聖書通読クラブ Day 169

聖書通読クラブ Day 169【詩篇56篇〜60篇】

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シャローム!

ダビデはイスラエルの中でも人気のある人物です。賛美の器であり、美男子であり、王であります。
しかし、詩篇を見るならほとんどが心の葛藤、苦悩を綴っています。王であるが故に、誰にも打ち明けられない思いをただ主に告白し、祈り賛美しています。そして、その祈りは確かに聞かれています。
私たちはどうでしょうか。苦難をなかったことのようにしていないでしょうか。詩篇を見ていると、苦しいときには苦しいと言って良いのだと言うことがわかります。我慢と忍耐は違います。
私たちは苦しいときに「苦しいです」と言える方がいてくださいます。このお方に祈りを通して、私たちの心を知っていただきましょう。そして、今日の通読から、苦難の中でどのように主を求めるかを教えていただきましょう。

今日の通読箇所:詩篇56篇〜60篇

■アウトライン

●神にあってみことばをほめたたえる:56篇
  ・恐れのある日に:1-4節
  ・彼らの不法のゆえに:5-7節
  ・私が呼ばわる日:8-13節

●私の心はゆるぎません:57篇
  ・主に身を避ける:1-3節
  ・恵みとまことを送られる:4-5節
  ・墓穴:6節
  ・たましいよ目を覚ませ:7-11節

●不正なさばきに対する訴え:58篇
  ・耳の聞こえないコブラ:1ー5節
  ・消え去らせてください:6-9節
  ・正しい者には報いがある:10-11節

●危機に立つ者の祈り:59篇
  ・敵からの守り:1-5節
  ・敵のあざけり:6-9節
  ・恵が迎えに来る:10-13節
  ・あなたの力を歌う:14-17節

●神による助け:60篇
  ・地の裂け目をいやしてください:1-4節
  ・聖所から告げられる:5-8節
  ・主が拒まれる:9-12節

(1)通読のために心を整える

心を静めて、知恵と啓示の御霊をお迎えしましょう。

(2)通読

今日の通読箇所をまず音読しましょう。

(3)自分なりの受け取ったことをノートに書き記す

コラムを読む前に、自分なりに受け取ったことをノートにまとめてみましょう。

(4)コラムを読む

コラムを読み、質問の答えを考えてみましょう。

■コラム

【56篇】神にあってみことばをほめたたえる

・恐れのある日に:1-4節
この詩篇はダビデがサウルから一人で逃亡したときの詩篇です。自分を鳩に例えて「遠くの人の、もの言わぬ鳩」と書いています。
ダビデは人々から踏みつけられ、虐げられています。その中で神様を求めています。何度も何度もこのような光景を見ます。主とダビデから私たちへの励ましです。信仰の証人のひとりであるダビデが一つの模範を示してくれています。私たちもダビデに倣いましょう。

・彼らの不法のゆえに:5-7節
敵はダビデを攻撃しますが、5節を見ると「私のことばをいためつけている」と書かれています。ペリシテ人はダビデの言ったことばに対して嘲笑していました。かつて、ダビデはゴリヤテが神の民をなじっているのを聞いて、「神の民をなじるとは何者だ」と言いました。
ところが、今は神様は沈黙しておられ、ダビデが敗北したように見えます。そのことを覚えていて、ペリシテ人はダビデに「あのときの勢いはどうした。お前は負け犬のように逃げているではないか」などと言ったのかも知れません。
しかし、ペリシテ人はダビデのことば以上に、ダビデの信じていた神のことばを嘲笑しました。1サムエル17:45「ダビデはペリシテ人に言った。『おまえは、剣と、槍と、投げ槍を持って、私に向かって来るが、私は、おまえがなぶったイスラエルの陣営の神、万軍の主の御名によって、おまえに立ち向かうのだ』」と書かれています。

・私が呼ばわる日:8-13節
ダビデは孤独な戦いをしています。どれ程の涙を流したかわかりませんが、それを主の皮袋に蓄えてくださいと祈っています。
主はみなさんのながした涙をすべて覚えていてくださっています。こぼれ出た涙は主が集めてくださっているのです。悲しむ者は幸いです。その人は慰められます。
その上で、ダビデは自分の神が味方であると宣言しています。これは非常に重要なことです。神様は信じる者に敵対されることはありません。もし敵対されるように感じるなら、それは私たち自身のたましいではなく、私たちの内にある罪の性質でしょう。
ダビデは繰り返して「みことばをほめたたえます」と言っています。みなさんはみことばをほめたたえているでしょうか。みことばは神様ご自身です。このよの最高権威はみことばにあります。

