シャローム!
今日から通読は歴代誌に入ります。しばらくは人の名前がひたすらに書かれている箇所です。ここは聖書通読の中でも最もハードルが高い場所の一つでしょう。ひたすらカタカナの名前の羅列です。
しかし、この名前はすべて神様に覚えられています。神様は誰ひとりこの中で知らないという者はいません。すべてをご存じです。
そう思うとき、この名前の音読の中にも神様の愛を感じるのではないでしょうか。
それでは、今日もみことばに教えられていきましょう。
今日の通読箇所:歴代誌 第一 1章~3章
■アウトライン
族長からダビデの家
●族長までの系図:1章
●ダビデまでの系図:2章
●ダビデの家系:3章
(1)通読のために心を整える
心を静めて、知恵と啓示の御霊をお迎えしましょう。
(2)通読
今日の通読箇所をまず音読しましょう。
(3)自分なりの受け取ったことをノートに書き記す
コラムを読む前に、自分なりに受け取ったことをノートにまとめてみましょう。
(4)コラムを読む
コラムを読み、質問の答えを考えてみましょう。
■コラム
今まで私たちは列王記を読み進めてきました。今日からは歴代誌です。これまでは民が神にそむき、さばかれるという視点でした。ところが歴代誌はその反対の視点、彼らが神に立ち返って礼拝を回復していくという視点から書かれています。
列王記は文字通り王たちが中心に書かれていますが、歴代誌はそれに加えてレビ人、祭司の記事が多く見受けられます。ダビデの礼拝を回復する事を願っています。
私たちは今までソロモンからバビロン捕囚までを読んできましたが、一気に時代を巻き戻して、もう一度別の側面からこの時代を見ていきましょう。
ちなみに、私たちの読んでいる聖書では歴代誌はこの場所にありますが、ユダヤ人が使っている聖書は並び順が異なります。歴代誌は最も最後に来ており、歴史書ではなく預言書として扱われているのも興味深いものです。
異邦人である私たちが読む聖書はマラキ書が最後です。そこでは父の心が子に向けられることが預言され、イエス様によってそれが実現します。
ユダヤ人が読む旧約聖書の最後は王がいないというところで終わります。そこでイエス・キリストというまことの王が登場します。
【1章】族長までの系図
系図は聖書の中でも退屈な箇所になるかもしれません。しかも歴代誌はかなりの分量があります。では、これは聖書に必要ないのでしょうか。決してそんなことはありません。たとえここにしか名前が出てこない人がいたとしても、それは神様の御心が現されていると言うことです。ひとりでも欠けたなら、聖書は完成しませんでした。
ここでは主に創世記に出てきた人たちの名前が挙げられます。系図は誰からはじまっているでしょうか。
ひとりの「人」から家族に発展し、やがてヤコブの子どもたちから族長へと広がっていきます。この系図を読み飛ばすことなく、声に出して読んでみましょう。
【2章】ダビデまでの系図
2章はダビデまでの系図です。誰からはじまっているでしょうか。この人物の別名で書かれています。
この人物から12人の子が族長としてさらに広がっていきます。3節からを見てみると、系図がユダに集中しているのに気がつくでしょう。この系図はダビデに向かっています。ダビデはユダから出てくるからです。ユダの子孫でペレツとゼラフが出てきています。ダビデはこのペレツから出てきます。
9節からはペレツの子ヘツロンの系図がありますが、その最後がダビデで終わっているでしょう。
18節からはヘツロンの別の子の系図が書かれています。ダビデの家系ではない人たちです。
これらは、バビロンから帰ってきた民がどこから来たのかを調べるのに役だったでしょう。
読み飛ばすことなく、しっかりと名前を朗読してみましょう。
【3章】ダビデの家系
ここではダビデの家系が書かれています。1-7節がダビデの家族、10節からはソロモンから王たち、そして最後の王エホヤキンまで書かれています。17節からはエコヌヤの子からはじまっています。ここには、細々とですが王家が確かに続いていることを見ることができます。そして、エコヌヤはマタイの福音書1章の系図にも出てきます。「エコヌヤにサラテルが生まれ、サラテルにゾロバベルが生まれ…」
