聖書通読クラブ Week 34

聖書通読クラブ Week 34

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シャローム!

通読は続いていますか?
今週はエレミヤ書の通読が続きます。
エレミヤ書16章から36章は、ユダの民に対する神の裁きの厳しさと、そこに差し込むわずかな希望の光を描いています。
16章では、預言者エレミヤ自身が結婚や慶弔を禁じられ、民への警告の象徴となります。続く章々では、民の心の頑なさ、偽預言者の横行、そして指導者たちの堕落が次々に描かれ、ユダがバビロンに滅ぼされる運命が明確にされていきます。

特に印象的なのは18章の「陶器師のたとえ」や19章の壺を砕く象徴行動であり、神が民を形づくり、必要ならば壊す権威を持つことが強調されます。エレミヤ自身は迫害と苦悩の中で預言を続けるが(20章)、それでも神の言葉を語らずにはいられない情熱に突き動かされています。

バビロン捕囚が70年間続くという預言(25章)は、その後の歴史的事実とも一致し、神の計画の確かさを物語ります。27章以降では、バビロンに服従するよう命じるエレミヤと、それに反する偽預言者たちとの対立が顕著になっていきます。29章の手紙では、捕囚の地でも平和を求めて生きるよう勧める一方、「将来と希望を与える」神の約束も語られます。

30〜33章では、イスラエルとユダの回復、新しい契約の約束、ダビデ王家の再興といった希望の預言が繰り返されます。特に「心に律法を記す」という新しい契約(31章)は新約時代への橋渡しともなる中心的預言です。

最後に、巻物を書き記したバルクと、その巻物を焼き捨てたエホヤキム王の対比(36章)は、神の言葉を受け入れる者と拒む者の運命を象徴的に描いています。これらの章は、裁きと希望の間に立つ神の預言者の葛藤と、変わらぬ神の義と誠実を深く示しています。

今週も聖霊の助けを求めながら、聖書の真理を見つめ、通読を続けていきましょう。

●Day 230:エレミヤ書 16章-18章
●Day 231:エレミヤ書 19章-21章
●Day 232:エレミヤ書 22章-24章
●Day 233:エレミヤ書 25章-27章
●Day 234:エレミヤ書 28章-30章
●Day 235:エレミヤ書 31章-33章
●Day 236:エレミヤ書 34章-36章

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