聖書通読クラブ Day 310

聖書通読クラブ Day 310【ヨハネの福音書 16章-18章】

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シャローム!

今日の通読箇所、特に17章はイエス様がゲツセマネで祈られた祈りではないかと言われています。天の父といつも祈っていたイエス様が、その心を父に分かち合う様子が生々しく書かれています。
ご自分の死を目前にして、イエス様は何を祈られたのでしょうか?この祈りが、私たちが祈るときのお手本となります。イエス様が祈られたように、みことばをもって祈ることができることを感謝します。
今日もみことばから教えられていきましょう。

今日の通読箇所:ヨハネの福音書 16章-18章

■アウトライン

●去ることは益:16章
  ・罪について、義について、さばきについて:1-24節
  ・わたしはすでに世に勝った:25-33節

●主の祈り:17章
  ・自分と父:1-6節
  ・自分と弟子たち:7-19節
  ・自分と世界:20-26節

●イエスへの尋問:18章
  ・裏切り者:1-11節
  ・イエスの逮捕:12-14節
  ・ついていくペテロ:15-18節
  ・平手で打たれるイエス:19-24節
  ・鶏が鳴いた:25-27節
  ・ご自分の死の預言の成就:28-32節
  ・あなたは王なのですか:33-37節
  ・真理とは何ですか:38-40節

(1)通読のために心を整える

心を静めて、知恵と啓示の御霊をお迎えしましょう。

(2)通読

今日の通読箇所をまず音読しましょう。

(3)自分なりの受け取ったことをノートに書き記す

コラムを読む前に、自分なりに受け取ったことをノートにまとめてみましょう。

(4)コラムを読む

コラムを読み、質問の答えを考えてみましょう。

■コラム

【16章】去ることは益

・罪について、義について、さばきについて:1-33節
イエス様が十字架へと向かわれてから、弟子たちにやってくるのは迫害の時代です。それで、イエス様は今までのことを前もって話してくださいました。何のためでしょうか?1節、4節を見てみましょう。
イエス様は去って行かれることを弟子たちにはっきりと告げられます。彼らはイエス様がどこに行くかと尋ねましたか?5節を見ましょう。また、彼らの心は何で一杯になっていますか?
しかし、イエス様は去って行くことが益となると言われています。その理由はなにでしょうか?7節を見ましょう。
このお方が来るとどうなると書かれていますか?8節を何度も読んで見ましょう。三つのことを誰にどうすると書かれていますか?この基準は律法です。しかし、そのままではわかりませんが、このお方が来られて初めてその意味が理解でき、そして自分の誤りを認めることができます。
イエス様には他に沢山話したい事がおありでしたが、弟子たちに耐える力が無いと言われています。しかし、イエス様は去って行かれます。どうしたらいいのでしょうか?彼らは見捨てられるのでしょうか?
ここで遣わされるのが真理の御霊です。このお方が来られるとどうなると13、14節に書かれていますか?
イエス様は「しばらくするとわたしを見なくなるが、しばらくするとわたしを見る」と、一見意味のわからないような事をいわれます。弟子たちはこの事を質問したいと願っていましたが、恐れでできません。それに対して、イエス様はどのように答えられていますか?また、そのことを何に例えているでしょうか?痛み、悲しみ、苦しみは確かにありますが、それは一時的です。その先には喜びがあります。

・わたしはすでに世に勝った:25-33節
イエス様ははっきりと真理を弟子たちに語られます。そのことを聞き、弟子たちはどのように告白しているでしょうか?29-30節を見てみましょう。それに対してイエス様はどのように答えておられますか?
イエス様はどうしてこれらのことを弟子たちに話されたのでしょうか?33節を見てみましょう。

