聖書通読クラブDay 288

聖書通読クラブDay 288【マタイの福音書 16章-18章】

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シャローム!

イエス様の働きはどんどんと奥義へと導かれていきます。今日の通読箇所では、聖書で初めて「教会」ということばが出てきます。何が教会でしょうか?それは私たちの知っている教会と同じでしょうか?違っているでしょうか?イエス様の考えておられる教会とは何でしょうか?
また、子どものようになること、また赦すことが語られています。ともに、自分が中心となっていては決してできないことです。そして、この事を行うことはイエス様を知らない人から見ると愚かに見えるでしょう。しかし、これがイエス様の願いです。この願い通りに生きていくことができるよう、今日もみことばに教えられていきましょう。

今日の通読箇所:マタイの福音書 16章-18章

■アウトライン

●奥義:16章
  ・時のしるしを見分ける:1-4節
  ・パン種:5-12節
  ・天の御国の鍵:13-20節
  ・下がれサタン:21-28節

●十字架への足音:17章
  ・変貌山:1-8節
  ・すでに来たエリヤ:9-13節
  ・てんかんのいやし:14-18節
  ・山を移す信仰:19-21節
  ・十字架の予告:22-23節
  ・納税の奇跡:24-27節

●子どものような信仰と赦し:18章
  ・天の御国で一番偉い者:1-6節
  ・迷い出た一匹の羊:7-14節
  ・天と地をつなぐ:15-20節
  ・兄弟の赦し:21-35節

(1)通読のために心を整える

心を静めて、知恵と啓示の御霊をお迎えしましょう。

(2)通読

今日の通読箇所をまず音読しましょう。

(3)自分なりの受け取ったことをノートに書き記す

コラムを読む前に、自分なりに受け取ったことをノートにまとめてみましょう。

(4)コラムを読む

コラムを読み、質問の答えを考えてみましょう。

■コラム

【16章】奥義

・時のしるしを見分ける:1-4節
パリサイ人やサドカイ人がイエス様のところに寄ってきます。彼らの目的は何ですか?それに対して、イエス様はどのように答えられましたか?何を見分けろと言われましたか?
しるしとは、証拠としての奇跡です。彼らはイエス様から顕著な目に見える証拠としての奇跡を求めました。そのようなものを求める時代は、イエス様はどのような時代だと言われましたか?また、唯一起こるしるしは、何のしるしだと言われていますか?

・パン種:5-12節
弟子が忘れたものは何ですか?その時、イエス様は何について話を始められましたか?それで、弟子たちはどう思いましたか?イエス様は弟子たちの思いを知って、彼らをどう評価され、何と言われましたか?そして、11節でご自身が言いたかった事を伝えられます。
ここから何が学べるでしょうか。私たちの心を占めているもので私たちは周りを見ていると言うことです。弟子たちはパンを忘れた事で頭がいっぱいだったので、イエス様は最初から「パリサイ人やサドカイ人のパン種に気をつけなさい」と言われていたのですが、弟子たちはそれを聞き逃してしまいました。大切な事を聞き逃さないために私たちが心がけるには、どうしたら良いでしょうか?考えてみましょう。

・天の御国の鍵:13-20節
イエス様は、人々がイエス様についてどのように言っているかを聞かれ、弟子たちにも聞かれます。そこでペテロは何と答えましたか?
イエス様はご自身が付けたニックネームである「ペテロ」とは呼ばないで、彼の本名「バルヨナ(ヨナの子)シモン」と言われました。イエス様が個人的にペテロに話しかけるときに使われる呼び名です。この事をペテロに示したのはどなたかと17節で言われていますか?
奥義をはっきりと語ったペテロに、イエス様は預言をされます。ペテロとは「岩」という意味です。イエス様はここで「教会」と言うことばを御口から出されました。この時、まだ教会はありませんでした。教会とは「エクレシア」ということばです。これは建物としての教会を指すのではなく、「召された者たちの集まり」という意味です。イエス様はまだ誕生していない教会の誕生を宣言されました。イエス様は岩の上に誰の教会を建てると言われましたか?つまり、教会は誰の所有ですか?この教会の強さはどれくらいでしょうか?
また、ペテロがイエス様から受け取ったものは何でしょうか?それを用いるとどういうことがおこりますか?二つの場所が出てきますが、どちらが先ですか?ここで「つなぐ」と言うのは「禁止する」ということです。かつて、祭司の前に持ってきた者を祭司が「汚れている」と宣言する事と同じです。また、「解く」とは、「許可する」と言うことです。祭司が「聖い」と宣言することと同じです。この働きが信じる者に託されてます。ペテロは、後に使徒の働き3章でこの鍵を用います。
また、イエス様はご自分がキリストである事を黙っておくように言われました。どうしてでしょうか?
おそらく、まだ十字架の時ではなかったので、余計な言い争いや混乱を避けるためにこのように言われたのでは無いかと思います。

