聖書通読クラブ Day 123

聖書通読クラブ Day 123【歴代誌 第二 4章~6章】

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シャローム!

主はご自身の御名を宮に置くと仰せられました。全地宇宙も、すべての被造物を創造された方がご自分の創造された物の中に住まわれるのです。
私たちの頭脳では到底理解できないことですが、これが主の私たちに対する愛です。へりくだりです。
主はわざわざ私たちと関係を持ちたいという願いから、小さな宮の中に御名を老いてくださいました。そして、そこで祈りを捧げるなら、主はその祈りに耳を傾けてくださるのです。
今は私たちが主の宮です。いつでもどこでもイエス様のお名前によって祈ることができます。なんという感謝な事でしょうか。

今日もみことばを朗読し、教えられていきましょう。

今日の通読箇所:歴代誌 第二 4章~6章

■アウトライン

宮の完成と礼拝

●礼拝のための器具:4章
  ・青銅の祭壇、海、洗盤:1-10節
  ・仕事の完成:11-18節
  ・神の宮の用具:19-22節

●ひとつとなる:5章
  ・工事の完成:1節
  ・運び込まれる神の箱:2-10節
  ・一致した賛美:11-14節

●ソロモンの祈り:6章
  ・ソロモンの祝福:1-3節
  ・主の宮の建築の経緯:4-11節
  ・ソロモンの礼拝:12-17節
  ・ソロモンの祈り:18-23節
  ・敵に負けたときの願い:24-25節
  ・雨が降らないときの願い:26-27節
  ・疫病の願い:28-31節
  ・異邦人のための願い:32-35節
  ・とらわれた時の願い:36-39節
  ・神への願い:40-42節

(1)通読のために心を整える

心を静めて、知恵と啓示の御霊をお迎えしましょう。

(2)通読

今日の通読箇所をまず音読しましょう。

(3)自分なりの受け取ったことをノートに書き記す

コラムを読む前に、自分なりに受け取ったことをノートにまとめてみましょう。

(4)コラムを読む

コラムを読み、質問の答えを考えてみましょう。

■コラム

【4章】礼拝のための器具

・青銅の祭壇、海、洗盤:1-10節
神殿の建築は続きます。まずは青銅の祭壇です。これは神殿の外の庭の部分に置かれます。聖所の入り口の前に置かれているものです。
大きさはモーセの幕屋の四倍の大きさです。高さはもっと高く、階段がもうけられていました。
この祭壇はいけにえが捧げられる場所です。そして、神殿の市場最初にある器具です。これは悔い改めを意味する器具になります。
私たちの神様に喜ばれない部分がみことばの剣によって切り分けられ、それを悔い改めの祈りと共に主にお献げするなら、主は天から火を降らしていけにえを焼き尽くし、その香りを嗅いで喜ばれます。この事を通して私たちが神の似姿に変えられていくからです。
続いては海が出てきます。この後出てくる洗盤と同じようなものですが、少し働きが違っていました。
この海は祭司たちが自分の身をきよめるために用いられたものです。
一方、南北に5つずつ置かれた洗盤はいけにえを洗うように用いられたようです。これはモーセの幕屋にはありませんでした。モーセの幕屋と比べて、おびただしい数のいけにえが捧げられるようになっていますので、これだけの数が必要だったのでしょう。
洗盤は私たちのアイデンティティーの回復を意味します。青銅で作られた洗盤に水が張られると鏡のようになります。そこをのぞき込むなら、自分の顔と天が同時に見えます。
つまり、聖書が私のことをどう言っているかを回復するのが洗盤の役割です。神様はみなさんのことをどのようにご覧になっているでしょうか。通読を通して宝を見つけていきましょう。
続いては聖所の中の器具です。金の燭台が作られています。庭に置かれている器具は青銅で作られていますが、聖所の中は金で作られています。
このパンの机はみことばを意味します。みことばのパンです。そして、その机を照らすのが燭台の役割です。
みことばを読むときに独りよがりで読むのではなく、祈りつつ、知恵啓示の御霊なる主の助けを求めて読むなら、このお方がみことばのパンを照らしてくださり、私たちを永遠のいのちに導くみことばを教えてくださいます。

・仕事の完成:11-18節
ソロモンはフラムに複雑なデザインの青銅の器具をオーダーします。様々な器具が作られていますが、それはヨルダンの低地の粘土層の土地で作った物を運んできました。その量はあまりにも多すぎてはかれないほどでした。

