聖書通読クラブ Day 284

聖書通読クラブ Day 284【マタイの福音書 4章-6章】

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シャローム!

今日は山上の垂訓の前半部分が通読箇所です。山上の垂訓は新約聖書の律法の書とも言われるほど重要な事です。イエス様の大切な教えがダイジェストのようにまとめられています。本来なら、毎日このマタイ5-7章を朗読してもいいくらいです。その内容はとても深く、各トピック事で本が一冊書けるほど深いものです。
今回はそれらをあえて掘り下げることはせず、大きな視点でこの山上の垂訓を見ていきたいと思います。
今まで旧約聖書を読み進めてきた流れでこの山上の垂訓を読むなら、また特別な味わいがあるのではないでしょうか。
今日もみことばに教えられていきましょう。

今日の通読箇所:マタイの福音書 4章-6章

■アウトライン

●公の働き:4章
  ・悪魔の試み:1-11節
  ・捕らえられるヨハネ:12-16節
  ・イエスの宣教の開始:17-22節
  ・イエス様の働き:23-25節

●山上の垂訓:5章
  ・八つの幸い:1-12節
  ・地の塩世の光:13-16節
  ・律法の成就:17-20節
  ・殺人:21-26節
  ・姦淫:27-32節
  ・誓い:33-37節
  ・求める者に与える:38-42節
  ・敵を愛する:43-48節

●山上の垂訓:6章
  ・善行とほどこし:1-4節
  ・祈るとき:5-15節
  ・断食:16-18節
  ・宝:19-34節

(1)通読のために心を整える

心を静めて、知恵と啓示の御霊をお迎えしましょう。

(2)通読

今日の通読箇所をまず音読しましょう。

(3)自分なりの受け取ったことをノートに書き記す

コラムを読む前に、自分なりに受け取ったことをノートにまとめてみましょう。

(4)コラムを読む

コラムを読み、質問の答えを考えてみましょう。

■コラム

【4章】公の働き

・悪魔の試み:1-11節
イエス様が公の働きを始める前、経なければならないことがありました。それが悪魔の試みです。このため、イエス様は何に導かれてどこに行きましたか?そこで何日間、何をしましたか?
荒野は「みことばがある場所」という意味です。断食は「神を愛し、隣人を愛する」ことです。
その時、何者かがイエス様に近づいてきました。そこで三つの試みをします。それはすべてみことばを少し変化させたものでした。イエス様はそれぞれ、どのように対処されていますか?その結果、試みる者はどうなって、代わりに何が近づいてきましたか?私たちもみことばで勝利するとき、このようになります。

・捕らえられるヨハネ:12-16節
バブテスマのヨハネはアロンの家系です。大祭司としての血筋です。この時代にも確かに大祭司はいましたが、それはいわゆる「やとわれ大祭司」であり、神を心から愛する者ではありませんでした。この当時の本当の大祭司の働きをしていたのはバブテスマのヨハネです。
しかし、律法には大祭司が去らなければ次の大祭司は断つことができません。そこで、ヨハネは捕らえられました。そして、イエス様がまことの大祭司として働きを開始されます。

・イエスの宣教の開始:17-22節
イエス様が宣教を開始されて、第一声に言われたことは何ですか?それはバプテスマのヨハネと違ったことを言っていますか?同じ事ですか?
続けて、イエス様は弟子たちを選ばれます。ここで、最初に選ばれたシモンとアンデレはどのような仕事をしていましたか?イエス様はそれをどうされると言われましたか?
そのことばを受けて、20節で彼らはどのような反応をしていますか?私たちは神のことばが語られたとき、このような反応をしていますか?
また、次の弟子ヤコブとヨハネをお呼びになりました。22節で彼らはどのように反応していますか?

・イエス様の働き:23-25節
23節には、イエス様がされた働きの三つがあります。それは何でしょうか?その結果、どのようになりましたか?

【5章】山上の垂訓

・八つの幸い:1-12節
この群衆とはどのような群衆でしょうか。直前の4章の最後を確認しましょう。イエス様がお座りなったとき、誰がみもとに来ましたか?自分はその者とされているでしょうか?
2節からは、八つの祝福が書かれています。その八つをよく見て、その者はどうなるかを確認しましょう。

・地の塩世の光:13-16節
ここでは塩に関しての特長が書かれています。塩が塩気を失うとどうなりますか?私たちにとっての塩気とは何でしょうか?
14節からは光の特長が書かれています。私たちの光は何でしょうか?それを行うと、人々はどのようになると書かれていますか?これが光の行いです。自己満足からのものではありません。

・律法の成就:17-20節
イエス様が来られた目的があります。それ何でしょうか?多くの福音書の箇所を読むと、イエス様は既成概念をぶち壊しているように思えますが、それは、人々が作り上げた間違った神観、信仰を正されているに過ぎません。
この律法はなくなりますか?18節を見てみましょう。この律法を小さな者として退けるなら、どのようになりますか?
また、私たちの義とパリサイ人の義はどちらが勝らなければなりませんか?パリサイ人の義とは何でしょうか?神のために何かを行うのではなく、自分の立派さを保つための義です。私たちが追い求めるのは神の義です。パリサイ人の義に勝らないなら、どうなりますか?

