのために、絶えず心の畑を耕すようにしましょう。一方、むなしいものを追い求める者は思慮に欠けるとあります。みことば以外の教え、むなしい空想話や、この世のおしえばかりに思いを向けていたりする者は思慮に欠けるとあります。畑を耕すことは骨が折れる作業かも知れませんが、主の恵みに拠り頼んで、耕し続けましょう。そうするなら、12節にあるように、正しい者の根は芽を出すという状態になるでしょう。
18節、軽率に話して人を剣で刺すような者がいると書かれています。私もこの失敗を良くしてしまいます。よかれと思ってかけた言葉が、相手を深く傷つけてしまっていたことが何度もあります。
冷静になって、その時の自分の心の状態を振り返ってみると、自信が無かったり、疲れていたり、相手に対して妬む心があったりすることが多いです。それから、自分がこのような状態の時はむしろ何も言わないと言うことを心がけています。自分の義を優先するのではなく、いつも神様の義を優先したいです。
知恵のある人の舌は人をいやすと書かれています。このような者になりたいです。この口がいつも主を賛美し、人々を建てあげ、励まし、祝福を告げ、塩味の効いたことばを発するように、心を主に変えられ続けていきましょう。

(5)ノートに記す

文中の質問、また以下の質問の回答をノートに記しましょう。
 ・【観察】今日の通読箇所の内容を簡潔にまとめましょう。
 ・【観察】神様はどのようなお方ですか?神様のご性質や神様がどのように働かれるかを書きましょう。
 ・【観察】ここからどんな真理や教訓を学べますか?
 ・【適用】自分の生活にどのようにあてはめることができますか?
 ・【感謝】受けた恵みや感謝はありますか?
 ・【祈り】実行できるように祈りましょう。

(6)祈り

実行できるように、主に切に求めて祈りましょう。

(7)分かち合う

ページの一番下にある「コメントを残す」というところに、受けた恵みを分かち合いましょう。

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