【17章】主の祈り

・自分と父:1-6節
この箇所はイエス様がひたすら祈られている1章です。朝早くお一人で祈られていたであろう祈りの一部を見ることができます。イエス様は父なる神に対して、どのように祈っておられるのでしょうか。見ていきましょう。
イエス様は目をどこに向けて、誰と話していますか?子、すなわちイエス様は全ての人に何を与えるため、父から権威を与えられていますか?3節を見ると、その永遠のいのちとは何だと言っていますか?この「知る」ということは、ただの情報として知るのではなく、関係を持つという意味の知るということばです。「ヨセフは子どもが生まれるまでマリヤを知らなかった」(マタイ1:25)ということばと同じ汁です。
イエス様は地上で父の栄光を現しました。何を成し遂げてそのような栄光を現したでしょうか?
5節を見ましょう。イエス様と父はいつからおられましたか?別々におられたのでしょうか?ご一緒にいた時に持っておられたのは「あの栄光」です。
6節からを見ると、様々な関係を見ることができます。
このように、ここまではイエス様と父との関係の中で祈りが捧げられています。私たちも祈り始めるとき、まず神様との関係を深める祈りをしていきましょう。

・自分と弟子たち:7-19節
ここからは祈りが弟子たちに向かいます。父がイエス様に与えてくださったみことばを、誰に与えましたか?そのことで、聞いた人はどうなりましたか?イエス様はまもなく去って行かれます。ですから、弟子たちのために父にとりなしてくださっています。11節を見てみましょう。彼らをどこに保ってくださいと祈っていますか?これはイエス様のおられる領域です。私たちはこの世にあって、主の御名の中に保たれることを知る必要があります。その者は滅びることがありません。自分と父との関係を祈ったなら、回りの愛する人々のために祈ってみましょう。
イエス様は弟子たちにみことばを与えられました。しかし、世はどう反応していますか?そこで、イエス様は弟子たちを世から取り去るのではなく、どうして下さいと15節に書かれていますか?イエス様はこの世のものですか?信じる者はどうですか?弟子たちをどうしてくださいと18節に書かれているでしょうか?イエス様は弟子たちのために、自分を聖め別ちます。これが聖別です。同じように信じる者もそのようにして下さいます。
神との関係を祈ったなら、続いては互いに熱心に愛することができるよう、祈りましょう。

・自分と世界:20-26節
ここからは自分と世界について祈ります。
信じる者が一つとなることで、世が主を信じるためだと21節に書かれています。ですから、私たちは互いに熱心に愛する必要があります。
ここからは、特に「一つ」と言うことばが繰り返し出てきます。主は一つです。私たちもイエス様を通して、神と一つになることができます。そして、信じる人々とキリストを通して一つになることができます。それが世に対するあかしです。
25節には、世は父を知らないと書かれています。しかし、イエス様は父を私たちに教えて下さいました。私たちがイエス様のみことばの通り生き、神と一つになるなら、そのことを通して世が主を信じるようになります。イエス様はそのことをあらかじめ祈って下さいました。
祈りの中で、世が神を知ることができるように祈りましょう。

【18章】イエスへの尋問

・裏切り者:1-11節
イエス様はケデロン川の向こう側にある園に入られます。この場所はイエス様にとってどのような場所だったでしょうか?2節を見てみましょう。
ユダもこの場所を知っていたので、誰を連れてここに来ていますか?手には何を持っていましたか?イエス様と戦うつもりでしょうか?イエス様はこれら全てのことをご存じでした。それで4節のように言われます。イエス様は「それはわたしです」と言われました。そうすると、どうなっていますか?これは出エジプト記に書かれている「わたしはあるというものである」という神様の聖なるお名前です。主ご自身がこの聖なる御名をはっきり言われたその余りにも圧倒的な権威に、人々はこのようになりました。
イエス様は彼らにどのように言っていますか?このことでみことばが成就します。
しかし、ペテロが行動に出ます。何をしましたか?イエス様はそれに対して何を言われましたか?ペテロは良かれと思って行動に出たのですが、またもや肉の力で神様のご計画を止めようとしてしまったのです。

・イエスの逮捕:12-14節
イエス様は自ら捕らえられ、誰の所に連れて行かれましたか?彼は大祭司カヤパのしゅうとでした。このカヤパは何をした人でしょうか?

