聖書通読クラブ Day 97

聖書通読クラブ Day 97【列王記 第一 1章~3章】

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シャローム!

今日から列王記に入ります。
どんなに偉大な人でも、必ず終わりが来ます。あのダビデもついにこの地上での役目が終わる時が来ます。しかし、ひとつ問題がありました。後継者を決めていませんでした。
ダビデは老体にむち打ち、最後の後継者を指名します。ダビデ王朝を受け継ぐのは誰なのでしょうか。また、王権を巡る一連のことから、何が学べるでしょうか。

今日もみことばに教えられていきましょう。

今日の通読箇所:列王記 第一 1章~3章

■アウトライン

平和の国の樹立

●ダビデの次の王:1章
  ・年老いたダビデ:1-4節
  ・アドニヤの野心:5-8節
  ・招く者、招かざる者:9-10節
  ・ナタンの助言:11-14節
  ・バテ・シェバの謁見:15-21節
  ・ナタンの謁見:22-27節
  ・ダビデの後継者の指名:28-31節
  ・ソロモン王:32-37節
  ・喜びの声:38-40節
  ・アドニヤの計算外:41-48節
  ・祭壇の角をつかむ:49-53節
●ソロモン王国:2章
  ・ソロモンへの遺言:1-4節
  ・知恵のある人の行動:5-9節
  ・ダビデの死:10-12節
  ・アドニヤの願い:13-18節
  ・アドニヤの死:19-25節
  ・エブヤタルの罷免:26-27節
  ・軍団長、祭司の交代:28-35節
  ・シムイへの進言:36-38節
  ・ソロモン王国の確立:39-46節

●ソロモンの知恵:3章
  ・パロと縁を結ぶ:1-2節
  ・ソロモンの願い事:3-9節
  ・神様からの答え:10-15節
  ・ふたりの女を知恵でさばく:16-28節

(1)通読のために心を整える

心を静めて、知恵と啓示の御霊をお迎えしましょう。

(2)通読

今日の通読箇所をまず音読しましょう。

(3)自分なりの受け取ったことをノートに書き記す

コラムを読む前に、自分なりに受け取ったことをノートにまとめてみましょう。

(4)コラムを読む

コラムを読み、質問の答えを考えてみましょう。

■コラム

【1章】ダビデの次の王

・年老いたダビデ:1-4節
列王記はサムエル記からの続く気になります。ダビデはこの時年老いています。
人の体は、若い頃は発熱量が多いので暖かいのですが、年と共に寒く感じます。それで、若い女性、アビシャグが添い寝をして暖めます。
この女性は国中を探して見つけ出された美しい女性でした。しかし、4節の最後を見ると、ダビデは彼女を知ろうとしなかったと書かれています。
ダビデの年の衰えという考えもあるでしょうが、おそらくバテ・シェバの件で心から悔い改めた実がここで見れているのでは無いかと思います。少し蛇足ですが、世のニュースを見ていても、お年を召した方が女性問題で採り上げられているのを見ると、衰えても性的に衰えないというのはありうると思います。

・アドニヤの野心:5-8節
ダビデは衰えていました。しかし、ここで大きな問題があります。次の王を指名していませんでした。そこで立ち上がったのがアドニヤです。アブシャロムが三男ですので、次に生まれたアドニヤが四男になります。アドニヤはアブシャロムと同じ事を行いました。自分の前を走る50人を手に入れました。
そして、アドニヤはなんとダビデに仕えてきた二人の指導者、軍団長ヨアブと祭司エブヤタルに相談したところ、彼らはあっさりとアドニヤを支持するようになりました。

・招く者、招かざる者:9-10節
アドニヤはいけにえをささげるために兄弟たちや王の家来を招きました。しかし、招かなかった人がいます。10節にはそれが誰であったと書いていますか?
彼らは非常に残念です。ここまで、あの大変なときもダビデに仕えてきたのに、ダビデが衰えてしまったときに鞍替えしました。結局、自分の保身を優先させてしまったのです。
私たちも自分のいのちとキリストとどちらが大切なのかを迫られるときが来るかもしれません。みなさんはどちらに仕えますか?

