シャローム!
今日の通洞句箇所は、私たち異邦人にとって大切な箇所であります。この会議での決議があったゆえに、私たちの所にまで福音が伝えられました。考えてみると、私の所にまで福音が届けられるまで、どれほどの人の血が流され、祈りが積まれ、いのちがささげられてきたのでしょうか?この信仰のバトンを自分の所で終わらせてはいけません。
神様の愛を深く悟らせていただき、それぞれの召しに従って神の働きに進んでいくとき、神の国は拡大していきます。共に今日もみことばから恵みを受け取りましょう。
今日の通読箇所:使徒の働き 13章-15章
■アウトライン
●異邦人伝道への道:13章
・バルナバとサウロの聖別:1-3節
・魔術師が盲目となる:4-12節
・パウロの奨励のことば:13-43節
・異邦人への宣教:44-52節
●迫害に負けない信仰:14章
・異邦人をそそのかす:1-7節
・足なえのいやし:8-18節
・パウロの石打ち:19-28節
●エルサレム会議:15章
・問題の話し合い:1-5節
・ペテロのことば:6-11節
・ダビデの幕屋を建て直す:12-21節
・アンテオケへの派遣:22-29節
・励まされるアンテオケの人々:30-35節
・マルコを巡っての反目:36-41節
(1)通読のために心を整える
心を静めて、知恵と啓示の御霊をお迎えしましょう。
(2)通読
今日の通読箇所をまず音読しましょう。
(3)自分なりの受け取ったことをノートに書き記す
コラムを読む前に、自分なりに受け取ったことをノートにまとめてみましょう。
(4)コラムを読む
コラムを読み、質問の答えを考えてみましょう。
■コラム
【13章】異邦人伝道への道
・バルナバとサウロの聖別:1-3節
アンテオケにおいて、異邦人への福音が広まっていきます。そこの教会にはどのような人がいたでしょうか?また、彼らが何をしているときにどのような語りかけがあったでしょうか?そこで、彼らは祈りと断食をして、二人の上に手を置いて送り出しました。
大きな物事を決めるときには、このように祈りと断食をもって主に伺うのが良いかと思います。
・魔術師が盲目となる:4-12節
この送り出されたふたりは誰に遣わされていますか?また、彼らがサラミスに着くとどこで神のことばを述べていますか?
その後、島全体を巡回していたときに出会った人はどのような人でしょうか?彼の願いに反対した人は誰でしょうか?彼はどのような事を使用としていましたか?
しかし、サウロ(この時からパウロとなります)は、何に満たされて彼をにらみつけ、何を言っていますか?すると、彼はどうなりましたか?この出来事を見た総督はどうなっていますか?聖霊様の力の現れです。聖霊様の力は単に派手なことを行うことではなく、人々を救いへと導くことです。
・パウロの奨励のことば:13-43節
パウロと共に旅をしていたヨハネはここで別れ、エルサレムへ戻ります。しかし、パウロ一行はなお進んでいき、アンテオケに行き、安息日に会堂に入っています。
そこで何が成されたと15節に書かれていますか?これが礼拝の中心です。みことばの朗読です。その後、会堂の管理者は奨励のことばを求めています。私たちが毎週日曜日に聞くのはこの奨励のことばでしょう。この土台はみことばです。
パウロはどのような奨励のことばを宣べているでしょうか?使徒たちはこのようにして福音を宣べ伝えていました。それは、旧約聖書から説明し、イエス・キリストに至る説明です。パウロのみごとなまでの父祖からイエス・キリストまでのメッセージをよく読んでみましょう。この話の流れを理解できるでしょうか?旧約聖書から通読を続けて来られた方はよくわかるはずです。見事なまでにイエス様の死と葬りと復活が書かれています。福音の中心です。このすべての流れから、38節のような適用に導いています。今までモーセの律法で解放されなかった全ての点をイエス様が解放してくださると伝えています。
彼らが会堂を出ると人々はどうして欲しいと42節に書かれていますか?また、多くのユダヤ人や改宗者は彼らと話し合い、どのように勧めていますか?
・異邦人への宣教:44-52節
一週間後の安息日にはどうなっていますか?この群衆を見たユダヤ人はどのような気持ちになっていますか?また、パウロをどうしていますか?彼らは信仰があるかも知れませんが、人格が伴っていません。主の御前にはその両方が必要です。しかし、この事がきっかけでパウロは何を決めましたか?この事が無ければ、福音は私たちの所まで届かなかったかも知れません。
これを聞いた異邦人はどのように反応していますか?48節を見てみましょう。そして、主のみことばはどのようになっていきましたか?
ところが、ここでもユダヤ人たちが出てきます。彼らはどのようにしていますか?そして、パウロとバルナバはどうしていますか?一方弟子たちはどのような状態でしょうか?
【14章】迫害に負けない信仰
・異邦人をそそのかす:1-7節
イコニウムに移動した彼らはここでもどのようにしていますか?彼らが話すとどうなりますか?また、同じようにここでもユダヤ人がじゃまをします。彼らは兄弟に対してどのようにしていますか?これが彼らのやり方です。自分たちの手を動かすことなく、偽りを広めます。サタンと同じやり方です。しかし、気づかないうちに私たちもそのような事をしているかも知れません。
そのような中でもパウロとバルナバは留まり続けます。そこで何を行いますか?