・殺人:21-26節
新約時代の殺人をイエス様は定義されています。22節には何が殺人であると書かれていますか?また、礼拝を献げるのと、仲直りはどちらが大切ですか?神の戒めを守る第一の戒めの完成は隣人を愛することです。ここで主の戒めを守らない者は、どのようになると書かれていますか?

・姦淫:27-32節
イエス様は新約時代の姦淫をどのように再定義されましたか?29節では恐ろしいことが書かれていますが、これはどういうことでしょうか?それほど間でして、聖さを守りなさいと言うことではないでしょうか。

・誓い:33-37節
旧約聖書の時代は「誓った事は果たせ」でしたが、新約時代ではどうなっているでしょうか。
37節に書かれていることは、律法が「良い」と言っているものに従い、律法が「悪い」と言っているものを避ける生き方です。それ以上に人の考えをそこに混ぜることは悪いことです。

・求める者に与える:38-42節
旧約聖書では「やられたらやられた分をやり返す」というものでしたが、イエス様はどのようにこれを再定義されましたか?右の頬を殴られたらどうしなさいと書かれていますか?敵に仕返しをすることと、この事と、どちらが難しいですか?その他、様々な例が書かれていますが、それは簡単なことでしょうか?

・敵を愛する:43-48節
また、44節からは、敵にどのように対処するかが書かれています。敵に対してはどうしなさいと書かれていますか?また、迫害する者のためにはどうしなさいと書かれていますか?
そうするとどうなると書かれていますか?これはとても大変なことですが、これを実行するために必要なのが祈りです。みことばの基準を知って、現在の自分とのギャップに苦しみます。しかし、どうにかしてみことばの基準に達したいと願い、祈るとき、主は私たちを少しずつ造りかえてくださいます。そうして、天の父が完全であるように、私たちも完全にされます。

【6章】山上の垂訓

・善行とほどこし:1-4節
1節を見ると、何のための善行をしないようにと言われていますか?誰のために善行をすることが大切ですか?もし、人によく見られたいからと言う動機で善行を行うなら、報いをすでに受け取ることとなります。そのため、善行はどのようにすれば良いとみことばは進めているでしょうか。3節をよく読んで見ましょう。

・祈るとき:5-15節
ここも先ほどの善行と同じ動機でしてはならないと書かれています。では、祈るときはどのようにすればいいと書かれているでしょうか。6節を見てみましょう。これは心の姿勢です。続いて、実際の祈りに関しては7節を見てみましょう。
それだから、主は祈り方を教えてくださいます。どのように祈れば良いでしょうか。イエス様は祈り方を教えてくださいました。それはどういうものでしょうか。9-13節です。これは、可能であれば暗記しましょう。口語訳のものでも大丈夫です。これは「主の祈り」と言われていますが、私が思うに、厳密には「主が教えてくださった祈り」です。(実際のイエス様の祈りはヨハネ17章に出てきます)これは祈りの型です。イエス様が「こう祈りなさい」と教えてくださったので、完璧な祈りです。これをまず毎日口ずさみ、そしてこれをベースとして祈りを広げていくなら、それは主の御心にかなった祈りとなることと信じます。
そして、祈るだけではなく、その実が大切です。この祈りの後、イエス様は大切なことを教えてくださっています。14-15節にはどのようなトピックが書かれていますか?また、それを実践するときとしないとき、どのような事が起こるかをみことばから確認してみましょう。

・断食:16-18節
断食も今までと同じコンセプトです。人に立派に思われたいと思う断食は主に喜ばれないものです。では、どのような断食が主によろこばれるでしょうか。17-18節を見てみましょう。

・宝:19-34節
ここからは宝について語られています。宝は大切なものです。それを主はどこに蓄えなさいと言われているでしょうか。その理由はなぜしょうか。
22節からは目について語られています。目は何を判断するのに有益でしょうか。
24節は主人に関して書かれています。私たちの主人は何と何になりえるでしょうか。どちらに仕える必要があるでしょうか。しかし、私たちは名にも考えないとどちらに従ってしまうでしょうか。
25節以降は、心配に関して取り扱われています。神様は私たちに心配しなさいと言われているでしょうか。それとも、心配するなと言われているでしょうか。これはお勧めやお願いではありません。イエス様からの命令です。心配はしてはいけないのです。その理由はどうしてでしょうか。
これだけの神様の保証と約束があるから、私たちがしなければならないことがあります。それは何でしょうか。33-34節を見てみましょう。この33節のことを実践するからこそ、34節の事が実現していきます。

(5)ノートに記す

文中の質問、また以下の質問の回答をノートに記しましょう。
 ・【観察】今日の通読箇所の内容を簡潔にまとめましょう。
 ・【観察】神様はどのようなお方ですか?神様のご性質や神様がどのように働かれるかを書きましょう。
 ・【観察】ここからどんな真理や教訓を学べますか?
 ・【適用】自分の生活にどのようにあてはめることができますか?
 ・【感謝】受けた恵みや感謝はありますか?
 ・【祈り】実行できるように祈りましょう。

(6)祈り

実行できるように、主に切に求めて祈りましょう。

(7)分かち合う

ページの一番下にある「コメントを残す」というところに、受けた恵みを分かち合いましょう。

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