・ナタンの助言:11-14節
ナタンはそんなに目立たない人物かもしれませんが、要所要所でダビデの大切な場面を支えます。ここではアドニヤが勝手に王であると宣言したことに危惧し、バテ・シェバに助言をします。
その内容はどのような者でしょうか?この箇所から読み取ってみましょう。
誰が次の王になると言っていますか?その者の名は「エディデヤ」と名付けられていました。「主に愛される者」という名前です。素晴らしい名前ですね。

・バテ・シェバの謁見:15-21節
バテ・シェバはナタンの助言を受け王の寝室を訪れます。そして、跡継ぎの話題を切り出します。時間がありません。このままではアドニヤが正式に王になってしまうかもしれないのです。バテ・シェバ以外、この働きはできなかったのではないかと思います。
しかし一方で、このことはバテ・シェバとソロモンのいのちに関わります。アドニヤに招かれなかったと言うことは、彼らから見るとバテ・シェバたちは反乱分子です。もしこのままアドニヤが王になるとバテ・シェバもソロモンも殺されてしまいます。一刻を争います。

・ナタンの謁見:22-27節
もしダビデにバテ・シェバだけが伝えたのなら、自分の息子を王にしたい意図があると思われるかもしれません。そこで、ナタンが追い打ちをかけます。
ダビデはどうも国は上手に治めますが、家族問題は苦手だったようです。自分の後継者も、はっきりと伝えておけば良かったのですが、バテ・シェバ以外、誰にも言っていなかったのでこのような面倒なことになります。

・ダビデの後継者の指名:28-31節
ダビデは弱った体を起こして、最後の力を振り絞り最後の大仕事をします。バテ・シェバにナタンの前で正式にソロモンが王になることを告げます。バテ・シェバへの約束が果たされました。

・ソロモン王:32-37節
心が決まると行動が早いのはダビデの特長です。老いてもなお健在です。すぐに祭司ツァドク、ナタン、ベナヤを呼び、ソロモンを王とすることを伝えます。
ベナヤも主をほめたたえ、この事を喜びます。

・喜びの声:38-40節
祭司ツァドク、預言者ナタン、ベナヤ、ケレテ人、ペレテ人が下っていき、ソロモンをダビデの雌騾馬に乗せます。雌騾馬は王が乗る馬です。
祭司ツァドクはソロモンに油を注ぐと民はみな喜びます。その声はどれほどだったと書かれていますか?すごい声です。私たちはこのような声で主の素晴らしさをほめたたえたいものです。

・アドニヤの計算外:41-48節
一方、アドニヤ側はどうでしょうか。食事をしています。そこで遠くから角笛の音が聞こえます。
するとエブヤタルの子ヨナタンがニュースを持ってきます。その時の場の空気感はどうだったでしょうか。49節を見てみましょう。
彼らは「自分たちはうまくやった。」と思っていたかもしれませんが、自分たちの反逆がばれてしまった形になりました。

・祭壇の角をつかむ:49-53節
このまま何もなければ、アドニヤが王となり、ソロモンが殺される運命でしたが、ナタンとバテ・シェバの勇敢な行動によって逆転しました。今度はソロモンがナタンを殺す立場です。それを知って、アドニヤは恐れています。
ここはすこしややこしい展開になっています。順番を追って説明します。まず、なぜアドニヤは祭壇の角をつかんでいるのでしょうか?
調べてみると、当時は「神聖な場所を犯してはならないという理由で、祭壇の角をつかむ者を殺してはならない」という習慣があったそうです。
しかし、私たちはいつでも聖書を基準としなければなりません。出エジプト21:14を見ると、「人が、ほしいままに隣人を襲い、策略をめぐらして殺した場合、この者を、わたしの祭壇のところからでも連れ出して殺さなければならない。」とあります。
つまり、アドニヤのしたことは律法の基準からしたら意味が無いことです。つまり、ソロモンにはアドニヤを殺す権利がありました。
そこでソロモンはどうしたでしょうか。52節からを見ると、さばきを主に委ねました。

【2章】ソロモン王国

・ソロモンへの遺言:1-4節
少しさみしいですが、ダビデの死ぬ日が近づきます。それで、ソロモンにことばを託します。その内容はどうのようなものだったでしょうか?自分でまとめてみましょう。
まるでモーセがヨシュアに告げたことばのようです。息子ソロモンを励まします。力づけます。
そして、みことばに従うことを教えます。そして、息子たちにも主の道を歩むことを言い伝えます。
申命記6章の「シェマの祈り」です。第一の戒め、第二の戒めです。
みことばにも「偶像に仕える者には、親の咎を三代、四代に、しかし主の命令を守る者は恵みを千代まで施す」(出20:5-6)とあります。
これは無条件ではないことがわかるでしょうか?自分がイエス様を信じているから、何もしなくても恵みが千代まで続くわけではありません。
子どもたにみことばを教え込むことを続けていくなら、主の恵みが千代にまで施されるのです。
子どもたちをなすがままにさせてはいけません。子どもたちが礼拝に行かないのは牧師のせいでも、教会のせいでも、リーダーのせいでもありません。親の責任です。

