シャローム!
ダビデのただひとつの願いは何でしょうか。
「私は一つのことを主に願った。私はそれを求めている。私のいのちの日の限り、主の家に住むことを。主の麗しさを仰ぎ見、その宮で、思いにふける、そのために。」(詩篇27:4)
そのためにダビデはあらゆる力を使って神の箱をダビデの町に運び込みます。
私たちはこれほどの願いを持って主を歓迎しているでしょうか。毎日新鮮な心で主をお迎えする必要があります。
今日もダビデのように主を切に求め、みことばを朗読していきましょう。
今日の通読箇所:歴代誌 第一 13章~15章
■アウトライン
神様のご臨在を歓迎する
●契約の箱を取り戻す:13章
●ダビデの戦い方:14章
・ツロの職人たち:1-2節
・ダビデの子:3-7節
・ペリシテ人を打つ:8-12節
・回り込み作戦:13-17節
●神の箱を迎える:15章
・神の箱を運ぶレビ人:1-15節
・賛美奉仕者:16-24節
・神の箱を運び登る:25-29節
(1)通読のために心を整える
心を静めて、知恵と啓示の御霊をお迎えしましょう。
(2)通読
今日の通読箇所をまず音読しましょう。
(3)自分なりの受け取ったことをノートに書き記す
コラムを読む前に、自分なりに受け取ったことをノートにまとめてみましょう。
(4)コラムを読む
コラムを読み、質問の答えを考えてみましょう。
■コラム
【13章】契約の箱を取り戻す
王の務めは国を強くし、民に豊かな生活を送ってもらう環境を整えることです。ダビデは王となり、千人の長、百人の長、すべての隊長と合議しました。どのような軍事作戦でしょうか?
それはレビ人を集めるということでした。何のためにそれをするのでしょうか。神の箱を取り戻し、礼拝を回復するためです。
ダビデが最初に取り組んだことは礼拝の回復です。私たちも普段の生活で礼拝が失われてしまってるのであれば、まず礼拝を回復しましょう。主のご臨在を歓迎しましょう。
ダビデはエジプトのシホルからレボ・ハマテに至るまで、全イスラエルを招集します。「礼拝の回復」という名目ですでにイスラエルがひとつとなっています。
そして、神の箱を運ぶ段階で事件が起きます。2サムエル記にもあった、牛が暴れてウザが神の箱を押さえますが打たれてしまうと言う事件です。
ここから何が学べるでしょうか。しばらくの間この箇所のみことばを朗読して、静まって祈ってみましょう。神様が与えてくださった心をノートに書いておきましょう。
【14章】ダビデの戦い方
・ツロの職人たち:1-2節
ダビデは王となり、王宮に住みます。その王宮を建築するに当たって、ツロの王ヒラムが協力します。資材と職人をダビデのところに遣わします。他国の王がダビデに協力することで、ダビデは王としての実感が出てきたのでしょう。
・ダビデの子:3-7節
ダビデは王として子孫を残すことを考えます。そこで、エルサレムに来てからも妻をめとり、ここに書かれている息子、娘たちが与えられました。
・ペリシテ人を打つ:8-12節
ダビデの敵、ペリシテ人は早速ダビデが王となったことを聞きつけて上ってきます。彼らは突入してきますが、ダビデはまず主に伺っています。神様は「上れ」と言われました。その結果どうなったでしょうか。やはり、ダビデの勝利です。
その勝利の表現を「水が破れ出るように、私の手を用いて私の敵を破られた」と表現しています。圧倒的な勝利をこのように表現しています。
ダビデは彼らの置いていった偶像に目もくれず、さっさと火で焼き払いました。
・回り込み作戦:13-17節
しかし、しつこいペリシテ人はまた攻めてきます。ダビデはどうしたでしょうか。やはり神様に伺います。今度は神様はどのように仰せられているでしょうか。なんと今度は「行くな」でした。回り込んで松伏せして、そこで打つ作戦です。その通りにダビデはしました。どうなったでしょうか。ダビデに勝利がもたらされました。
