シャローム!
通読は続いていますか?
今週はヨハネの福音書の通読になります。
ヨハネの福音書は、四つの福音書の中でも特にイエス様の神性を深く描いた書物です。成立は紀元90~100年頃とされ、異邦人クリスチャンを含む幅広い読者を意識して書かれています。
冒頭の「初めに言(ロゴス)があった」(1章1節)という宣言から、イエス様を永遠の「言」として位置づけます。その後「水をぶどう酒に変える」(2章)をはじめとする七つのしるしを通して、イエス様が「命のパン」「世の光」「ぶどうの木」などであることを示します。
特徴的なのは「わたしは…である」(I am)という宣言群です。「わたしは道であり、真理であり、命である」「わたしはよき羊飼いである」など、信じる者に永遠のいのちと親しい結びつきを約束します。
第13~17章では、十字架の直前に弟子たちと交わした「お別れの言葉」が記されます。ここでイエス様は聖霊(助け主)の約束と「互いに愛し合う」命令を強調し、神と子と信者の一体性を語ります。
終章では復活後の顕現が描かれ、ペテロへの「私を愛するか」の問いかけや、海辺での漁の奇跡が登場します。最後に「これらのしるしを書いたのは、イエス様を信じて永遠のいのちを得るためである」(20章31節)と明示し、福音書全体の目的を示します。
ヨハネの福音書からは、イエス様がともに歩む生命の源であり、信仰によって御霊と共に生きる祝福が与えられることを学ぶことができます。
今週も聖霊の助けを求めながら、聖書の真理を見つめ、通読を続けていきましょう。
●Day 305:ヨハネの福音書 1章-3章
●Day 306:ヨハネの福音書 4章-6章
●Day 307:ヨハネの福音書 7章-9章
●Day 308:ヨハネの福音書 10章-12章
●Day 309:ヨハネの福音書 13章-15章
●Day 310:ヨハネの福音書 16章-18章
●Day 311:ヨハネの福音書 19章-21章