・知恵のある人の行動:5-9節
ダビデが気になっていることがありました。それがヨアブのことです。彼は非常に力のある器です。
ヨアブは強力な使命感から、アブネルとアマサを殺しました。しかし、それはダビデの願いではありませんでした。ヨアブの行き過ぎた正義感が彼をそうさせてしまいました。
だからといって、突然ヨアブをさばくことはできないので、さばきをソロモンに託しました。6節にあるように、ソロモンの知恵に従って行動することを勧めます。
一方、ダビデは良くしてくれたことを覚えています。バルジライです。異邦人でありながら、ダビデがアブシャロムから逃げているときに食料を持って来て養ってくれました。
ダビデはアブシャロムとの決着に片が付いたとき、バルジライに一緒に来て欲しいと願いましたが、高齢からその事を断りました。その好意をソロモンに託します。
そしてもう一人、シムイです。彼は激しく王であるダビデを呪いましたが、ダビデの好意で彼を「剣で殺さない」と言いました。
シムイは見せかけの悔い改めをしていましたが、ダビデはその本心を知っていたのでしょう。9節に恐ろしいことが書かれています。ソロモンの知恵で彼の白髪頭を血に染め、よみにくださせることを言っています。

・ダビデの死:10-12節
沢山の業績を残したダビデも、地上での役割を終えます。ダビデが愛した町、ダビデの町に葬られます。
ここでダビデの王の期間が書かれています。ひとつの区切りです。これから王はソロモンにバトンタッチされます。ソロモンは王として何から初めて行くのでしょうか。

・アドニヤの願い:13-18節
まず、この箇所をじっくりと呼んでみてください。何か違和感を感じないでしょうか?なんだかすっきりしない感覚を覚えます。どうしてでしょうか?少し考えてみてください。アドニヤの話している内容を分解して見てみましょう。
注目すべきは15節です。アドニヤは何と言っているでしょうか。「王位は私のものであるはず」と言っています。まあ、これは順番から言えば確かにアドニヤが王となるはずですが、その後を見ると矛盾点が明確になります。
この後には「王位は主によって彼の物になった」と言っています。もし、本当に主のものによって王位がソロモンの物になったのであれば、「王位は私のものである」とは言えないはずです。
言葉巧みにバテ・シェバを言いくるめています。創世記3章の蛇のような巧妙なやり方です。
その上、「断らないでください」と軽くプレッシャーをかけた上で、「アビシャグをください」と言います。
なぜ突然そのようなことを言い出したのでしょうか?アビシャグがあまりにも美しかったからでしょうか。
それもあるかもしれませんが、アビシャグは実際には王のそばめでした。つまり、アビシャグを妻にするなら、王権を得ると言うことです。アビシャグは遠回しに自分の力で王権を自分に戻そうとしています。
それを言葉巧みに「アビシャグぐらいもらってもいいでしょ?」とバテ・シェバに行っているのです。実に巧妙です。

・アドニヤの死:19-25節
ソロモンの王としての最初の決断でしょう。彼の知恵を働かせました。アドニヤの下心、そして背後にエブヤタルとヨアブがいることも知恵で悟り、アドニヤの死を宣告します。

・エブヤタルの罷免:26-27節
続けてソロモンは知恵によって決断をします。エブヤタルを罷免します。本来なら死刑になってもかまわないのですが、ダビデと共に苦労したことを認め、罷免して家に帰らせます。
実に、神の人が祭司エリに告げた預言の成就がここで見られます。(1サムエル2:27-36)

・軍団長、祭司の交代:28-35節
ここを見るとアドニヤがしたのと同じで、ヨアブも祭壇の角をつかんでいます。
ベナヤを遣わして祭壇から引きずり出そうとしますが「いやだ。ここで死ぬ」と言って抵抗します。ソロモンは知恵を用いて、「彼の言ったとおりにしなさい」と宣告します。なんと、ソロモンは一言も「彼を殺せ」と言いませんでした。アドニヤ自ら「ここで死にたい」と言っただけです。
行き過ぎた正義感をもって殺人の罪を犯した者へのさばきです。
イエス様も「自分のいのちを得ようとする者はそれを失い、わたしのために自分のいのちを失う者、それを救うのです。(ルカ9:24)

・シムイへの進言:36-38節
ソロモンはシムイの事にも対処します。もしシムイを遠くに、王の目の届かないところに置くならば反逆するかもしれません。ですからあえて近くのエルサレムに住むことを勧めます。
そして、キデロン川を渡るなと命じます。これはある意味、シムイが王の権威に従うかどうかのテストです。

・ソロモン王国の確立:39-46節。
三年後、シムイは王の命令を守ることができませんでした。ばれないと思っていたのかもしれません。しかし、それは王に告げられます。
そして、ソロモンが命じたのではなく、かつてシムイが「よろしゅうございます。従います」と言ったそのことばによって裁かれました。
私たちは終わりの日、この口からでたことばを主の御前で申し開きしなければなりません。口のことばに気をつけたいものです。心にあるものが口から出てきます。
こうして、ダビデが抱いていた不安要素が知恵によって収束を迎えました。ソロモン(ヘブライ語でシェロモー=シャローム=平和、平安)王国の誕生です。

