聖書通読クラブ Day 61

聖書通読クラブ Day 61【申命記28章〜30章】

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シャローム!

祝福とのろい。これが申命記の後半のテーマです。特に今日の28章では明確に表されています。「イエスの血潮を宣言する祈り」でもこの28章をもとに作られた祝福の宣言があります。
今日もみことばに教えられ、主の道へと歩ませていただきましょう。

今日の通読箇所:申命記28章~30章

■アウトライン

みことばは近くにある

●祝福とのろい:28章
  ・祝福:1-14節
  ・のろい(疫病):15-24節
  ・のろい(的による喪失):25-37節
  ・のろい(害虫の災い):38-48節
  ・のろい(大国の包囲):49-57節
  ・のろい(エジプト時代への回帰):58-68節

●新しい世代へのことば:29章
  ・荒野での主の真実さ:1-15節
  ・偶像礼拝の苦ヨモギ:16-29節

●主の命令に立ち返る:30章
  ・約束の地への帰還:1-10節
  ・目の前にある選択:11-20節

(1)通読のために心を整える

心を静めて、知恵と啓示の御霊をお迎えしましょう。

(2)通読

今日の通読箇所をまず音読しましょう。

(3)自分なりの受け取ったことをノートに書き記す

コラムを読む前に、自分なりに受け取ったことをノートにまとめてみましょう。

(4)コラムを読む

コラムを読み、質問の答えを考えてみましょう。

■コラム

【28章】祝福とのろい

この章は非常に長い章になりますが、大きく二つのパートに分けられます。祝福とのろいです。このふたつを比べるとき、興味深いことに気づきます。のろいの分量は祝福の4倍ほどあるのです。ここからどのような神様の心を読み取ることができますか?
私が感じたのは、神様は人に呪いの方に言って欲しくないので、なるべく具体的に、詳細に書いてくれたのかなと思いました。

ここは非常に長いのですが、わかりやすいところでもあります。1-14節までは祝福です。15節からはのろいです。それらは対応している部分もありますので、良く読み取ってみてください。
ポイントは主のみ声に聞き従うか否かです。

【29章】新しい世代へのことば

主が新しい世代と契約を結ばれます。
4節では興味深いことが書かれています。私たちはこのような事を経験するのでは無いでしょうか?
私はかつてイスラエルに訪れたとき、ゴラン高原に生きました。その先にはダマスカスが見えたのですが、そこで爆音と共に煙が上がっていました。それを見てはいたのですが、爆撃を受けているということがつながらず、あとでつながったと言うことがありました。
見ているから悟っているというわけでは無いことがあります。
また、神様は意図的に知らせないようにしていたわけではありません。イスラエルの民は求めれば得られたと思います。主の真理を求め続けましょう。たたき続けましょう。探し続けましょう。
5節、これは奇跡ですね。荒野にはスーパーやショッピングモールやコンビニはありません。彼らは日用品をどのようにして調達していたのでしょうか?そのヒントがここにあります。主の守りと供給がありました。今の私たちはどうでしょうか?あまりにも日常の中に床件でいて気づかないかもしれませんが、主の奇跡を私たちは体験していないでしょうか?そのことに気づき、主に感謝を献げることができますように。

9節、繰り返し語られる事ですが、今回もアーメンとしか言えません。主は私たちを苦しめるために契約を結ばれるのではありません。ここに書かれていることを実現するため、主は私たちに契約を与えてくださいました。
通常、契約は双方にメリットがあるときに結ばれるでしょう。しかし、この契約はあまりにも不平等条約です。あきらかに人の方にメリットがありすぎ、主の側には何のメリットもないように思えます。しかし、主はこのために私たちと不平等条約を結んでくださいます。大いなる主の恵みに感謝します。

この契約はイスラエルの民に向けたものです。しかし、15節にはどのように書かれているでしょうか?なんと、そこにいない者に対しても結ぶものであると語られています。イエス様を通して、この契約が私たちにも有効であると信じます。

16節からはのろいの警告です。私たちは一度見てしまったものが頭から離れないという経験をしたことがあるかもしれません。イスラエルの民も偶像を見てしまいました。それに心が傾いてしまわないよう、モーセは節に願っています。
それらを、モーセは毒草や苦よもぎの根と表現しています。あわせてヘブル12:15を読み、それらが自分の心の中にないか確認してみましょう。

19節は誰しも思うことでしょう。「イエス様を信じていなくても楽しく幸せそうに生きているじゃ無いか。どうせ死ぬならこの地上で自分の好きなことをして生きていけばいいじゃ無いか」という事です。
アサフも詩編の中で同じような葛藤に立っています。
なぜこのような話なったかというと、17節にあるように、彼らが偶像を見てしまったからです。
みなさんはどうですか?この世を見て、イエス様を捨てて今の世を楽しみたいですか?

