聖書通読クラブ Week 33

聖書通読クラブ Week 33

Spread the love

シャローム!

通読は続いていますか?
今週はイザヤ書の通読が終わり、エレミヤ書に入ります。

ユダ王国が滅びへと向かう劇的な時代を描くエレミヤ書は、紀元前640年のヨシヤ王即位十三年から、紀元前586年のエルサレム陥落、その後の捕囚生活までを見据えた預言書です。イザヤ書の預言からおよそ100年後の出来事を背景に、エレミヤは「ことば」で未来を告げるだけでなく、自ら行動をもって神のメッセージを示します。その多くは民の不実を嘆き、迫害に耐える預言者自身の悲痛な叫びとして綴られています。

エレミヤは祭司の家に生まれながら、神から「苦悩の子」と呼ばれるほど深い悲しみを託されました。彼の書簡には、預言者としての厳しい警告と、異邦への屈辱的な儀式や土器を用いた象徴的行動など、視覚的に強いインパクトを与える「預言行為」が豊富に記録されています。これらは単なる預言の宣告ではなく、神の心を体現する「生きた証言」です。

また、エレミヤ書を通して私たちは、イエス・キリストが体験された悲しみの深さを垣間見ることができます。イエスも涙を流し、心を砕かれる経験をされましたが、エレミヤの「嘆きの詩」は、その苦しみの源泉と神への深い愛を理解する手がかりとなります。共にこの書簡を読み進め、預言者エレミヤの声に耳を傾け、神が示された悲しみと慰めのメッセージを受け取りましょう。

今週も聖霊の助けを求めながら、聖書の真理を見つめ、通読を続けていきましょう。

●Day 223:イザヤ書 61章-63章
●Day 224:イザヤ書 64章-66章
●Day 225:エレミヤ書 1章-3章
●Day 226:エレミヤ書 4章-6章
●Day 227:エレミヤ書 7章-9章
●Day 228:エレミヤ書 10章-12章
●Day 229:エレミヤ書 13章-15章

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です