【57篇】私の心はゆるぎません

・主に身を避ける:1-3節
この詩篇が書かれたのは、エン・ゲディでダビデが洞窟に隠れているときだと考えられています。そこには家族やごろつきが集まってきました。そして彼らは勇士となっていきます。死海を渡り、両親をモアブの王に託します。その後ユダに戻るように預言者に告げられますが、ジフの荒野に行きます。56篇の背景の通りです。ダビデは再びエン・ゲディに戻ってきてそこに隠れます。しかし、サウルは追ってきてダビデをくまなく探します。その時の詩篇です。
1節からを見ると、ダビデは「あわれんでください」と祈っています。神のあわれみなしには、私たちは生きていくことができません。私たちが神様に対して罪を犯しました。それなのに、神様の方から和解を申し入れてくださり、赦してくださいました。罪から来る報酬は死です。しかし、私たちは生かされています。これこそ主のあわれみです。そして、過越の祭の時、門柱とかもいに血を塗った家は死の霊が過ぎ去っていったように、主の御翼の陰に身を避けています。
そして、このお方がすべてを成し遂げてくださいます。もちろん、私たちの側の努力も必要です。しかし、主がすべてを成し遂げてくださいます。「というのは、すべてのことが、神から発し、神によってなり、神に至るからです。どうか、この神に、栄光がとこしえにありますように。アーメン。」(ローマ11:36)
ダビデは現状を見つつ、天を見上げています。主が天からの送りで救ってくださると信じて祈っています。

・恵みとまことを送られる:4-5節
ダビデを狙う者は飢えた獅子のようにダビデを狙っています。覚えているでしょうか。ヨブ記の最初でサタンは地上をパトロールしていました。目に見えないだけで、私たちの周りには飢えたライオンのようなものがうろうろしているかも知れません。どのようにしたら私たちは守られるのでしょうか。イエス様の血潮に拠り頼む他ありません。
ダビデの告白の特徴はありのままを述べ、その上に信仰を置いています。ありのままを受け入れないのは現実逃避です。私たちは事実を上回る真理が与えられています。

・墓穴:6節
ダビデは自分で敵に仕返しするようにとは祈っていません。彼らが自分で仕掛けた穴に自分で落ちるようにと祈っています。ダビデは恨みから祈るのではなく、あくまでも正しいさばきを求めて祈っています。
・たましいよ目を覚ませ:7-11節
敵が穴に落ちたので、ダビデは心が揺るがないと言っています。主が確かに応えてくださったからです。私たちも祈りが聞かれたとき、本当に主は生きておられることを知り、益々信仰が強固にされていくでしょう。
そして、自分のたましいに命じています。そして、主の恵がどれほど大きいかを具体的に表現しています。イスラエルの民の中だけでなく、見知らぬ異邦人の民の中でも主をほめたたえます。そうして神の偉大さを人々が知るようになります。

【58篇】不正なさばきに対する訴え

・耳の聞こえないコブラ:1ー5節
ダビデは力ある者、つまり権力者に「ほんとうに、おまえたちは義を語り、人の子を公正にさばくのか」と言っています。サウル王は権力を自分の私利私欲のために使っていました。そのことに対する憤りです。
3節からは、悪者の特徴が書かれています。生まれたときから踏み迷っていると書かれています。そして偽りを言う者どもは生まれたときからさまよっていると書かれています。義人はいないと聖書には書かれています。これを義としてくださるお方はイエス様以外おられません。
しかし、そのイエス様の救いの招きも受け取ろうとしない人もいます。信仰の耳が閉じている者です。

・消え去らせてください:6-9節
そこで悪者に対する速やかなさばきを願っています。ダビデは神様に心にあることを正直に願いました。私たちもこのような祈りをしてみましょう。もし、神様がただしくさばかれるなら、神様の願いにかなう事だけが聞かれるでしょう。

・正しい者には報いがある:10-11節
正しい者には報いがあります。私たちもこの地上で歩むとき、先のことが見えません。まして、天の御国に行ったときのことはわかりません。しかし、聖書の約束は知っています。それには報いがあると言うことです。「信仰がなくては、神に喜ばれることはできません。神に近づく者は、神がおられることと、神を求める者には報いてくださる方であることとを、信じなければならないのです。」(ヘブル11:6)
天の御国での大きな報いがあると信じて、今日もみことばを朗読し祈っていきましょう。

【59篇】危機に立つ者の祈り

・敵からの守り:1-5節
この詩篇は、ダビデがサウルに追われる前の詩篇です。サウルにわざわいの霊が下りました。しかし、ダビデが琴を弾くと平安の霊がやってきたので、ダビデを近くにおいて賛美させていました。
ところが、サウルは槍をダビデに投げ、殺そうとしました。逃げ出したダビデはミカルによってこっそりと逃げるように助けてもらいました。しかしそこにミカルの父サウルたちがやってきて、なぜ私をだますのかと怒ります。その時の詩篇です。
1節からを見ましょう。ダビデは何も悪いことをしていません。ただ言われたとおり、サウルのそばで仕えていただけです。しかし、いのちをねらわれます。
聖書の歴史は正しい者が理不尽に殺されることが多いです。カインとアベルもそうです。祭司ザカリヤもそうです。また、一番はイエス様がそうです。正しい者は迫害され、殺されます。しかし、神はそのような者を評価してくださいます。