ダビデは過去の勝ちパターンにこだわりませんでした。ダビデがこだわったのは今回、主がどのように語られるかです。私たちもここにこだわりましょう。
【15章】神の箱を迎える
・神の箱を運ぶレビ人:1-15節
1節を見ると、ダビデは本当に主を慕い求めていたことがわかります。少しでも近く主の近くに住みたいという願いがこの1節から見て取れます。
しかし、神の箱はまだダビデの町にありません。そこで、ダビデはレビ人たちを集め、彼らによって神の箱を運んでくることを指示します。レビ記と民数記で私たちは確かにレビ人でなければ聖所で仕えることができないことを学びました。
ウザの一件でダビデは恐れ、律法からレビ人が神の箱を運ばなければならないことを学びました。今度は正しい人が正しい順序で神の箱を運ぶ必要がありました。
彼らは身を聖別し、モーセが主のことばに従って命じたとおり、神の箱をにない棒で肩に担ぎました。
神の箱は牛車で運んではいけません。誰でも運んで良いわけではありません。選ばれたレビ人がが運びます。
私たちはイエス・キリストを信じています。その者は神の神殿です。神様のご臨在を運ぶ者です。であれば、それにふさわしい生き方をしなければなりません。みことばに従う生き方です。
焦って自分のタイミングで進んでもいけません。神様が「行け」と言われるまで備えて待ち、行きたくても「留まれ」と言えばいつまでも留まる忍耐力が必要です。
・賛美奉仕者:16-24節
ダビデは画期的な事を行おうと計画しています。一歩間違えば大勢のいのちが奪われてしまう計画です。それは、神の箱を幕で覆うのではなく、賛美隊で覆うことです。
レビ人に楽器を与えます。ダビデはこのために自分で楽器を発明したほどです。
出エジプト記で私たちは幕屋の構造を見ました。そして、その手順を守らなければ打たれてしまいます。しかし、ダビデは覆いを取っ払って礼拝者で神の箱を囲みます。これは天での礼拝の光景です。黙示録5:8-10を見てみましょう。まさに天の礼拝を先取りしています。
ダビデはこのような啓示を受け、それを実行しました。旧約の時代でありながら、新約時代の礼拝を捧げたのがダビデです。
・神の箱を運び登る:25-29節
準備は整いました。神の箱が留まることで信じられないほど祝福された異邦人オベデ・エドムの家からいよいよ神の箱がダビデの町に運び込まれます。その行動はどのような気持ちで行われたでしょうか。ダビデから言われていやいや行っているのでしょうか。違います。25節に「喜んで」と書かれています。神の箱を迎えることは喜びです。
ダビデはこの時、王の服を脱ぎエポデをまとっていました。そして、レビ人たちと同じ恰好で主の箱を迎えています。これはまるで天での光景のようです。私たちは天においては神の子、キリストの花嫁としてひとつとされます。まるで映画のエンディングのような喜びの光景が目に浮かびます。
しかし、一人だけ異彩を放っていた人物がいます。サウルの娘ミカルです。彼女だけは喜ぶダビデを見てさげすみました。喜ぶ者と共に喜べない人は本当にさみしいです。
(5)ノートに記す
文中の質問、また以下の質問の回答をノートに記しましょう。
・【観察】今日の通読箇所の内容を簡潔にまとめましょう。
・【観察】神様はどのようなお方ですか?神様のご性質や神様がどのように働かれるかを書きましょう。
・【観察】ここからどんな真理や教訓を学べますか?
・【適用】自分の生活にどのようにあてはめることができますか?
・【感謝】受けた恵みや感謝はありますか?
・【祈り】実行できるように祈りましょう。
(6)祈り
実行できるように、主に切に求めて祈りましょう。
(7)分かち合う
ページの一番下にある「コメントを残す」というところに、受けた恵みを分かち合いましょう。
主よりも自分の思いが強くなることが多いです。自分の方法ではなく、主の方法で生きたいと思いました。