聖書通読クラブ Week 42

聖書通読クラブ Week 42

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シャローム!

通読は続いていますか?
今週はマタイの福音書の通読になります。
マタイの福音書は、旧約聖書の預言成就とイエスの王権を強く意識した構成が特徴です。
著者は伝統的に税吏マタイとされ、70~90年頃にユダヤ人クリスチャン向けに執筆されたと考えられています。
冒頭の系図(1章)から始まり、アブラハムとダビデの子孫としてメシアの系譜を示すことで、イエスが約束の王であることを明確に打ち出しています。
本文は大きく五つの説教に分かれ、「山上の説教」(5~7章)では律法の深意と「心の純潔」を説き、「たとえの説教」(13章)では神の国の奥義を日常的なたとえ話で示します。また「弟子の派遣」(10章)や「教会論」(18章)、「終末の説教」(24~25章)を通して、共同体としての教会の使命と個々の信者の務めを具体的に描いています。
旧約引用は100箇所を超え、イエス様の行動と言葉がすべて「預言の成就」であることを繰り返し確認させる構造です。
奇跡譚やパリサイ人との対立場面も多く、イエス様の権威と神性が強調される一方で、悔い改めと信仰の重要性を説き、「人の子として仕えること」の価値を示す点も大きな特徴です。
律法を廃止せず、深めるかたちで恵みと義のバランスを取ろうとするマタイの筆致は、当時のユダヤ的アイデンティティとキリスト教信仰を橋渡しする役割を担っています。
また、イエス様の御口から語られたみことばも数多く記されています。
今週も聖霊の助けを求めながら、聖書の真理を見つめ、通読を続けていきましょう。

●Day 284:マタイの福音書 4章-6章
●Day 285:マタイの福音書 7章-9章
●Day 286:マタイの福音書 10章-12章
●Day 287:マタイの福音書 13章-15章
●Day 288:マタイの福音書 16章-18章
●Day 289:マタイの福音書 19章-21章
●Day 290:マタイの福音書 22章-24章

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