シャローム!
今日から新約聖書の通読が始まります。今まで読んできた旧約聖書は、全てここに書かれているイエス・キリストに向かって書かれています。そして、全ての預言は主の再臨と新しいエルサレムに向けて書かれています。
イエス様以前の人々が得ることができなかった永遠のいのちを与えるため、イエス様は来て下さいました。ここに私たちの救いがあります。希望があります。
また、今日から、いままでよりも聖書の通読に集中していただきたいという思いから、コラムも旧約聖書の時と比べて簡素にしようと考えています。質問などがあれば、ホームページのコメント欄にご記入ください。わかる範囲でお答えできたらと願います。
それでは、今日も知恵と啓示の御霊に導かれて、みことばから教えられて生きましょう。
今日の通読箇所:マタイの福音書 1章-3章
■アウトライン
●イエス・キリストの系図:1章
・アブラハムからダビデ:1-6節
・ダビデからエコニヤ:6-11節
・エコニヤからイエス:12-17節
・イエスの誕生:18-25節
●ナザレ人イエス:2章
・ヘロデと博士たち:1-12節
・初子の死:13-23節
●悔い改めなさい:3章
・バプテスマのヨハネ:1-12節
・イエスの受洗:13-17節
(1)通読のために心を整える
心を静めて、知恵と啓示の御霊をお迎えしましょう。
(2)通読
今日の通読箇所をまず音読しましょう。
(3)自分なりの受け取ったことをノートに書き記す
コラムを読む前に、自分なりに受け取ったことをノートにまとめてみましょう。
(4)コラムを読む
コラムを読み、質問の答えを考えてみましょう。
■コラム
【1章】イエス・キリストの系図
・アブラハムからダビデ:1-6節
・ダビデからエコニヤ:6-11節
・エコニヤからイエス:12-17節
今まで読んできた旧約聖書の歴史が書かれています。人物を見ただけで園背景が浮かんでくるようです。マタイの福音書は私たち異邦人にも向けて書かれていますが、第一義的にはユダヤ人に向けて書かれた福音書です。また、キリストの王という側面を意識して書かれています。
ユダヤ人の遣う旧約聖書は最後が第二歴代誌で、王がいなくなり、時代が終わります。その暗やみのような所に来て下さったのが王の王であるキリストです。
また、ユダヤ人は系図をとても重視します。そのような観点でこの系図に書かれている人物を思い出しながら通読してみましょう。
・イエスの誕生:18-25節
18節を見ると、イエスの母マリヤが出てきます。彼女は何によって身重になったと書かれていますか?このように、イエス様は人の力によってお生まれになったのではないことがわかります。
19節にはヨセフの性質が書かれています。彼はどのような人ですか?これは、単に良い人ということではなく、神の律法を聞き、それに忠実に従い続けている人です。主はそのような者を選ばれました。
20-21節に書かれていることを、自分がヨセフになったと仮定して受け取ってみましょう。その驚きと戸惑いはどれ程でしょうか。また、同時に励ましと安心をも得たでしょう。
23節、イエス様のお名前の一つが出てきます。それはどういう意味でしょうか?
24節、当時は婚前交渉は死罪にあたる罪です。もちろん、ヨセフとマリヤは肉体関係は持っておらず、聖霊様がマリヤの胎に直接イエス様を置かれました。しかし、人々はそのことが理解できません。そのようなリスクを背負い、彼らは一緒になり、聖さを守り、イエス様の誕生を待ちます。
【2章】ナザレ人イエス
・ヘロデと博士たち:1-12節
1節を見ると、イエス様はどこで産まれましたか?その地名は「パンの家」という意味です。どうしてパンの家なのでしょうか?この地が出身の王がダビデです。また、この地域は神殿に献げられるための羊が育てられています。すべて、イエス様の生涯を預言しています。
2節、博士たちは産まれた赤子を何と呼んでいますか?それを来てヘロデ王とエルサレム中の住人はどうなりましたか?
そこでヘロデは祭司長と学者を集めて、救い主について調べさせます。彼らの報告はどのようなものでしたか?どうしてヘロデは場所と時間を知りたかったのでしょうか?8節にその答えがあります。この事から、イエス様が王の王であることがわかります。
博士たちは星に導かれ、イエス様がおられる家に入ってどうしましたか?赤子にこのような態度を取るのは不思議ですが、彼らはその本当の意味を知っていました。
そして、博士たちが献げた贈り物は何ですか?これらは宝の箱とあるように、非常な高級品でした。黄金は神殿の聖所で用いられる神を表す鉱物です。乳香は祭司が用いる香です。没薬は死体の埋葬の時に用いるものです。全てイエス様の生涯を預言しています。
博士たちはこの役目を終え、ヘロデの所には戻りません。王の命令よりも御霊の命令に従った結果です。
・初子の死:13-23節
13節から、なぜヨセフはこのような行動を取ったのでしょうか?これは旧約聖書のある出来事に酷似していますが、それは何かわかりますか?その出来事とこの時の事を比較してみましょう。
23節、ヨセフたちはエジプトから戻ってイスラエルのどこに住みますか?それは旧約聖書で何度も預言されていた「若枝」という地名の場所です。預言が成就しています。
【3章】悔い改めなさい
・バプテスマのヨハネ:1-12節
バブテスマのヨハネという人物が出てきます。バプテスマとは洗礼という意味で、「浸り続ける」という意味があります。
彼のメッセージはどのようなものでしょうか?また、この人物はどのような恰好をして、何を食べていましたか?
この人物を求めて、全国から人々がやってきますが、バプテスマのヨハネは彼らに何と言っていますか?7節を見てみましょう。また、それはどうしてかわかりますか?バビロン捕囚以降のイスラエルの様子を思い出してみましょう。
特に8節に注目しましょう。実が大切です。実を結ばせるまで悔い改めを続けましょう。
また、バプテスマのヨハネと、イエス様のバプテスマが11節で比較されています。それぞれ、何できよめられますか?
・イエスの受洗:13-17節
イエス様は神が人の形をとられたお方です。見た目は完全に人ですが、同時に完全に神でもあられるお方です。このお方がどうしてバプテスマのヨハネから洗礼を受ける必要があったのでしょうか?14-15節を見てみましょう。その結果、どうなりましたか?
イエス様は別名、「生きたトーラ(律法)」と呼ばれるお方です。みことばが人となられたお方です。このみことばの上に、御霊が下されました。その時、語られたのが17節です。それはどういう意味でしょうか?マラキ4:6も見ながら、その意味を求めて祈ってみましょう。
(5)ノートに記す
文中の質問、また以下の質問の回答をノートに記しましょう。
・【観察】今日の通読箇所の内容を簡潔にまとめましょう。
・【観察】神様はどのようなお方ですか?神様のご性質や神様がどのように働かれるかを書きましょう。
・【観察】ここからどんな真理や教訓を学べますか?
・【適用】自分の生活にどのようにあてはめることができますか?
・【感謝】受けた恵みや感謝はありますか?
・【祈り】実行できるように祈りましょう。
(6)祈り
実行できるように、主に切に求めて祈りましょう。
(7)分かち合う
ページの一番下にある「コメントを残す」というところに、受けた恵みを分かち合いましょう。