・下がれサタン:21-28節
イエス様は今までと違う言動をされています。今までは、しるしや奇跡が中心でしたが、教会の宣言をされた後はより深い奥義に入っていきます。21節でイエス様はとても大切なことを言われています。それはどういうものですか?すると、ペテロはどういう行動に出ましたか?いさめるとは、目上の人に対して、間違いや欠点を指摘したりすることです。ペテロはイエス様に称賛され、舞い上がっていたのかも知れません。そのようなペテロに対して、イエス様は何と言われましたか?これは衝撃的なみことばです。なぜペテロをその様に呼んだのでしょうか?その後に理由が書かれています。ここから、ペテロの動機をうかがい知ることができます。私たちもペテロになるかもしれません。
その上、24節で弟子たちにどのように言われましたか?イエス様についてきたい者はどのようにしなければなりませんか?逆説的な事が書かれていますが、これが真実です。そのために信仰が必要です。
さらに、イエス様は核心に迫られます。26節、人に与えられているもので何が一番大切なのでしょうか。

【17章】十字架への足音

・変貌山:1-8節
イエス様の衝撃的な奥義が語られて六日たちました。イエス様は誰を連れてどこに行かれましたか?すると、どうなりましたか?さらに、誰と誰が来てどうしましたか?この箇所とマラキ書4章を比較してみましょう。
ここでもペテロがやってくれます。彼は何を言いましたか?ペテロが話しているうちに、今度はどうなりましたか?それが起こると弟子たちはどうしましたか?彼らが目を上げると、どうなっていますか?
モーセは律法の書の代表、エリヤは預言者の書の代表ですが、彼らが消え、イエス様だけが残っています。みことばはすべてイエス様を指し示している事をあらわしています。

・すでに来たエリヤ:9-13節
イエス様はこの出来事を口外しないことを命じられます。その後、弟子たちが質問していますが、それはどういうことでしょうか?
イエス様はその人物について語られていますが、その内容を確認してみましょう。弟子たちがここで悟った事は何でしょうか?

・てんかんのいやし:14-18節
イエス様たちは山から下りて来られました。そこで来た人はどのような人でしたか?彼の行動に注目してみたいと思います。彼は14節でイエス様のそば近くで、どうしていますか?これは主に対する恐れの行動であり、また礼拝と同じ行為です。また、15節で、イエス様に対してどのように呼んでおられますか?そして、自分の息子をどうしてくれと言っていますか?それを聞いて、イエス様は何と答えられましたか?
彼は事情を説明し、その子を弟子のところに連れてきたと告白します。弟子たちは彼の息子に対してどうしましたか?結果はどうでしたか?それを聞いてイエス様は17節でどう言われていますか?そして、彼の息子に対してどうされましたか?ここから何が学べますか?

・山を移す信仰:19-21節
弟子たちはイエス様にできたことが自分たちにできなかったことを疑問に思い、そっと質問します。それに対するイエス様の答えは何でしたか?もし、何があったらどうなると言われていますか?山は実際の山をも意味しますし、この世の権力をも意味します。
この事に対して、注釈があります。21節によると、何によらなければならないと書いていますか?その二つを実践してみましょう。

・十字架の予告:22-23節
イエス様はご自分が来られた目的を徐々に明かされていきます。これが福音の中心です。その内容はどのようなものでしょうか?聞いた彼らはどのような反応をしたでしょうか?人間的に考えたらこの事は当然ですが、神様のご計画の視点から見ると、これはどう見えるでしょうか?