この事で町の人々は二派に分かれます何と何に分かれていますか?5節を見ると、使徒たちをどうしようとしていますか?それを知って彼らはどうしましたか?戦うことだけが全てではありません。時にはこのように難を避け、逃げることも大切です。イエス様も五千人の給食の後、人々がイエス様を王にしようとしたとき、人々の間をすり抜けてお一人でさみしい所に退かれました。聖霊様の導きに従う必要があります。
・足なえのいやし:8-18節
ルステラにいた人はどのような人でしょうか?パウロはこの人に目を留め、何があるのを見ていますか?それで、パウロは何を叫びましたか?するとどうなりましたか?これを見た群衆はどうしていますか?少し滑稽に見えますが、彼らはいたって真剣です。これを見たパウロとバルナバはどうしていますか?
使徒たちは決して自分たちの働きを誇りませんでした。常に神に栄光をお返ししています。
・パウロの石打ち:19-28節
ところが、アンテオケとイコニウムからユダヤ人が来ます。彼らは軍主を抱き込んで、パウロに何をしましたか?
しかし、弟子たちが見ているとパウロはどうなりましたか?その翌日どうなりましたか?これは私の予想ですが、パウロはこの時、本当に一度死んだのでは無いかと思います。第二コリント12章で「第三の天に引き上げられた」とあります。パウロはこの時の経験を書いているのでは無いかと思います。
彼らはデルベに向かいます。そこで何をしていますか?そこからどこに引き返しましたか?また、そこで弟子たちをどうしたと書かれていますか?神の国に入るにはどうしなければならないと書かれていますか?これは人間的には歓迎できるものではありません。しかし、この事をイエス様と共に乗り越えていくことで私たちの信仰は確かなものとなり、人格は練り上げられていきます。
そして、教会形成が加速していきます。23節でどのようにしていますか?リーダーを選び、委ねています。多くの管理者、リーダーはこれがなかなかできません。しかし、信仰によって委ねることがその人を成長させるのです。
その後も、彼らは至る所で機会のある事に福音を語っています。
【15章】エルサレム会議
・問題の話し合い:1-5節
信じる人々が増えることは喜びですが、同時に問題も起こってきます。ここでは、キリスト者にとってかなり重大な問題が話し合われようとしています。ここで話される議題は何でしょうか?1節を見てみましょう。つまり、ユダヤ人しか救われないのか、異邦人も救われるのかという問題です。パウロとバルナバ、また長老たちはこれを話し合うために集まりました。これがエルサレム会議です。
・ペテロのことば:6-11節
様々な論争が交わされましたが、ここでペテロが立ち上がり意見を述べます。その内容はどのようなものですか?彼は異邦人へ福音が伝わることを反対していますか?賛成していますか?
・ダビデの幕屋を建て直す:12-21節
これを聞いた全会衆はどうなっていますか?ここでバルナバとパウロが異邦人伝道の報告とあかしをします。そして、彼らが話し終えるとヤコブが話し出します。主の兄弟ヤコブはエルサレム教会の中心的な人物でした。いつも祈るその姿から、「らくだのひざ」というあだなが付けられていたほどです。ヤコブはここで聖書の何を引用していますか?ここで、膨大な聖書の中から突然倒れたダビデの幕屋が建て直されるということが引用されています。ダビデの幕屋が建て直される目的は何でしょうか?17節を見てみましょう。これが目的です。この事をもって、ヤコブは異邦人にも救いの道が開かれるべきであると結論づけます。しかし、条件がありました。20節を見てみましょう。
さて、ダビデの幕屋とは何でしょうか?絶え間ない祈りと賛美、礼拝がささげられることです。それはどのようにして可能なのでしょうか?聖霊様を歓迎し、このお方が私たちの一番大切な所に折られることで実現します。このお方は言い様もない深いうめきによって絶えず、私たちのためにとりなしてくださっています。だからといって、聖霊様に任せっきりではなく、私たちもその愛に答えて祈りに進む必要があります。
・アンテオケへの派遣:22-29節
このことが決定打となり、一同は正式にパウロとバルナバをアンテオケに派遣することを決議します。そこで手紙が添えられていますが、その内容はどのようなものでしょうか?確認してみましょう。
・励まされるアンテオケの人々:30-35節
この手紙を読んだ人々はどのような反応をしていますか?預言者であるユダとシラスは何をしていますか?預言は人々、また教会を建てあげるための聖霊様の賜物です。
そこから使徒たちはまた出て行きます。それぞれ、誰がどこに遣わされているでしょうか?
・マルコを巡っての反目:36-41節
何日かして、パウロはバルナバに何を提案していますか?福音を伝えて終わりではなく、きちんとアフターフォローもしています。
バルナバはそれに誰を連れて行くつもりでしたか?しかし、パウロはどのように考えていましたか?そのことで激しい反目がおこりました。その結果、どうなりましたか?バルナバはどこまでも慰めの器です。パウロは誰を選び、何に委ねられて出発しましたか?
弟子たちであってもこのような事が起こります。しかし、彼らはいつも神の愛と恵みに基づいて判断し、行動しています。伝道者の書3章にも「引き裂くのに時があり、縫い合わせるのに時がある」と書かれています。神のなさることはすべて時にかなって美しいのです。
人間関係の中で様々な葛藤があろうとも、私たちは愛を追い求めて主の解決方法を持って導かれていきましょう。
(5)ノートに記す
文中の質問、また以下の質問の回答をノートに記しましょう。
・【観察】今日の通読箇所の内容を簡潔にまとめましょう。
・【観察】神様はどのようなお方ですか?神様のご性質や神様がどのように働かれるかを書きましょう。
・【観察】ここからどんな真理や教訓を学べますか?
・【適用】自分の生活にどのようにあてはめることができますか?
・【感謝】受けた恵みや感謝はありますか?
・【祈り】実行できるように祈りましょう。
(6)祈り
実行できるように、主に切に求めて祈りましょう。
(7)分かち合う
ページの一番下にある「コメントを残す」というところに、受けた恵みを分かち合いましょう。