聖書通読クラブ Day 104

聖書通読クラブ Day 104【列王記 第二 1章~3章】

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シャローム!

今日から列王記第二が始まります。預言の働きをする人物がエリヤからエリシャにバトンタッチされます。
聖書でたった二人、エノクとエリヤだけが生きたまま天に上げられました。
エリヤはどのように上げられるのでしょうか。その時エリシャはどのようにしたのでしょうか。

今日もみことばに教えられていきましょう。

今日の通読箇所:列王記 第二 1章~3章

■アウトライン

エリヤからエリシャへ

●アハズヤ:1章
  ・アハズヤの病気:1-4節
  ・告げた者の様子:5-8節
  ・第一回目の天からの火:9-10節
  ・第二回目の天からの火:11-12節
  ・第三回目の天からの火:13-16節
  ・アハズヤの業績:17-18節

●生きたまま上げられるエリヤ:2章
  ・エリヤの取り上げられる日:1-3節
  ・あなたから離れません:4-5節
  ・二つの分け前:6-14節
  ・エリヤの捜索:15-18節
  ・良くなる水:19-22節
  ・はげ頭:23-25節

●エリシャの活躍:3章
  ・イスラエルの王ヨラム:1-3節
  ・モアブの王のそむき:4-8節
  ・主のことばは彼とともにある:9-12節
  ・みぞを掘れ:13-20節
  ・打たれるモアブ:21-27節

(1)通読のために心を整える

心を静めて、知恵と啓示の御霊をお迎えしましょう。

(2)通読

今日の通読箇所をまず音読しましょう。

(3)自分なりの受け取ったことをノートに書き記す

コラムを読む前に、自分なりに受け取ったことをノートにまとめてみましょう。

(4)コラムを読む

コラムを読み、質問の答えを考えてみましょう。

■コラム

【1章】アハズヤ

・アハズヤの病気:1-4節
列王記第二は第一からの続きです。アハズヤの歴史からはじまっています。
アハズヤは屋上から落ち、病気になります。そこでペリシテ人の町エクロンの神、バアル・ゼブブに頼ります。
その事に対し、主の使いがエリヤに告げます。その内容はどのようなものでしょうか?3-4節を見てみましょう。
アハズヤははっきりと「イスラエルに神はいない」とは言っていません。しかし、エクロンの神、バアル・ゼブブを求めたということは、主がおられないと言っているのと同じ事です。主以外のものに頼ることは偶像礼拝です。
私たちは神様を信じていながら、まるで神様がおられないかのような生活をしていないでしょうか?主の恵みに信頼し続けましょう。

・告げた者の様子:5-8節
アハズヤの使者がエリヤのことばを告げると、アハズヤは「それを言った者はどんな様子か」と言います。8節にはどのような姿が書かれていますか?新約聖書で、このような姿をした人は誰でしょうか?

・第一回目の天からの火:9-10節
ここから三回の火によるさばきがあります。一見無慈悲に見えますが、その根底にはアハズヤとその部下は神に従わないという不従順があります。

・第二回目の天からの火:11-12節
一回目と二回目の使者のことばの違いを発見できるでしょうか?「急いで」ということばが加えられています。彼らはより強いことばをもってエリヤを脅迫しています。

・第三回目の天からの火:13-16節
三回目の使者は今までと違っていました。へりくだりを見ることができます。
それをご覧になった主はエリヤに「彼と一緒に降りていけ」と言われます。

・アハズヤの業績:17-18節
アハズヤへの預言を持って、エリヤの預言活動は終わります。そして、次のエリシャへとその信仰は受け継がれていきます。

【2章】生きたまま上げられるエリヤ

・エリヤの取り上げられる日:1-3節
冒頭から強烈なみことばです。聖書の中で生きたまま天に上げられた人物が二名います。エノクとエリヤです。
イエス様ですら、一度死なれました。しかし、三日目に死からよみがえられました。
また、モーセも一説には生きたまま天に上げられたのではないかと言う人がいます。モーセの墓が見つかっていないからです。
そして、もう一人、生きたまま天に引き上げられる人物がいますが、その時はまだ来ていません。それは最後までキリストに従うキリストの花嫁です。
・あなたから離れません:4-5節
エリヤは何度でもエリシャに留まることを勧めます。しかし、エリシャは「あなたから離れません」といってついて行きます。ナオミについて行くルツのようです。

