聖書通読クラブ Day 183

聖書通読クラブ Day 183【詩篇131篇〜135篇】

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シャローム!

主をほめたたえる理由は何でしょうか。みなさんはどうして主をほめたたえますか?言い尽くせないほどの理由があるでしょう。その一つは、主が主だからです。
私たちは自分の主人が誰かをはっきりさせておく必要があります。なぜなら、私たちの主は最も良い主人だからです。そのお方に従わなければ、悪い主人に仕えることになります。
今日も詩篇の中から主をほめたたえる理由を教えていただきましょう。

今日の通読箇所:詩篇131篇〜135篇

■アウトライン

●静まって待つ:131篇
  ・静まる:1-3節

●安息の場所:132篇
  ・私の目に眠りを与えない:1-5節
  ・安息の場所にお入りください:6-9節
  ・主が取り消すことのない真理:10-12節
  ・安息の場所:13-18節

●とこしえのいのちの祝福:133篇
  ・一つになって共に住む:1-5節

●祝福のループ:134篇
  ・聖所に向かって手を上げる:1-3節

●主をほめたたえよ:135篇
  ・その御名は美しい:1-4節
  ・神々に勝る主:5-8節
  ・しるしと奇跡:9-12節
  ・むなしい偶像:13-18節
  ・主をほめたたえよ:19-21節

(1)通読のために心を整える

心を静めて、知恵と啓示の御霊をお迎えしましょう。

(2)通読

今日の通読箇所をまず音読しましょう。

(3)自分なりの受け取ったことをノートに書き記す

コラムを読む前に、自分なりに受け取ったことをノートにまとめてみましょう。

(4)コラムを読む

コラムを読み、質問の答えを考えてみましょう。

■コラム

【131篇】静まって待つ

・静まる:1-3節
イスラエルの民は苦難の歴史を歩みます。その中で、苦難の理由を求めます。いつ苦難が終わるのかを知りたがります。
この詩篇の作者は、自分の心に言い聞かせるように心は誇らず、目は高ぶりを見ないと言っています。
また、大きな事や奇しい事に深入りしないと言っています。物事には知らない方が良かったと言うこともあります。私は妻と良く「知ることの代償」と言っています。知ったからには、そのことを抱いてとりなして祈る必要があります。
もし、手当たり次第、自分の興味の赴くままに何でも首を突っ込むと、後で大変な目にあいます。知らなくて良いことは知らないままにしておく方が良いこともあることを覚えましょう。
心が忙しくなってしまったときには、積極的に静まることを選び取りましょう。この詩篇の著者は乳離れした子が母の前に無邪気にいるように、主の御前にただいると言うことを選び取っています。
時代が進むにつれ、どんどんと複雑化していきます。2テモテ3:1には「終わりの日には困難な時代がやって来ることをよく承知しておきなさい。」と書かれています。
広告やSNS、様々な情報が行き交う時代だからこそ、私たちはそれらからあえて離れ、主の御前で静まる時を持ちたいものです。
この著者も命じています。「イスラエルよ。今よりとこしえまで主を待て」と。私たちもとこしえまで、再臨される主を待ち望みましょう。

【132篇】安息の場所

・私の目に眠りを与えない:1-5節
ダビデの事が取り上げられています。ダビデは主の御住まいを見いだすまでは、天幕に入らないし、目に眠りを与えないと言っています。
今までの詩篇でも見てきましたが、主がおられなければすべてむなしいものになります。
これは、ダビデが一生眠らないと言っているわけではありません。霊的に眠ってしまわないという意味です。新約聖書の中で、イエス様が戻ってこられる記事が出てきますが、その多くにセットで書かれていることは、油断しているときに主が来られると言うこと、また、目を覚ましていなさいということです。
私たちの霊的な目はどのようにすれば覚醒するのでしょうか。みことばと祈りによってです。私たちの日々のみことばと祈りの生活は再臨の主をお迎えする大切な準備です。

・安息の場所にお入りください:6-9節
この詩篇は、おそらくダビデが異邦人オベデ・エドムの家から神の箱を運び上ることを歌ったものだと思われます。主に対して、「あなたの安息の場所にお入りください」と祈っています。神の箱が荒野から神殿の中に入れられます。
今の時代の神殿は私たち一人ひとりです。この神殿にイエス様をお迎えするとき、主は安息されます。私たちも安息します。

・主が取り消すことのない真理:10-12節
主はダビデに取り消すことのない真理を告げられます。「あなたの身から出る子をあなたの位につかせよう。」これはもちろん、ソロモン王の事でもありますが、やがて来られる救い主、イエス様を啓示したことばでもあります。
ここで、私たちは「自分も神さまの子として、とこしえに王座に就くことができる」と思うかも知れません。それは真実ではありますが、条件があります。「もし、あなたの子らが、私の契約と、わたしの教えるさとしとを守るなら」とあります。自動的にこの恵みに預かることができるわけではないことを覚えましょう。しかし、主の戒めは私たちにとって重荷ではなく、喜びとなります。