ですから、旧約聖書は確実に新約聖書につながっていると言うことが系図からもわかります。救い主はユダの家系、ダビデの系図から生まれると言われていますが、確かにここからイエス様の系図につながります。
ところがエレミヤ書では「エコヌヤからダビデの世継ぎとなる子孫は出ない」と預言されています。この矛盾はどのように説明できるでしょうか。
イエス様は乙女マリヤに聖霊によってみごもります。つまり、人としての系図は確かにダビデの世継ぎとなる子孫ではありません。イエス様は神の血筋です。このいのちが聖霊様によってマリヤの胎に置かれたにすぎません。ですから、両方正解です。
系図は本当に奥が深い神様の愛です。この場所も一人ひとり名前を挙げて読み進めましょう。
(5)ノートに記す
文中の質問、また以下の質問の回答をノートに記しましょう。
・【観察】今日の通読箇所の内容を簡潔にまとめましょう。
・【観察】神様はどのようなお方ですか?神様のご性質や神様がどのように働かれるかを書きましょう。
・【観察】ここからどんな真理や教訓を学べますか?
・【適用】自分の生活にどのようにあてはめることができますか?
・【感謝】受けた恵みや感謝はありますか?
・【祈り】実行できるように祈りましょう。
(6)祈り
実行できるように、主に切に求めて祈りましょう。
(7)分かち合う
ページの一番下にある「コメントを残す」というところに、受けた恵みを分かち合いましょう。
今日の分まで終了しました。感謝します。
今まで読み進めていた中で、聞いたことのある名前が沢山出て来て、親しみがわきました。
が・・・
1章の38節のセイルの子は・・・から あれ?
セイルって誰の子だっけ?
39節・・ロタン?
40節・・ショバル?
41節・・アナ?
42節・・エツェル?
この方たちはどこの人?と思い、
ネットで系図を検索しても、そこまで詳しいのがなくて、
何時か自分で聖書の通り系図を書きながらたどってみたい思いになりました。
しかし、一度は朗読をすることができました。
系図をみると、人類みな兄弟なのだと思いました。
本音で語り合える姉妹だから他人とはできない喧嘩をすることはありますが。
あまり度が過ぎると、両親は苦しい思いをしているだろうとは思います。
分かってはいても、お互いに気兼ねしないので・・・(-_-;)
兄弟同士の人類で、平和が作れるように、主に助けを求めたいと思います。
人類の祖先がアダムとエバで、日本人もその子孫なのでしょうか?
そうすると、アダムとエバ以外にその時代には人間はいなくて、
近親相姦で子が生まれ子孫を作った?
と考えると少し無理がある考えかも知れないので、
分かりません。
これはよく未信者に質問される事なのですが
でもわからないものは、分からないです。
たとえ 日本人がアダムとエバの子孫でなくても、
神の被造物には変わりなく、
主イエスの血潮によって、恐れの奴隷でなく、
私は神の子にはかわりがないことをと覚え、感謝いたします。
ふと、ローマ人への手紙8章を思い出して、励まされました。
ローマ人への手紙7章14節から19節
8:14 神の御霊に導かれる人はみな、神の子どもです。
8:15 あなたがたは、人を再び恐怖に陥れる、奴隷の霊を受けたのではなく、子とする御霊を受けたのです。この御霊によって、私たちは「アバ、父」と叫びます。
8:16 御霊ご自身が、私たちの霊とともに、私たちが神の子どもであることを証ししてくださいます。
8:17 子どもであるなら、相続人でもあります。私たちはキリストと、栄光をともに受けるために苦難をともにしているのですから、神の相続人であり、キリストとともに共同相続人なのです。
8:18 今の時の苦難は、やがて私たちに啓示される栄光に比べれば、取るに足りないと私は考えます。
8:19 被造物は切実な思いで、神の子どもたちが現れるのを待ち望んでいます。
有名ではない人も、神様の目には大切な人であることを感謝します。