【3章】ソロモンの知恵

・パロと縁を結ぶ:1-2節
ここでは冒頭、パロと縁を結び、パロの娘をめとっています。ダビデは戦いによって王国を建てましたが、ソロモンは外交政策によって国を建てようとしています。
当時は政略結婚は当たり前のことでした。イスラエルにとって、エジプトと友好関係を築くことはイスラエルの平和に大きく関わることです。パロも娘とソロモンが結婚していたら、エジプトがイスラエルに攻め込むことはできません。
とても賢いように見えますが、どこかでモヤモヤしたものを感じないでしょうか?相手はエジプトの王の娘です。エジプトと言えば罪の象徴です。
神様は特別にこの事をとがめられていませんが、後にこのようなやり方がソロモンの足をすくうことになります。

・ソロモンの願い事:3-9節
この前半は、ソロモンの信仰を見ることができます。「高きところ」ということばが出てきますが、これはヤハウェなるまことの神、また他の神々に対して祭壇を築き、いけにえを献げる場所です。現代風に言うなら「パワースポット」と言うところでしょか。
アブラハムも、サムエルも、多くの人が高いところでいけにえをささげています。
ところが高ければどこでもいいというわけではありません。申命記12:5-7を読んでみましょう。主が選ばれたひとつの場所でいけにえを献げる必要があります。
もちろん、ソロモンはこの高きところで、この時はヤハウェなる神にいけにえをささげていました。まだ神殿がなかったからです。しかし、じわじわと他国の女によってソロモンの道がゆがめられていきます。混ぜ物が入ってきてしまいます。
4節を見ると、信じられないほどのいけにえが献げられています。1,000頭のいけにえです。これをさばくのも大変でしょう。それほど、ソロモンの信仰はあついものでした。
その信仰に応じて、主は夢のうちにソロモンに語られます。内容はどのような者でしょうか?「何を与えようか。願え」とあります。みなさんなら何を願いますか?ソロモンは何を願ったでしょうか?武力でしょうか。経済でしょうか?権力でしょうか?
ソロモンは知恵を求めました。そして、それは主のみこころにかないました。

・神様からの答え:10-15節
求めていた以上のものを神様はソロモンに与えてくださいました。
神様をお喜ばせするもに対する報いです。私たちが苦難の中であっても、みことばを守ることを願い続けるなら、神様はどれほど喜び、溢れるほどの祝福を私たちに与えてくださるでしょうか。
神の国と、その義とを第一に求める者には、それらすべての物が与えられます。
私たちもこのように、いつも神様をお喜ばせする歩みをしたいものです。
また、14節では「あなたの父ダビデが歩んだように」とあります。これはこの後沢山出てくるので覚えておきましょう。神様はこの後に出てくる器の基準にダビデをおきます。とても高い基準ですね。

・ふたりの女を知恵でさばく:16-28節
ソロモンはダビデの晩年のことばを見ていると、幼い頃から知恵があったようです。その上、主に知恵を求めました。その知恵が十分に用いられるのがこの箇所です。
この箇所を読んでどう思いますか?これが知恵による解決ですね。誰も血を流さずに見事に問題を解決しています。平和という名前の王にふさわしい解決の仕方です。
私たちはこの地上の知恵以上の上からの知恵を求めていきましょう。そのためには毎日神様との親しい交わりをする必要があります。それが通読であり、祈りであります。
このコラムは読まなくてもいいのです。みことばを読んでください。ただ、みことばを理解する助けとしてこのコラムが用いられているのであれば、とても感謝な事です。すべての栄光がイエス様にありますように。

(5)ノートに記す

文中の質問、また以下の質問の回答をノートに記しましょう。
 ・【観察】今日の通読箇所の内容を簡潔にまとめましょう。
 ・【観察】神様はどのようなお方ですか?神様のご性質や神様がどのように働かれるかを書きましょう。
 ・【観察】ここからどんな真理や教訓を学べますか?
 ・【適用】自分の生活にどのようにあてはめることができますか?
 ・【感謝】受けた恵みや感謝はありますか?
 ・【祈り】実行できるように祈りましょう。

(6)祈り

実行できるように、主に切に求めて祈りましょう。

(7)分かち合う

ページの一番下にある「コメントを残す」というところに、受けた恵みを分かち合いましょう。

1件のコメント

  1. 子供にみことばを教えていきたいと思いました。まずは自分がみことばに従う者になりたいです。

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