・安息の場所:13-18節
主は全世界からシオンを選ばれました。主が望まれたと書かれています。主が選ばれたからこそ祝福されます。喜びがあります。
そして、祭司に救いを着せてくださると書かれています。前には祭司に義が着せられるとありましたが、義と認められ救いが着せられています。
17-18節は、イエス様を思い出します。角とは力と権威の象徴です。ルカ1:69には「救いの角を、われらのために、しもべダビデの家に建てられた」とあります。
一つのともしびとは、イエス様の来られる前の霊的な暗やみを現しています。本当にわずかな残された者が信仰を守っていました。預言者もなく、何もない状態が続きましたが、その暗やみに来て下さったのがまことの光、イエス様です。このお方は十字架の上で頭を垂れました。それは安息したという意味です。イエス様は父の戒めを守り通しました。そこに安息があります。

【133篇】とこしえのいのちの祝福

・一つになって共に住む:1-5節
イスラエルはもともと一つの夫婦から別れ出た十二部族が中心でした。しかし、時が経ち、お互いに、けん制し合って、分裂することもありました。兄弟げんかです。
しかし、このみことばには、兄弟たちが一つになって共に住むことは、なんというしあわせ、なんという楽しさかと言っています。
しかし、実際はどうでしょうか。教会の中ですべての人とうまくいっていると言い切れるでしょうか。教会の中だからこそお互いにぶつかってしまうこともあるのではないでしょうか。
イエス様は礼拝をささげるとき、このように言われています。「供え物はそこに、祭壇の前に置いたままにして、出て行って、まずあなたの兄弟と仲直りをしなさい。それから、来て、その供え物をささげなさい。」(マタイ5:24)
なんと、イエス様は礼拝よりも兄弟の和解を先に置かれました。赦す心が大切です。そのためには忍耐が必要でしょう。へりくだりが必要でしょう。この見本を見せて下さったのがイエス様です。このお方に従っていきましょう。
兄弟が心を合わせて主に向かって共に立つとき、その祝福は周りの人々にまで及びます。そして、それはとこしえのいのちの祝福となります。永遠のいのちに関することは、赦しです。イエス様がまず私たちを赦してくださったことをいつも思い出しましょう。

【134篇】祝福のループ

・聖所に向かって手を上げる:1-3節
都上りの歌の最後です。一つ前で兄弟がひとつになりました。終わりの時代、イスラエルと教会は共に立って、キリストの花嫁として一つとされます。そして、とこしえにイエス様をほめたたえるのです。
聖徒は主をほめたたえています。主はシオンから聖徒を祝福して下さいます。このほめたたえると祝福は同じ「バラーク」ということばが遣われています。麗しい姿ではないでしょうか。鏡のように、お互いを祝福し、お互いをほめたたえ、お互いに愛を告白しています。永遠の祝福のループです。私たちは永遠という時間、主とこのようにして過ごします。天に召されなくても、地上でそのような喜びの中に入れられることを感謝します。

【135篇】主をほめたたえよ

・その御名は美しい:1-4節
主の家に住むことはダビデだけでなく、すべての聖徒の願いです。では、神の家で何をするのでしょうか。それがここに書かれています。主をほめたたえます。主の御名のためにほめ歌を歌います。これが神の家ですることです。
では、なぜ主をほめたたえるのでしょうか。それは主がいつくしみ深いお方だからです。ちりに過ぎない私を主は見いだして下さり、愛を注いでくださいました。

・神々に勝る主:5-8節
私たちの信じる神さまはすべてに勝って偉大なお方です。雲をわきあがらせ、雨のためのいなずまを造られ、風を吹かせられるのはすべて主がされることです。自然を見るときに、それを創造された方の偉大さをほめたたえずにはおられません。

・しるしと奇跡:9-12節
主は愛する者の祈りを聞いてくださいます。エジプトのまっただ中に主の御力が臨みました。十の災いでパロとエジプトの人々を打たれました。また、神の民に敵対する敵を倒されました。そして、相続地を与えてくださいます。

・むなしい偶像:13-18節
一方、偶像は口がありますが語れません。目がありますが見えません。耳がありますが聞こえません。口に息はありません。単なる木や石や金属です。倒れてもひとりで起き上がることすらできないのです。
この偶像に信頼する者もこれと同じです。偶像は人の心の中が具現化されたものです。

・主をほめたたえよ:19-21節
前にも出てきた表現です。イスラエルの家、アロンの家、すなわち祭司、レビの家主を恐れる者に「主をほめたたえよ」と言っています。このお方をほめたたえることは、強制されてすることではありませんが、自分のたましいを奮い立たしてでも主をほめたたえることは価値があります。絶えず主をほめたたえましょう。

(5)ノートに記す

文中の質問、また以下の質問の回答をノートに記しましょう。
 ・【観察】今日の通読箇所の内容を簡潔にまとめましょう。
 ・【観察】神様はどのようなお方ですか?神様のご性質や神様がどのように働かれるかを書きましょう。
 ・【観察】ここからどんな真理や教訓を学べますか?
 ・【適用】自分の生活にどのようにあてはめることができますか?
 ・【感謝】受けた恵みや感謝はありますか?
 ・【祈り】実行できるように祈りましょう。

(6)祈り

実行できるように、主に切に求めて祈りましょう。

(7)分かち合う

ページの一番下にある「コメントを残す」というところに、受けた恵みを分かち合いましょう。

1件のコメント

  1. イェス様がまず私を赦してくださり感謝します。すべての神々にまさっておられる主をほめたたえます。

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