聖書通読クラブ Day 130

聖書通読クラブ Day 130【歴代誌 第二 25章~27章】

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シャローム!

神様は嫌われることがあります。最も主が嫌われるのは高ぶりの罪です。神様のそばで仕えていた御使いのひとり、ルシファーは自分の麗しさに酔いしれてしまい、高ぶって地に落とされてしまいました。
高ぶりという誘惑は絶えず私たちを襲って来ます。どのようにこれに対抗できるのでしょうか。神のみことばの前に常にへりくだることです。みことばの基準に自分を従わせることです。
この歩みが私たちを守り、私たちを永遠のいのちへと導きます。
今日も王が高ぶりの誘惑にかられてしまう事が出てきます。私たちも同じ過ちを犯さないようにしていきましょう。

今日もみことばを朗読し、教えられていきましょう。

今日の通読箇所:歴代誌 第二 25章~27章

■アウトライン

高ぶりの罪

●異教の神々に頼る:25章
  ・アマツヤ王:1-4節
  ・主はそれよりも多く与える:5-10節
  ・塩の谷で打つ:11-13節
  ・異教の神を伏し拝む:14-16節
  ・イスラエルに打ち負かされる:17-24節
  ・アマツヤの業績:25-28節
●自分の分を超えた働き:26章
  ・ウジヤ王:1-5節
  ・並外れて強い勢力:6-10節
  ・戦闘部隊:11-15節
  ・高ぶりの罪:16-23節

●神殿に入らないヨタム:27章

(1)通読のために心を整える

心を静めて、知恵と啓示の御霊をお迎えしましょう。

(2)通読

今日の通読箇所をまず音読しましょう。

(3)自分なりの受け取ったことをノートに書き記す

コラムを読む前に、自分なりに受け取ったことをノートにまとめてみましょう。

(4)コラムを読む

コラムを読み、質問の答えを考えてみましょう。

■コラム

【25章】異教の神々に頼る

・アマツヤ王:1-4節
25歳で王になったアマツヤは主の目にかなうことを行いましたが、全き心を持っていませんでした。
そして、父を殺した家来たちに死刑にしました。一見冷酷に見えますが、律法を守っています。自分の父を殺した者は家族皆殺しに死体ほどの感情に駆られるかもしれませんが、彼は律法を優先しました。

・主はそれよりも多く与える:5-10節
アマツヤは軍を強化していきます。目的はエドム軍を制圧するためです。そのためには北イスラエルから兵を集めることもしました。
ところが7節、神の人が来てそれを止めます。このように神のことばを告げてくれる人が身近にいることは感謝な事です。
アマツヤは神の人のことばを聞き、すでに兵を雇うためにイスラエルに支払った100タラントはどうしたらいいかと聞きます。すると神の人はどう答えたでしょうか。
主は失った物よりも多くの物を与えると言うことです。イスラエルの兵は面白くないでしょう。アマツヤも損をしたように思えるでしょう。しかし、神のことばに従うことは祝福なのです。

・塩の谷で打つ:11-13節
するとどうなったでしょうか。主は少ない人数で大群を打ち負かしてくださいました。返された雇われ兵は腹いせにサマリヤからベテ・ホロンの町に突入し3000人を打ち、かすめ奪っています。

・異教の神を伏し拝む:14-16節
ここまでは素晴らしいのですが、なぜかここでアマツヤはエドム人の神々を拝んでしまいました。どうして昔から今に至るまで偶像礼拝はなくならないのでしょうか。
コロサイ3:5によると「ですから、地上のからだの諸部分、すなわち、不品行、汚れ、情欲、悪い欲、そしてむさぼりを殺してしまいなさい。このむさぼりが、そのまま偶像礼拝なのです。」とあります。
つまり、自分の心の中にある欲望が具現化したのが偶像です。それを礼拝する、つまり創造主なる神様より上に置いてしまうのが偶像礼拝です。
神様はアマツヤを愛していたので、預言者を送り警告を与えます。するとアマツヤはどのように反応したでしょうか。逆ギレをしています。戦いで勝利したことが彼に高ぶりを与えてしまったのでしょうか。残念です。