・二つの分け前:6-14節
エリヤは三度目に留まることを勧めますが、エリシャはついて行きます。そして、ヨルダン川にまでやってきます。
私たちが見るのは三度目でしょうか。出エジプトの紅海、ヨシュアがヨルダン川を渡るとき、そして今回です。水がせき止められ、乾いたところを歩きます。
自分の地上の使命が終わりに近づいていることを悟り、エリヤはエリシャにして欲しいことを聞きます。エリシャは何と答えましたか?
「あなたの霊のふたつの分け前」です。これは長子が受ける祝福です。それを臆することなく大胆に求めました。求めるものは与えられます。エリヤはエリシャに「あなたはむずかしい注文をする。」と答えます。そして、ある条件をクリアするなら、それを与えると言いました。それは何でしょうか。
11節を見ると、彼らは話しながら進んでいます。何を話しているかわかりませんが、モリヤ山に向かうアブラハムとイサク。十字架に向かうイエス様と天の父の姿が重なります。
すると突然、一台の戦車と火の馬が現れます。つづけてたつまきが起こり、エリヤは天に上げられます。それでもエリシャはエリヤから目を離しませんでした。
これは終わりの時代の生き方を啓示しています。終わりの時代には様々な事が起こります。中には選民をも惑わすほどの派手な奇跡を行う者があるでしょう。しかし、私たちは十字架だけを見つめていきましょう。「信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい。」(ヘブル12:2)
また、主は盗人のように来られると書かれています。エリヤとエリシャが話していると突然この出来事が起こりました。
ですから私たちはいつでも主をお迎えする準備をしておく必要があります。この後1秒後に主がお迎えに来られるかもしれませんし、私たちのいのちが果てた後主が来られるかもしれませんが、いずれにしても敬虔な生き方をした忠実なしもべは天で大きな報いを受けると信じます。「信仰がなくては、神に喜ばれることはできません。神に近づく者は、神がおられることと、神を求めるものには報いてくださる方であることとを、信じなければならないのです。」(ヘブル11:6)
この一連の出来事の後、エリシャは「わが父。わが父。」と言って着物を二つに裂いて悲しんでいます。
そして、エリシャはエリヤの身から落ちた外套を拾い上げ、ヨルダン川を打つと水が再び両側に分かれました。確かにエリシャはエリヤの霊を受け継ぎました。

・エリヤの捜索:15-18節
途中まで一緒に来ていた50人のともがらはエリヤが天に上げられた瞬間を見ていませんでした。しかし、戻ってきたエリシャにエリヤの霊が留まっているのを見ました。そして地に伏して礼をします。
50人のともがらはエリヤを探しに行くことを願いますが、エリシャは止めます。しかしあまりにしつこく願うので許可します。結局エリヤを見つけることはできたのでしょうか?みことばで確認してみましょう。

・良くなる水:19-22節
ここからはエリシャの活躍を見ていきます。エリヤも驚くほどの奇跡を行いましたが、エリシャはまるでイエス様ではないかと思うほどの事をしていきます。
エリヤは「主こそ神」と言う名前でした。エリシャは「神は救い」と言う意味です。新約聖書ではバプテスマのヨハネはエリヤだと言われています。悔い改めを述べ伝え、神の国の訪れを告げ、主こそ神であることを述べ伝えます。その後に来られるのが救い主であるイエス様です。そのことからもエリシャはイエス様のひな形です。
さて、19節からは水が出てきます。エリシャの最初の奇跡はヨルダン川をエリヤの外套で打ってわけたことです。続いても水に関連する奇跡です。
この地方の水は悪く、それが原因で流産が多かったと書かれています。エリシャは20節でどのような指示をしていますか?そしてどうなりましたか?
私たちは地の塩です。塩が塩気を無くしたら何の役にも立たず、外に捨てられて人々に踏みつけられてしまいます。
私たちが主の臨在を運ぶなら、いのちが生み出されなかった場所にいのちを運ぶ者となります。塩気を保ちましょう。