・納税の奇跡:24-27節
ここでは納税の事柄に関して書かれています。律法では神殿税のことが出エジプト記30章に書かれています。値段は半シェケル、二デナリです。これを徴収する者が来たとき、ペテロはどう答えましたか?この人の質問はペテロ本人に関しての質問でしたか?それとも、イエス様に関してですか?ペテロはイエス様に相談してこの返答をしているでしょうか?それとも自分で判断しているでしょうか?
それに対して、イエス様はペテロに質問します。25節の内容を見てみましょう。ペテロの答えと、それに対するイエス様の答えを見てみましょう。彼らに納税の義務はありましたか?ありませんでしたか?
イエス様はそれでも、彼らにつまづきを与えないためにといって、奇跡を行われます。それはどのようなものでしたか?
イエス様はこのように、ペテロが口走ってしまったことも、優しい方法でその証言が偽りとならないようにして下さっています。

【18章】子どものような信仰と赦し

・天の御国で一番偉い者:1-6節
弟子たちの関心はいつもこの事でした。弟子たちが話し合っていた内容は何でしょうか?イエス様は誰が一番偉いと言われましたか?
私たちはどうすれば天の御国に入ることができると3節に書かれていますか?
ここで言われている「子どものように」とは、「信頼の心を持ち、謙遜で、愛の心を持ち、赦す心を持つ者」という意味です。私たちの考える子どもとかけ離れているかも知れませんが、聖書ではそのようにたとえられています。4節では、この子どものようにどうする者が天の御国で一番偉いと書かれていますか?
また、このような実を低くした謙遜な者を受け入れる者は、誰を受け入れると言われていますか?また、その者につまづきを与えるなら、どうなると言われていますか?

・迷い出た一匹の羊:7-14節
イエス様はつまづきが起こるのは避けられないと言われています。これは、この世が罪を犯させる誘惑、つまり、悪を行わせる影響力があるという意味です。事実、エペソ2章にはこの世の君はサタンだと書かれています。しかし、イエス様は何がわざわいだと言っていますか?誘惑の元となる者、媒介となる者がわざわいです。
8-9節は衝撃的な事が書かれています。これほどまでにして聖さを守ることが大切です。罪を犯させるものに対する姿勢をここから学ぶことができます。
それで、イエス様は10節で、人を見下げないように言われます。また、ここを見ると、一人ひとりに御使いが遣わされているようです。その御使いはいつもどうしていると書かれていますか?
それで、イエス様は11節でご自分が来られたことの目的を語られます。イエス様は何のために来て下さいましたか?
12節からは失われた一匹の羊のたとえです。九十九匹の羊と一匹の羊、どちらをよろこんでいますか?無くなったものが見つかるのはうれしいことです。このたとえの意味する所は何でしょうか?14節がその答えです。父のみこころは何ですか?

・天と地をつなぐ:15-20節
ここでは、兄弟が罪を犯したときの対処法が書かれています。もし兄弟が罪を犯したならどうしろと書かれていますか?これは勇気のいることですが、とても大切なことです。それでもし兄弟が悔い改めたのなら、その兄弟を罪の奴隷から連れ戻した事になります。
しかし、もし、兄弟が聞き入れないならどうすると書かれていますか?それでも聞き入れないならどうですか?さらに聞き入れないと最後にはどうなりますか?
18節からは、16章で書かれていたことが繰り返されています。しかし、19節からそれに加えられていることがあります。どうしたら天の父はそれをかなえて下さると書かれていますか?20節にある姿がエクレシア、つまり召された者たちの集まり、教会の本来の姿です。その中心は何だと書かれていますか?

・兄弟の赦し:21-35節
ここで、またペテロが質問します。彼はめちゃくちゃな正確に思えますが、空気も読まずにこのように大胆に質問してくれるので、私たちもその恩恵にあずかっています。彼がここでした質問の内容は何ですか?それに対して、イエス様はどう答えられましたか?
この赦しと言うことに関して、イエス様は王のたとえを話されます。その内容はどのようなものですか?短くまとめてみましょう。つまり、どういうことを言いたいのでしょうか?このたとえの結論は35節にあります。私たちもこれを行いましょう。

(5)ノートに記す

文中の質問、また以下の質問の回答をノートに記しましょう。
 ・【観察】今日の通読箇所の内容を簡潔にまとめましょう。
 ・【観察】神様はどのようなお方ですか?神様のご性質や神様がどのように働かれるかを書きましょう。
 ・【観察】ここからどんな真理や教訓を学べますか?
 ・【適用】自分の生活にどのようにあてはめることができますか?
 ・【感謝】受けた恵みや感謝はありますか?
 ・【祈り】実行できるように祈りましょう。

(6)祈り

実行できるように、主に切に求めて祈りましょう。

(7)分かち合う

ページの一番下にある「コメントを残す」というところに、受けた恵みを分かち合いましょう。

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