・イスラエルに打ち負かされる:17-24節
アマツヤは戦いを通して変わってしまいました。高ぶり、異教の神を慕い求めてしまいました。20節を見るとアマツヤはこの戦い以降、ずっと異教の神を慕い求めていたことがわかります。
高ぶることがあらゆる事の崩壊を招くと言うことをここから学ぶことができます。
結局、イスラエルの王ヨアシュは攻め上り、ユダの王アマツヤと戦います。結果はユダが負けてしまいます。
主は預言者を通して戦いを避けることを促されていましたが、アマツヤはそれに従えませんでした。
罪には「○○をしてはいけない」と言うことをしてしまう罪、「○○をしなさい」ということをしない罪があります。そのどちらも罪です。
・アマツヤの業績:25-28節
歴代誌は始めにその王の評価が書かれ、最後には民にどのように思われていたかが書かれています。アマツヤはどうでしょうか。みことばを確認してみましょう。

【26章】自分の分を超えた働き

・ウジヤ王:1-5節
アマツヤは謀反によって殺されました。それで次にウジヤ王が立てられます。彼は52年間王でした。非常に長い期間です。彼の評価はどうでしょうか?4節を見てみましょう。

・並外れて強い勢力:6-10節
アマツヤはパワー系の王のようです。周囲の敵たちを圧倒的な力でねじ伏せていきます。
そして、奪い取った町にやぐらを建て、強固にしています。また同時に農業も発展させています。彼は農業が好きでした。

・戦闘部隊:11-15節
ここを見ても、ウジヤ王はさらに兵力を増強しています。その戦闘部隊は強力であったと書かれています。そして様々な助けを得て強くなります。

・高ぶりの罪:16-23節
16節を見てみましょう。ウジヤ王が滅びるきっかけになったのもやはり高ぶりです。彼の罪は主に対する不信の罪です。主を信頼しないということです。
ウジヤは祭司しか入れない聖所に入り、祭司しか許されていない香をたくことをしました。
香をたくこと自体は主が喜ばれることです。しかし、それを行う人、場所が定められています。それを超えて行うことは主への不信の罪となります。
様々な事にチャレンジすることは素晴らしいことですが、それが主の分を超えていないか、よくよく注意する必要があります。
祭司たちに止められたウジヤは怒りました。するとどうなったでしょうか。彼の額にツァラアトが出現しました。ツァラアトは汚れの象徴です。ですから祭司たちは急いで神殿から引っ張り出しました。彼自身も出て行きます。神殿は聖なる場所だからです。
怒りは神の義を実現することではありません。私たちも心したいと思います。
その後ウジヤのツァラアトは癒やされることはありませんでした。そしてこの時期から、あの預言者イザヤが登場します。

【27章】神殿に入らないヨタム

次の王はヨタムです。彼の評価はどうでしょうか?みことばで確認してみましょう。彼は主の神殿に入ることはありませんでした。これは私の予想ですが、おそらくウジヤ王のツァラアトの件を見て、恐れがあったのではないかと思います。
主を主と認める「畏れ」は正しいのですが、必要以上に神様は恐いお方だと「恐れる」のは少し違っているかもしれません。正しい恐れを持ちましょう。
しかし、気になることばがあります。2節の最後、「民はなお、滅びに向かっていた」ということばです。これはイザヤ書で見ていきます。ヨタムは門と多くのものを建てています。そして、アモン人と戦い、多くの物を得ています。
そして6節、ヨタム王は主の目にかなうことを行っただけでなく、自分の道を確かなものとしました。ヨシャパテにあった神からの評価(19:3)にある「心を定めて」と同じことばです。
今に当てはめるなら、献身、腹をくくるという事と言えるでしょうか。ですから、彼に対して悪いことは書かれていません。派手な業績はありませんが、悪くもありません。
私たちも派手な伝道者のような働きはできないかもしれませんが、主の前に心を定めて堅実に罪を犯すことなく歩むことができます。
多くの王がはじめは良かったのに、終わりは残念な結果になっています。それよりも、安定して最後まで走りきる力が必要です。最後の最後まで主を信頼し続け、主を愛してこの人生を走りきりましょう。

(5)ノートに記す

文中の質問、また以下の質問の回答をノートに記しましょう。
 ・【観察】今日の通読箇所の内容を簡潔にまとめましょう。
 ・【観察】神様はどのようなお方ですか?神様のご性質や神様がどのように働かれるかを書きましょう。
 ・【観察】ここからどんな真理や教訓を学べますか?
 ・【適用】自分の生活にどのようにあてはめることができますか?
 ・【感謝】受けた恵みや感謝はありますか?
 ・【祈り】実行できるように祈りましょう。

(6)祈り

実行できるように、主に切に求めて祈りましょう。

(7)分かち合う

ページの一番下にある「コメントを残す」というところに、受けた恵みを分かち合いましょう。

1件のコメント

  1. 戦いに勝ち、上手くいくと高ぶりの罪を犯してしまうことが分かりました。
    最後まで主を信頼し続けたいです。

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