聖書通読クラブ Day 131

聖書通読クラブ Day 131【歴代誌 第二 28章~30章】

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シャローム!

リバイバルとは何でしょうか。沢山の人が教会に押し寄せてくることでしょうか。また、道ばたで多くの人がイエス様を受け入れることでしょうか。中にはリバイバルをそのように考える人もいるでしょう。
しかし、それらはリバイバルの結果です。リバイバルの本質は何でしょうか。それはみことばが回復することです。
その人の内に失われていた神のことばが回復し、いのちを与えられることです。
ヒゼキヤはボロボロになっていたユダにリバイバルをもたらしました。それはどのような方法だったのでしょうか。

今日もみことばを朗読し、教えられていきましょう。

今日の通読箇所:歴代誌 第二 28章~30章

■アウトライン

リバイバル

●霊的堕落:28章
  ・アハズ王の悪行:1-4節
  ・大損害を受ける:5-8節
  ・大きな罪過:9-15節
  ・低くされるユダ:16-21節
  ・不信の罪:22-27節

●主の宮の回復:29章
  ・ヒゼキヤ王:1-2節
  ・悔い改め:3-11節
  ・宮きよめ:12-19節
  ・いけにえ:20-24節
  ・賛美の回復:25-30節
  ・感謝のささげ物:31-36節

●祭りの回復:30章
  ・過越のいけにえ:1-5節
  ・主に立ち返る:6-9節
  ・あざける者と主に従う者:10-12節
  ・過越の実行:13-16節
  ・異なったやり方:17-20節
  ・種入れぬパンの祭り:21-22節
  ・天に届く祈り:23-27節

(1)通読のために心を整える

心を静めて、知恵と啓示の御霊をお迎えしましょう。

(2)通読

今日の通読箇所をまず音読しましょう。

(3)自分なりの受け取ったことをノートに書き記す

コラムを読む前に、自分なりに受け取ったことをノートにまとめてみましょう。

(4)コラムを読む

コラムを読み、質問の答えを考えてみましょう。

■コラム

【28章】霊的堕落

・アハズ王の悪行:1-4節
今までの王とは少し違った王が出てきます。アハズです。彼の評価はどうでしょうか?みことばを見てみましょう。
このアハズ王によって南ユダが崩れていきます。周囲の国はユダに従うことなく、ユダがアッシリヤの属国となってしまいます。
一代にしてその様になってしまった原因は何でしょうか。3-4節を見てみましょう。
アハズ王は二つのものに仕えています。イスラエルの王の道、つまり金の子牛を礼拝することとバアル信仰です。そして子どもたちを火の中を通すことまでしています。モレクの信仰の現れです。
これは非常に残酷な光景です。両腕が前に突き出している偶像の手を火で熱し、その上に赤子を乗せます。赤子の泣き声を消すために大きな音で太鼓をたたくそうです。神に真っ向から反対する恐ろしい信仰です。

・大損害を受ける:5-8節
北イスラエルとアラムは敵同士でしたが、それよりも巨大な敵国が登場します。アッシリヤです。
近くの国通しで争っていたパレスチナ地方の国々ですが、アッシリヤを倒すためには力を合わせて戦わなければなりません。
そこで北イスラエルとアラムが手を組み、そこに南ユダも従わせようとしました。
ヤハウェなる神を捨て、他の神々に走ったアハズ王にその報いがあります。沢山のものを失いました。

・大きな罪過:9-15節
ユダのアハズの配信により、北イスラエルとアラムはユダを打ちました。しかし、それ以上の事をしてしまいました。多くの人をとりことしました。これは神様の願われないことです。同朋を奴隷にしてはいけないのです。
オデデは軍勢の前に出て「あなたがた自身、主に対しての罪過がある」と指摘しました。私たちも気をつけたいものです。
北イスラエルの人たちはオデデの預言を聞きました。そしてなんと従ったのです。南ユダから奪い取った物、とりこにした人を手放します。人の目には無理に見えても、神様はどのように働かれるかは私たちにはわかりません。
私たちにはちからがありませんが、みことばには力があります。ですから、時が良くても悪くても、みことばをまず自分の心にまき、そして多くの人にみことばを伝えていきましょう。主はみことばを通して、神から遠く離れていると燃える人に悔い改めを起こさせてくださいます。

・低くされるユダ:16-21節
この時点では、北イスラエルは神のことばに従いました。しかし、南ユダはかたくなになっています。それでも神様は南ユダに憐れみをかけてくださいます。
南ユダは神にしっかり根付いているように見え、正統派の流れに思えますが、ここでは神様に応答しないという性質が見えます。
それで、ユダはなお攻められます。どうしてでしょうか。19節にあるように不信の罪が原因です。

・不信の罪:22-27節
アハズ王はこれに懲りずに今度はアラムの神々を拝み始めます。アラムの神が自分の神よりも強いと思ってしまったのです。アハズ王は様々なものを頼ろうとしますが、一番頼るべき主に頼ろうとしません。そしてついに、神殿を汚してしまいます。
そのような彼の評価はどのような者だったでしょうか。みことばを確認してみましょう。

