シャローム!
通読は続いていますでしょうか?今週金曜日(9/11)の日没から、イスラエルは新年5787年を迎えます。今回はその始まりを告げるラッパの祭り(ヨム・テルア)について、分かち合います。
ラッパの祭りとはどのような祭りなのでしょうか。
レビ記23章は、神がモーセに命じられた例祭に関することがまとめられています。
「イスラエル人に告げて言え。第七月の第一日は、あなたがたの全き休みの日、ラッパを吹き鳴らして記念する聖なる会合である。(レビ記 23章24節)
ユダヤ暦の第七の月ティシュレーの一日、これが今日「ロシュ・ハシャナ(新年)」として祝われている日です。興味深いことに、聖書本文には「新年」という言葉は一切出てきません。ただ「角笛を吹き鳴らす記念の日」とだけ記されています。秋の例祭の最初にあたるこの祭りは、続く大贖罪日(ヨム・キプール)、仮庵の祭り(スコット)へと連なる、一連の秋の祭りの入り口です。
では、なぜ新年に角笛を吹き鳴らすのでしょうか。角笛(ショファール)は牡羊の角から作られた、古代から続く楽器です。聖書の中でショファールが鳴らされる場面には、共通するテーマがあります。
シナイ山で神が律法を授けられたとき(出エジプト19:16)
城壁が崩れたエリコの戦い(ヨシュア6章)
王の即位を告げるとき(列王記第一1:34)
終わりの日、主の来臨を告げるとき(Ⅰテサロニケ4:16)
角笛の音には一貫して、「神が近づいておられる」「目を覚ませ」「立ち上がれ」という呼びかけが込められています。単なる音楽ではなく、神の臨在への招集の合図なのです。
新約聖書では、ラッパはこのように書かれています。パウロはこう書いています。
「主は号令と、御使いのかしらの声と、神のラッパの響きのうちに、ご自分で天から下って来られます」(Ⅰテサロニケ4:16)
「終わりのラッパとともに、たちまち、一瞬のうちに、私たちはみな変えられます」(Ⅰコリント15:52)
新約聖書において、ラッパの音はキリストの再臨と深く結びついています。旧約の民が新年ごとに角笛の音を聞き、悔い改めへと招かれたように、私たちもまた、主が再び来られる日に向けて、目を覚まして歩むよう招かれています。さらに、伝統的なユダヤ教の理解では、ラッパの祭りは「裁きの書が開かれる日」とも呼ばれます。ここから贖罪の日までの十日間は「畏れの日々」と呼ばれ、悔い改めと自己吟味の期間とされています。これはクリスチャンにとっても示唆に富みます。私たちはすでにキリストの十字架によって義と認められていますが(ローマ8:1)、だからこそなお、日々自らを吟味し、目を覚まして歩む姿勢が求められています(Ⅱコリント13:5)。
霊的なラッパが鳴り渡るこのシーズン、私たちは神の慈愛による悔い改めへと導かれていきましょう。
今週も皆さまに神様からの豊かな祝福がありますように。
【今週の通読】
●Day 337:エペソ人への手紙 1章-3章
●Day 338:エペソ人への手紙 4章-6章
●Day 339:ピリピ人への手紙 1章-4章
●Day 340:コロサイ人への手紙 1章-4章
●Day 341:テサロニケ人への手紙 第一 1章-3章
●Day 342:テサロニケ人への手紙 第一 4章-5章
●Day 343:テサロニケ人への手紙 第二 1章-3章