・ついていくペテロ:15-18節
ペテロともう一人の弟子はこっそりとイエス様についていきます。弟子はどうしましたか?ペテロはどうしましたか?そこでペテロに話しかけたのは誰でしょうか?何と質問していますか?ペテロはどう答えていますか?
この時は過越ですので、春先です。イスラエルでは日中は暑いのですが、夜は急激に冷え込みます。ですから、彼らは炭火にあたっているのです。

・平手で打たれるイエス:19-24節
大祭司はイエス様に尋問します。イエス様はどのように答えていますか?その通りです。このイエス様の答えを聞いたとき、そばに立っている役人はイエス様にどのようにしていますか?なぜ、そのような事をイエス様はされなければならないのでしょうか?イエス様は23節のように言われます。そこで、アンナスは大祭司カヤパのところにイエス様を送ります。

・鶏が鳴いた:25-27節
場面は変わってペテロです。人々は何を質問していますか?さらにペテロが耳を切り落とした人の親類が質問します。その時、ペテロはどうしましたか?その時、鶏が鳴きました。つい先ほど自分が言ったことを、舌の根の乾かないうちに覆してしまったことに気づかされました。ペテロの気持ちはどのようなものだったでしょうか?

・ご自分の死の預言の成就:28-32節
時は明け方です。彼らは汚れを受けたくないと思い、官邸に入りませんでした。しかし、彼らのしている行いはもっと汚れていることです。形だけを守り、本質を見失った者の姿です。
しかし、ピラトはイエス様に悪いことを見いだすことができているでしょうか?それで、ユダヤ人に対してどうしろと言っていますか?ユダヤ人はどう答えますか?この事は、イエス様の預言の成就となります。ヨハネ12:32で「地上から上げられる」と書かれています。これが十字架です。旧約聖書でも数々の十字架の死を啓示した預言があります。それが成就しようとしています。

・あなたは王なのですか:33-37節
ピラトはイエス様にもう一度確認します。その内容は何でしょうか?
ピラトは異邦人です。彼は総督として判断した結論は、イエス様に罪が無いと言うことです。政治的にはイエス様に欠点を見いだせません。ですから、宗教的に判決を出しなさいとユダヤ人に言います。
そして、イエス様はご自分の国はこの地の世のものではなく、天にあることを言われます。
ピラトはもう一度イエス様に王かどうかを問われます。イエス様はどのように答えられますか?真理に属する者はイエス様の声に聞き従うと言われています。

・真理とは何ですか:38-40節
それに対してピラトは「真理とは何ですか」と聞いています。当時、ギリシャでは哲学が発達していました。ピラトも様々な学びをしていたでしょう。しかし、彼は本当の真理に達していませんでした。今、目の前におられるお方が真理であり、道であり、いのちであるお方なのに、そこに到達できませんでした。
そこで、ピラトは改めて自分はイエス様に罪を見いだすことができないと宣言し、恩赦を実行します。ピラトはイエス様を釈放しようかと人々に聞きます。人々はどう答えていますか?罪なきお方がとらえられ、強盗が釈放されています。


(5)ノートに記す

文中の質問、また以下の質問の回答をノートに記しましょう。
 ・【観察】今日の通読箇所の内容を簡潔にまとめましょう。
 ・【観察】神様はどのようなお方ですか?神様のご性質や神様がどのように働かれるかを書きましょう。
 ・【観察】ここからどんな真理や教訓を学べますか?
 ・【適用】自分の生活にどのようにあてはめることができますか?
 ・【感謝】受けた恵みや感謝はありますか?
 ・【祈り】実行できるように祈りましょう。

(6)祈り

実行できるように、主に切に求めて祈りましょう。

(7)分かち合う

ページの一番下にある「コメントを残す」というところに、受けた恵みを分かち合いましょう。

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