その後の節には、このような者にどのようなのろいがあるかが書かれています。これらを読み、自分の人生にあてはめ、思い当たることがあるなら、さかのぼってその根源、自分の中に偶像がないか確かめましょう。

29節を読んだとき、子どもの頃に言われたことを思い出しました。「子どもだから、大人の事をしらなくてもいいの!」という言葉です。私たちは神の被造物です。この小さな頭で、すべてを創造された神様のすべてを知ろうとすることは自分が神になることと等しいかもしれません。
もちろん、みことばの真理を求めていく必要がありますが、隠されていることは主におまかせするという信仰も必要でしょう。
一つ例を挙げるなら、主が再びこの地に来られることに関してです。
使徒の働き1:7ではイエス様が国を再興されるのはいつですか?つまり、再臨はいつですか?と弟子たちが聞いたところ「いつとか、どんなときとかは知らなくていい。父がご自分の権威でお定めになる」と書かれています。
それなのに、「イエス様は○月○日に再臨する!」とどうして言えるのでしょうか?これは神様が隠されていることです。それなのになぜその事を知っているのでしょうか?ここは追求しなくて良い領域です。主にお任せする領域です。それでは、私たちはどうすればいいのでしょうか?いつ、主が来られてもいいように目を覚ましておくことです。これが私たちが追求すべき事です。

【30章】主の命令に立ち返る

さあ、ここから回復が書かれています。神様は確かに祝福してくださいました。しかし、その祝福を受け取れるかどうかは民の従順さにかかっています。
2節、これが悔い改めです。自分の道から主に立ち返ることです。その方法は心を尽くし精神を尽くして主の御声に聞き従うことです。
そうするなら、たとえ人の手ではどうしようもない状態であったとしても、主は回復してくださいます。私たちの主は回復の主です。
4節には、天の果てにいても連れ戻すと約束されています。事実、紀元70年にイスラエルの民が散らされた後、1948年に奇跡的にイスラエルという国が再興されました。そして今もなおイスラエルの民は集められています。

6節、割礼の本当の意味です。心を包む皮を切り捨てる必要があります。それは人の力でできる者ではなく、主がなされることです。
9節の祝福が及ぶ原因は何でしょうか?それが10節に書かれています。
11節、本当にその通りです。みことばは難しいです。しかし、シンプルです。主を愛し、自分を愛し、隣人を愛する。そのために主のみことばを聞き、それに従う。まとめるとこれがすべてです。
そして、みことばは私たちとかけ離れたものではありません。空想話やファンタジーや、単なる歴史の物語ではありません。ごく実践的で、具体的なものです。
14節にも繰り返し書かれています。みことばは、私たちのごく身近にあります。この時にはモーセもイスラエルの民もこのみことばの意味を理解できなかったでしょう。しかし、私たちは理解できるのではないでしょうか。イエス様の十字架の後、聖霊様が注がれ私たちの内に住んでくださっています。これほど身近な事はありません。
そして、それを実行できると約束してくださっています。

15節、エデンの園のようです。私たちの前にはいつもこの二本の木があります。私たちはこのどちらかを選びます。
私たちはいのちを選ぶことができますが、万が一17節、心を背けるとありますが、これは心の向きを変えるということです。悔い改めと逆の方向です。なぜこうなるのでしょうか?主の声を聞かず、従わず、自分が正しいとするからです。そのような者はどうなると18節に書かれていますか?

しかし、とはいっても、やはりみことばを聞き、従うことは難しいことがあると思います。私もそうです。だからこそ20節があるのだと思います。自分の力でみことばを行う事はできません。この20節をよく読み、祈ってみましょう。

(5)ノートに記す

文中の質問、また以下の質問の回答をノートに記しましょう。
 ・【観察】今日の通読箇所の内容を簡潔にまとめましょう。
 ・【観察】神様はどのようなお方ですか?神様のご性質や神様がどのように働かれるかを書きましょう。
 ・【観察】ここからどんな真理や教訓を学べますか?
 ・【適用】自分の生活にどのようにあてはめることができますか?
 ・【感謝】受けた恵みや感謝はありますか?
 ・【祈り】実行できるように祈りましょう。

(6)祈り

実行できるように、主に切に求めて祈りましょう。

(7)分かち合う

ページの一番下にある「コメントを残す」というところに、受けた恵みを分かち合いましょう。

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