・神の宮の用具:19-22節
先ほどもお伝えしましたが、聖所の器具はすべて金が用いられています。モーセの幕屋ではパンの机はアカシヤ材に金が被せられていましたが、ソロモン神殿ではすべて純金です。
燭台の光で照らされた金張りの聖所の荘厳さはどれ程だったでしょうか。

【5章】ひとつとなる

・工事の完成:1節
ついに親子二代にわたっての悲願であった神殿の工事が完了します。外側が完成したので、今度は様々な器具が中に運び込まれます。
ダビデは生前から主の宮のために様々な物を主のために聖別して取っていました。それらが運び込まれます。

・運び込まれる神の箱:2-10節
それからダビデの幕屋として機能していたダビデの町にある神の契約の箱が神殿の所に運ばれます。
ギブオンにあったモーセの幕屋にあった器具も神殿に集められました。そして第七の月の新月の祭りにイスラエルのすべての人は王の前に集まります。
この時期はちょうど秋の祭りのシーズンです。秋の祭りは天でのキリストと花嫁なる教会との婚姻を啓示する喜びの祭りです。
様々な器具、また人々が神殿にあつまり、ひとつとされています。ひとつとなるところに喜びがあります。
民はよろこびのあまり、数えきれないほどのいけにえをささげました。最後に、運ばれてきた契約の箱が至聖所に入れられます。
契約の箱は大きなケルビムの下に置かれます。計画通りちょうどのサイズです。
契約の箱には、モーセが山で神様から受け取ったあかしの板、アロンの杖、そしてマナが入れられていましたが、異邦人に奪われた間に中身は二枚のあかしの板だけになっていました。

・一致した賛美:11-14節
ここで、祭司やレビ人たちも集まっています。彼らは24組に分けられ、シフト制で礼拝していますが、ここでは神殿の奉献という特別な時なので一同に集まっています。
これだけ大勢の人たちがあつまって賛美を捧げていますが、彼らの様子はどうであったと13節に書かれているでしょうか。まるでひとりでもあるかのように一致して歌声を響かせ、賛美していました。
オーケストラも多くの楽器がありますがまるで一つの音のように様々な楽器が聞こえてきます。それ以上の一致をそこに見ることができました。
主をほめたたえるこの時の賛美はどれほど素晴らしい物だったでしょうか。毎週の礼拝でこのような賛美を捧げていきたいです。
その様な賛美を捧げると何が起こるでしょうか。14節を見てみましょう。これほどの臨在をいつも体験したいと願います。

【6章】ソロモンの祈り

・ソロモンの祝福:1-3節
すべてのものが一つの所に集められました。そこで賛美が捧げられたとき、主の栄光が宮を満たし、祭司たちは立って仕えることができませんでした。
そこでソロモンは少し不思議なことを言います。「主は、暗やみの中に住む、と仰せられました。」
主は光であられるお方なのに、どうして暗やみに住まわれるのでしょうか。しかも、主ご自身がその様に仰せられたというのです。
ひとつは出エジプトの時、主ご自身が黒雲となって迫ってくるエジプト軍を混乱させました。
また、詩篇18:11には「主はやみを隠れ家として、回りに置かれた。その仮庵は雨雲の暗やみ、濃い雲。」とあります。
また、創世記のはじめには暗闇がありました。
私たちは暗やみイコール悪と考えがちですが、主は光も暗やみをも治めておられるお方です。

・主の宮の建築の経緯:4-11節
ソロモンはイスラエル前集団を祝福します。まず、ここに至った経緯を述べます。
出エジプトの目的は神の住まいをもうけることです。つまり、ここに一つの大きな時代のゴールがあります。神の国の訪れです。
ダビデの願いは主のために宮を建てることでした。しかし主はソロモンにその事をさせられます。
私たちがなしえなかったことがあったとしても、子どもたちがその事を達成してくれるかもしれません。祈って主に伺ってみましょう。

・ソロモンの礼拝:12-17節
ソロモンはここから祈り、礼拝します。ここでは前集団の前でひざまずき、両手を天に差し伸べて祈っています。王自ら礼拝を示しました。その祈りの内容は一言で言うとどのようなものでしょうか。みことばから受け取りましょう。
一言で言うなら、罪の赦しです。多くの祈りはこの悔い改め、罪の赦しから入ります。幕屋の構造を見てもその事がわかるでしょう。
悔い改める者に天の御国は近づくのです。