・はげ頭:23-25節
エリシャはエリヤと来た道を戻ります。その途中に事件が起こります。23節にどのように書かれていますか?
ここで「小さい子ども」と書かれていますが、実際は若者です。また、別の意味では「わきまえのない者」です。
知らない目上の人に向かって「はげ頭!」と言うのですから、相当失礼です。今の日本でもそんなことを言ったら怒られてしまうでしょう。律法の書には何と書かれているでしょうか?「はげは清い」(レビ13:41)と書かれています!男性のみなさん、恐れることはないです!
小さな子ども、わきまえのない者たちはこの律法を知りませんでした。そして、人格教育も成されていませんでした。どのような結果になったでしょうか。24節を見てみましょう。私たちはわきまえのあるものであることを感謝します。

【3章】エリシャの活躍

・イスラエルの王ヨラム:1-3節
アハズヤが死んでヨラムが王となっています。しかし、中途半端な感じです。アハブの罪は犯しませんでしたが、偶像礼拝は行っていました。
そして、モアブの王が紹介されます。メシャです。非常に裕福です。

・モアブの王のそむき:4-8節
ところがモアブの王が反旗を翻します。そのタイミングはアハブが死んだときでした。リーダーが後退するときには一瞬の隙ができてしまいす。そこを狙う者がいます。もし、教会でリーダーが後退するというタイミングがあるなら、教会の守りのためにいつも以上にとりなし祈りましょう。
ヨラム王は直ちにサマリヤを出発します。そして、ユダの王ヨシャパテに協力を求めます。アハブの時もアハズヤの時も同盟を結びましたが、三度同じ事をしています。

・主のことばは彼とともにある:9-12節
彼らは戦いに慣れているはずですが、計算が狂ったようです。水が涸れてしまい、ヨラムはつぶやきます。感謝する心を忘れています。
そこでヨシャパテは主のみこころを求める者はいないかと問います。そこで指名されたのがエリシャです。エリヤに水を注いでいたとは、エリヤのお世話をしていたと言うことです。それを見て、ヨシャパテはエリシャを「主のことばは彼とともにある」と表現しました。

・みぞを掘れ:13-20節
エリシャはヨラムに「アハブとイゼベルの預言者を呼べば良いだろう」と皮肉を言っています。しかし、ヨラムはバアルの神ではなく、ヤハウェなるまことの神に期待します。
そして、エリシャはヨシャパテのゆえに協力することを提案します。ここでもしヨシャパテがいなかったらヨラムは滅ぼされていたかもしれません。
エリシャは立琴をひく者を要求します。そして預言します。賛美預言です。その預言の内容はどんなものでしょうか。16節を見てみましょう。
主は水を与えてくださるだけでなく、この川を用いて大勝利をもたらしてくださいます。主は素晴らしいお方です。

・打たれるモアブ:21-27節
「みぞを掘れ」との預言がここにつながります。主は朝日の反射を用いて、水を血のように見せます。
モアブはこれを血と勘違いします。そして王たちが同士討ちをした結果だと考えます。ぶんどり物を取ろうとしたとき、モアブはイスラエルに打たれました。
さらに町々を破壊し、畑に石を投げ捨てすべての水源をふさぎ、木を切り倒しました。
ピンチのモアブの王は何をしたでしょうか。なんと、自分の次に王となる長男を城壁の上で焼き、全焼のいけにえとしました。恐ろしいことです。モアブではこのような事は特別なことではありませんでした。王であるメシャは自分の信じている神、ケモシュの怒りを静めるために子どもをいけにえとしました。
それはイスラエルの民に取ってはあまりにも忌まわしい事だったので彼らは攻め入ることなく自分たちの国に帰りました。

(5)ノートに記す

文中の質問、また以下の質問の回答をノートに記しましょう。
 ・【観察】今日の通読箇所の内容を簡潔にまとめましょう。
 ・【観察】神様はどのようなお方ですか?神様のご性質や神様がどのように働かれるかを書きましょう。
 ・【観察】ここからどんな真理や教訓を学べますか?
 ・【適用】自分の生活にどのようにあてはめることができますか?
 ・【感謝】受けた恵みや感謝はありますか?
 ・【祈り】実行できるように祈りましょう。

(6)祈り

実行できるように、主に切に求めて祈りましょう。

(7)分かち合う

ページの一番下にある「コメントを残す」というところに、受けた恵みを分かち合いましょう。

1件のコメント

  1. なんとか通読を続けられています。感謝します。
    今日主を迎える準備をしたいと思います。

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