【29章】主の宮の回復

・ヒゼキヤ王:1-2節
南ユダは正当にヤハウェなる神の信仰を保っていましたが、アハズ王によってボロボロにされてしまいました。
しかし、ここでそれらを一気に巻き返す王が登場します。ヒゼキヤです。
彼が最初に行ったことは何でしょうか。まず、閉じられた主の宮を開きました。そして修理に取りかかります。
なぜ父があれほど悪い行いをしていたのに、この後見るような素晴らしいことが子どもにできるのでしょうか。
その鍵は母アビヤにあるのではないかと思います。イスラエルでは子どもを教育するのは母の役目で、教えたことを実行できているか確認するのが父です。子どもが母の言いつけをちゃんと守っていたら、父は子を賞賛し、できなければ叱責します。
おそらく、ヒゼキヤの父アハズが悪いことをしていても、母であるアビヤがしっかりとみことばと人格をヒゼキヤに教えていたのではないかと思います。
ここから、ヒゼキヤがボロボロとなった南ユダをどのようなステップで建て直していくかを見ていきましょう。

・悔い改め:3-11節
まず最初に行ったのが主の宮の戸を開くということです。更にそれを修理します。
黙示録のラオデキヤの教会に主は言われます。「見よ。私は戸の外に立ってたたく」と。
私たちも自分の都合で主を締め出してしまっていることはないでしょうか。今の恵みの時代は私たちが主の宮です。ですから、まず私たちの心の戸をイエス様に向かって開けましょう。
次にヒゼキヤがしたことは、今起こっていることを整理して説明しています。そして、王としてまず第一に取り組むことは軍備の増強でも町の建築でもなく、主の宮を建て直すことが第一であることを告げます。
その上で、自分の願いを告げます。ヒゼキヤの願いは何でしょうか。主と契約を結ぶことです。契約とは何でしょうか。神様の戒めを聞き、それを守り行うことです。

・宮きよめ:12-19節
ヒゼキヤの熱い思いを聞き、レビ人が立ち上がります。彼らは王の命令通りに身を聖別して、主の宮をきよめました。
主の宮に置かれていた汚れたものをみな持ち出してキデロン川に捨てます。
その期間はなんと16日でした。ものすごいスピードで宮がきよめられています。このスピード感は大切です。もたもたしていると気が変わってしまうことがあります。主が語られたなら、直ぐに、またスピード感を持って取り組みましょう。
このようにして、アハズ王が汚したものが元通りになりました。

・いけにえ:20-24節
宮の戸が開かれ、働き人がきよめられ、宮がきよめられました。次は何でしょうか。いけにえが捧げられます。
まず最初に捧げられたのは罪のためのいけにえです。彼らは自分の内に罪があることを知っていました。また、罪があれば主につかづけないこともしていました。そして、その罪を一時的に取り除く方法も知っていました。それが罪のためのいけにえです。
彼らはいけにえの雄やぎに手を置きました。これは罪の転嫁を象徴します。自分の罪が傷のないいけにえである動物に入り、きよい動物のきよさが自分の中に入ってきます。
しかし、この時のいけにえは一時的なものです。罪のために何度もいけにえを捧げなければなりません。
しかし、イエス様はまことの罪なききよいいけにえとしてご自分をお献げになりました。そして、私たちの罪を一手に背負って十字架で死なれ、葬られ、復活されました。
このお方が自分の主であると心で信じ、口で告白するならこのお方の完全なきよさが私たちの内に入ってきます。

・賛美の回復:25-30節
続けてヒゼキヤは何をするでしょうか。賛美が捧げられています。
自分の中の罪の性質が切り取られ、祭壇に捧げられて焼かれます。これは喜びです。ですから主を賛美します。
全集団はいけにえが終わるまで伏し拝んでいます。賛美隊は賛美を続けています。
28-30節を見ると、ひとつのことばが繰り返されています。「ひれ伏す」です。
私たちはひれ伏すというと、仏教的に感じたり、イスラムやヒンドゥーなどを創造してしまうかもしれません。しかし、本来ひれ伏す祈りは私たちのものです。
ひれ伏す祈りは力があります。その意味はどのようなものでしょうか。私たちはちりから造られたので、ちりに等しいという意味で床にひれ伏します。また、主が主であることを現すための預言的な行動でもあります。
私たちの肉は神に従おうとしませんが、ひれ伏すことで強制的に肉体が主に従います。そうするなら、私たちの内にある悪しき力は私たちに留まることができないのです。
具体的にひれ伏す祈りをする場合は、みことばを朗読した後、ひれ伏しましょう。時間などの決まりはありません。それぞれで言いと思う時間ひれ伏してください。床に寝そべることができない方は、額を地面につける形でもいいかもしれません。
とにかく、みことばを朗読してひれ伏すなら、みことばが生きて働き始めることを感じるでしょう。