・ソロモンの祈り:18-23節
主は人の手で作った宮に住まわれるほど小さなお方ではありません。ではなぜこのような宮を作ったのでしょうか。それは主ご自身がご自分の御名をそこに置くと言われたからです。
この宮に主の御名が置かれていると言うことは、ここに来て祈るならその祈りは主ご自身に届くと言うことになります。
そして、その祈りの内容も私たちの祈りを聞いて赦してくださいというものです。

・敵に負けたときの願い:24-25節
この宮に来て祈るとき、主は正しいさばきをしてくださいます。まずはとなり人への罪を犯したとき、つまり、人間関係のトラブルが起きたときに正しいさばきを行ってくださいと祈ることができます。
次に、敵に打ち負かされる時の祈りです。敵に負けたときは立ち返って御名をほめたたえることが書かれています。普通ならば悔しがりますが、主は彼らの目を主ご自身に向けさせます。それが勝利の秘訣です。

・雨が降らないときの願い:26-27節
また、雨が降らないという天候のことも宮で祈られます。昨今は異常気象で災害が増えています。祈りましょう。主はその祈りを聞いてくださいます。

・疫病の願い:28-31節
続いては疫病です。切実な問題です。主の宮でその事を祈ることができます。心を合わせて、今こそ疫病のために祈りましょう。また、この疫病と赦しも密接に関わっていることも興味深いです。私たちの罪を悔い改めることが疫病の蔓延に歯止めをかけるかもしれません。

・異邦人のための願い:32-35節
イスラエルの人々は異邦人を嫌います。汚れたものとしてみなします。しかし、ソロモンは公平な目で異邦人を見ていました。
異邦人もこの宮に来て祈ることが許されていました。もし主が異邦人の祈りをも聞いてくださるなら、全世界の民は主をあがめるようになるからです。
事実、イエス様の時代には神殿の庭は異邦人に開放され、そこで異邦人が礼拝することが許されていました。主の家はすべての民の祈りの家であることを感謝します。

・とらわれた時の願い:36-39節
ここに大きな真理があります。「罪を犯さない人間はひとりもいないのですから」と書かれています。その通りです。この地上で罪をひとつも犯さずに生きたのはイエス様ただひとりです。人は生まれながらにして罪を持っています。
罪を犯したなら、その者は捕虜としてとらわれると書かれています。それは地下牢獄に閉じ込められるという物理的なことではなく、霊的な捕虜です。権力やお金、様々な偶像の支配に置かれ、そこから出てこれなくなることです。
その捕らわれの地でみずから反省して悔い改め、主に祈るなら主は赦してくださいます。
奇しくもこの祈りはイスラエルの人々に取って現実の物となっていまい、実際にアッシリヤ、そしてバビロンに捕囚されます。

・神への願い:40-42節
そうして、ソロモンは祈りをまとめていきます。主ご自身が安息される事を願っています。そして祭司に救いをまとわせ、聖徒にいつくしみを喜ばせてくださいと祈っています。
このソロモンを通して、救いの一つの形を見ることができます。それは、私たちが主に向かって祈るなら、主は聞いてくださると言うことです。
もし、子どもが崖から落ちそうになっていて、「助けて」と叫ぶなら私たちは助けるでしょう。それが救いです。
天の父は私たちが「助けて」と叫ぶなら、なおのこと私たちを助けたいと願い、御手を動かしてくださいます。
私たちの心からの祈りと願いは主に聞かれます。そして、私たちを救ってくださいます。

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(5)ノートに記す

文中の質問、また以下の質問の回答をノートに記しましょう。
 ・【観察】今日の通読箇所の内容を簡潔にまとめましょう。
 ・【観察】神様はどのようなお方ですか?神様のご性質や神様がどのように働かれるかを書きましょう。
 ・【観察】ここからどんな真理や教訓を学べますか?
 ・【適用】自分の生活にどのようにあてはめることができますか?
 ・【感謝】受けた恵みや感謝はありますか?
 ・【祈り】実行できるように祈りましょう。

(6)祈り

実行できるように、主に切に求めて祈りましょう。

(7)分かち合う

ページの一番下にある「コメントを残す」というところに、受けた恵みを分かち合いましょう。

ソロモン神殿とモーセの幕屋の見取り図 | 聖書通読クラブ

1件のコメント

  1. 悔い改めて、疫病のために祈ります。
    主の栄光が満ちる賛美をささげたいと思いました。

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