・敵のあざけり:6-9節
ダビデは彼らを「犬」と呼んでいます。イスラエルでは犬は卑しいものの代表です。メフィボシェテは自分のことを死んだ犬のようだと言いました。パウロは偽教師に対して「どうか犬に気をつけてください」(ピリピ3:2)と言っています。見た目だけを気にして実が無い者の姿です。
彼らは「誰が聞くものか」と言っています。ローマ10:17には「そのように、信仰は聞くことから始まり、聞くことは、キリストについてのみことばによるのです。」とあります。聞く耳を持たない者は成長しませんし、救いを受け取ることができません。主は何度も彼らを呼びましたが、一向に答えません。ですから、最後の日には主は彼らをあざ笑います。

・恵が迎えに来る:10-13節
ダビデは恵の神が迎えに来てくださると言っています。そうです。主は再び私たちを迎えに戻ってきてくださいます。そして、悪者どもを完全に滅ぼされます。
しかし、ダビデは悪者が完全にいなくなることを願ってはいません。そのことを通してイスラエルの民が忘れることのないためです。
時には、いつも私たちをいらだたせる人がいることに気づくでしょう。しかし、彼らは私たちを研ぐ研ぎ石となってくれています。彼らを通して私たちの人格は建てあげられます。
箴言27:17には「鉄は鉄によってとがれ、人はその友によって研がれる」とあります。

・あなたの力を歌う:14-17節
ダビデはどのような状況でも主に拠り頼みます。ですから、このように彼らが夕べに帰ってきて、犬のようにほえ、町をうろつき回っても主の力を歌っています。
使徒の働き16:25-26には「真夜中ごろ、パウロとシラスが神に祈りつつ賛美の歌を歌っていると、ほかの囚人たちも聞き入っていた。ところが突然、大地震が起こって、獄舎の土台が揺れ動き、たちまちとびらが全部あいて、みなの鎖が解けてしまった。」とあります。
私たちは捕らわれていたとしても自由です。主が友にいてくださるからです。

【60篇】神による助け

・地の裂け目をいやしてください:1-4節
この詩篇は、ダビデがサウルの手から救われて、イスラエルで王となった後もなお敵に取り囲まれ、そこからの救いを祈っている詩篇です。今度は親しいものではありませんが、強敵が襲ってきます。北部のアラム人です。しかし、エドム人が突然不意打ちで襲ってきます。ダビデはヨアブを遣わしてなんとかエドム人に勝利しましたが、大変な戦いでした。その時の詩篇です。
1節から見てみましょう。ダビデは不意に襲ってきたエドム人について、神様が自分たちを拒まれたと言っています。ダビデはいつも主に伺って戦いに行きました。主が遣わされた戦いなのに、不意打ちで苦しみます。それで主に祈っているのです。地が引き裂かれ、苦難をなめさせられたと言っています。
この窮地で、主は旗を授けてくださっています。雅歌2:4には「あの方は私を酒宴の席に伴われました。私の上に翻るあの方の旗印は愛でした。」とあります。旗はその軍のシンボルです。相手の地を征服するとそこに「ここは我々の陣地だ」と言って旗を立てます。主はこのピンチの時、ダビデに勝利の旗を与えてくださっています。

・聖所から告げられる:5-8節
ダビデは自分を「あなたの愛する者」と呼んでいます。使徒ヨハネも自分を「主に愛された者」と呼んでいます。私たちも自分をそのように声に出して呼んでみましょう。「私は主に愛される者です」と。
そして、主は聖所から告げられています。全イスラエルは私のものであると。

・主が拒まれる:9-12節
ダビデは主の答えを受け取っても、「あなたと一緒でなければできません」と言っています。神が共に働いてくださらなければ、すべての働きはむなしいものです。人の救いはむなしいものです。
ダビデは生涯、苦しみ悩みました。しかし、それだけ多くの詩篇を残しました。私たちも多くの苦しみに会うと思います。その時にこそ、主に助けを求めましょう。正直な気持ちを主に告白しましょう。そして、主を見上げ賛美しましょう。そうするなら、私たちの詩篇ができていくでしょう。

(5)ノートに記す

文中の質問、また以下の質問の回答をノートに記しましょう。
 ・【観察】今日の通読箇所の内容を簡潔にまとめましょう。
 ・【観察】神様はどのようなお方ですか?神様のご性質や神様がどのように働かれるかを書きましょう。
 ・【観察】ここからどんな真理や教訓を学べますか?
 ・【適用】自分の生活にどのようにあてはめることができますか?
 ・【感謝】受けた恵みや感謝はありますか?
 ・【祈り】実行できるように祈りましょう。

(6)祈り

実行できるように、主に切に求めて祈りましょう。

(7)分かち合う

ページの一番下にある「コメントを残す」というところに、受けた恵みを分かち合いましょう。

1件のコメント

  1. 心にあることを正直に祈ることができるように祈ります。
    私も主に愛される者です。感謝します。

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