・感謝のささげ物:31-36節
続いてヒゼキヤは何をするでしょうか。感謝のいけにえを捧げます。感謝は人に強制されて行うものではありません。自発的に行うものです。主の宮が回復した喜びは大きなものであったので、非常に沢山のいけにえが持ってこられました。どれほど多かったかという、祭司が足りないほどでした。ですからレビ人が身を聖めています。しかも、祭司たちより直ぐな心を持っていました。
そして、民に喜びが溢れます。これらが即座に行われたからです。
すぐに行うことはとても重要です。先延ばしにしても良いことはありません。すぐに行う癖をつけましょう。

【30章】祭りの回復

・過越のいけにえ:1-5節
様々なものが回復しました。それに加えて今度は主の例祭が回復しています。ヒゼキヤ王はまずはじめに過越の祭を行いたいという願いがありました。
ここで驚くべき事は、ヒゼキヤ王が北イスラエルにまで呼びかけていることです。
ヒゼキヤ王は本当はまず最初に過越の祈りを捧げたいと考えていました。イスラエルの祭りの中でも最も大切な祭りだからです。
ところが、その前にしなければならないことが沢山ありました。宮をきよめ、働き人を整えているうちに、過越の日が過ぎてしまいました。本来であれば第一の月の14日が過越の祭です。ヒゼキヤ王はどうしたのでしょうか。それでも過越の祭を行うことを決めました。
主の例祭は決められた日以外には行ってはいけません。どうしてヒゼキヤ王はこの決断ができたのでしょうか。
実は、過越の祭は一年に二回あります。第二の月の14日がその日です。この日は、死体に触れたものや遠くに旅に出ていた者が過越の祭りに参加できるように予備日なのです。ヒゼキヤはこの日を過越の日とすることを決断しました。
ヒゼキヤ王は全国に過越の祭のおふれを出します。

・主に立ち返る:6-9節
ヒゼキヤ王は使者に手紙を託します。その内容は悔い改めでした。その理由は父たちの世代の不信の罪でした。
最後に謎のことばが書かれています。「主は彼らを恐怖に渡された」とあります。これはどういうことでしょうか。
アッシリアの捕囚はとても残虐なものでした。一度征服すると容赦ない残酷な方法で人々を殺し、恐怖を植え付け反抗できないようにするのが彼らのやり方でした。
続いて、主は憐れみ深い方だから、神に立ち返るなら捕囚の人々は帰って来るという希望のメッセージを伝えます。

・あざける者と主に従う者:10-12節
ところが人々は聞く耳を持ちません。アッシリアの恐怖を目の前にしてもかたくななままです。
その中でもへりくだる者がいました。アシェル、マナセ、ゼブンルンの人々です。そしてユダの人々も心一つに主のことばどおり、王たちの命令を行っています。

・過越の実行:13-16節
そのような事を経て、過越の祭を祝う人が集まりました。非常な大集団となっています。こうして、ついに国家を上げて過越の祭が大kなわれました。

・異なったやり方:17-20節
ところがこの集団の中に、律法をよく学んでいない者がいました。きよめの儀式を行っていない人です。本来であれば彼らは第二過越に祭りに参加しますが、今回はこれが二回目です。
しかも、律法の規定と違う方法で食事をしている者もいます。いったいどうするのでしょうか。
ヒゼキヤは民のために祈ります。すると主はヒゼキヤの祈りを聞いてくださいました。

・種入れぬパンの祭り:21-22節
種なしパンの祭りが祝われています。今では種なしパンの祭りは、7日間同じものを食べ続けるので、あまりうれしくないと言うことを聞いたことがあります。
しかし、この時は今まで失われていた祭りが回復しました。ですから種なしパンの祭りも民は非常に喜んでいました。
また、種なしパンは罪のない歩みを象徴する者です。民はその事も喜びました。

・天に届く祈り:23-27節
本来なら7日間の祭りですが、あまりのうれしさにもう7日間祭りを行っています。それほどうれしかったのでしょう。
そして、王とつかさたちは自分の費用で集団に贈り物をしています。このようにして、ソロモンの時代に勝る最大の喜び、そして霊的な回復がユダに起こりました。
最後に祭司が民を祝福します。その祈りは天にまで届きました。主と一つとなる時、祈りは天にまで立ち上ります。
ヒゼキヤが行った回復は私たちの内なる人の回復でもあります。自分自身に当てはめてみことばを受け取りましょう。

(5)ノートに記す

文中の質問、また以下の質問の回答をノートに記しましょう。
 ・【観察】今日の通読箇所の内容を簡潔にまとめましょう。
 ・【観察】神様はどのようなお方ですか?神様のご性質や神様がどのように働かれるかを書きましょう。
 ・【観察】ここからどんな真理や教訓を学べますか?
 ・【適用】自分の生活にどのようにあてはめることができますか?
 ・【感謝】受けた恵みや感謝はありますか?
 ・【祈り】実行できるように祈りましょう。

(6)祈り

実行できるように、主に切に求めて祈りましょう。

(7)分かち合う

ページの一番下にある「コメントを残す」というところに、受けた恵みを分かち合いましょう。

1件のコメント

  1. レビ人たちが主の宮をきよめたように、主のみことばにすぐに従えるように祈ります。

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