聖書通読クラブ Day 326

聖書通読クラブ Day 326【コリント人への手紙 第一 1章-3章】

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シャローム!

今日からコリント人への手紙第一の通読が始まります。パウロがコリントの教会に宛てた二つの手紙からなっています。
コリントは非常に賜物に優れた教会でした。しかし、彼らは霊的、人格的にはまだ幼子のような状態であったようです。そのような教会に向けて、パウロはどのような手紙を書き、彼らを建てあげていっているのでしょうか?聖霊様に教えられながら、今日も通読を勧めていきましょう。

今日の通読箇所:コリント人への手紙 第一 1章-3章

■アウトライン

●愚かな者と知者:1章
  ・挨拶:1-3節
  ・キリストとの交わり:4-9節
  ・一致:10-17節
  ・神の愚かさと弱さ:18-25節
  ・召し:26-31節

●知恵:2章
  ・御霊と力の現れ:1-5節
  ・隠された奥義としての神の知恵:6-16節

●私たちが神の神殿:3章
  ・たいせつなのは成長させてくださる神:1-9節
  ・土台と建物:10-15節
  ・神の神殿:16-23節

(1)通読のために心を整える

心を静めて、知恵と啓示の御霊をお迎えしましょう。

(2)通読

今日の通読箇所をまず音読しましょう。

(3)自分なりの受け取ったことをノートに書き記す

コラムを読む前に、自分なりに受け取ったことをノートにまとめてみましょう。

(4)コラムを読む

コラムを読み、質問の答えを考えてみましょう。

■コラム

【1章】愚かな者と知者

・挨拶:1-3節
パウロからの挨拶です。この手紙はコリントの教会に宛てられています。このコリントの教会をどのように表現していますか?
加えて、パウロは神の恵みと平安を祈っています。

・キリストとの交わり:4-9節
パウロはなにゆえに神に感謝していると言っていますか?その理由が5節に書かれています。コリントの教会は非常に賜物に溢れた教会でした。同時に、主の再臨を待ち望む教会でもありました。
主の召しによって、コリントの教会はイエス様との交わりに入れられました。

・一致:10-17節
パウロはここから本題に入ります。コリントで起きている問題です。それは何でしょうか?パウロは何をお願いしていますか?コリントの人々は、めいめいにどのように言っていますか?これは私たちの教会でも起こることです。

・神の愚かさと弱さ:18-25節
ここでは、十字架のことばに関して書かれています。それは滅びにいたる人にとっては何で、救いを受ける私たちにとってはどのようなものですか?
イエス様は十字架で知恵者の知恵を愚かのものにされました。逆に、使徒たちもそうですが愚かな者を用いられました。それは、この世の知恵をむなしくし、神の知恵が打ち立てられるためです。
そして、私たちはこの事を覚えましょう。21節を見てください。どうして世の中の頭のいい人は神を知ることがないのかという理由がかかれています。聖書学者といわれる人の中にも、たくさんの原語やみことばの知識があるのにもかかわらず、救いに導かれていない人もいます。
世の中の人がどう思うとも、私たちにとってキリストは神の力、神の知恵です。神様の愚かさは、この世のどんな知恵者も比べることができないほど素晴らしいものです。神の弱さはどのような強い人よりも強いのです。神は創造主であり、私たちは造られた者だと言うことを忘れないようにしましょう。

・召し:26-31節
信じる者が神様に選ばれた理由が書かれています。使徒たちを見てもそれが明らかでしょう。彼らは単なる漁師や両替人など、知者と言われる人々からはほど遠いと思われるような人々でした。しかし、イエス様の十字架の後、聖霊様が注がれたとき、彼らは知者を論破できるほどの力が与えられました。それはどうしてでしょうか?神の御前で誰も誇らせないためです。私たちが唯一誇ることができるのは、自分がしてきたことでもなく、自分の知恵でもなく、神ご自身です。

【2章】知恵

・御霊と力の現れ:1-5節
パウロは実はとても高学歴の人物です。ユダヤ教の中でも尊敬されていたガマリエルという人の愛弟子です。ですから、語ろう思えば知恵のあることばを話すこともできますが、ここではそれをしなかったと言っています。それはどうしてでしょうか?2節を見てみましょう。それゆえ、コリントにいたときのパウロは噂通りではなく、弱々しく見えていたようです。しかし、それは、実は御霊の力の現れです。

・隠された奥義としての神の知恵:6-16節
しかし、パウロは成人の間で知恵を語ると言っています。信仰の、また人格の成人です。その知恵はどのようなものではないと書かれていますか?パウロが語る知恵は「隠された奥義としての神の知恵」この知恵はいつからありましたか?8節を見ると、この知恵はこの世の支配者はだれも悟ることができなかったと言っています。その証拠に、彼らはひとつとなってイエス様を十字架にかけてしまいました。ここから、この知恵はイエス様が神の御子であり、救い主であると言うことを信じることであると言えます。
正に、当時の知恵者は9節にあるような状態でした。しかし、神様は御霊によってこの知恵を私たちに啓示してくださいます。この御霊はどのような事をして下さると10節にありますか?私たちが考えていることは、その本人にしかわかりません。同じように、神の心は御霊によってでしか知ることができないのです。
12節を見ると、私たちはどのような霊を受けたと書かれているでしょうか?この世の中には二つの霊しかありません。その目的は何でしょうか?この賜物に関して理解するためには、御霊のことばを用いなければなりません。御霊のことばによって御霊のことばをひもといていきます。この御霊のことばとは何でしょうか?詳しくはこのあとの12章、また14章で見ることにします。
このような御霊を受けたいと願いますが、14節を見ると、生まれながらの人間はこの霊を受けることができないと書かれています。なぜなら、キリストを信じなければこの御霊は与えられないからです。この御霊によって御霊を悟ります。
私たちは神の心を知ることができるのです。神の御霊が私たちの内に生きて下さっているからです。

【3章】私たちが神の神殿

・たいせつなのは成長させてくださる神:1-9節
パウロは賜物に満ちたコリントの人に、成人として話すことができませんでした。どのように話したと書かれていますか?また、彼らに父を与えたとあります。赤ちゃんの食べものです。私たちも、いつまでもこのようなわかりやすい、乳ばかり求める者から、堅い大人が食べる食物のような、みことばの深みへと導かれていきましょう。信仰の成長と共に、みことばの深みへと導かれていくと信じます。
そのためには、私たちはいつまでも肉に属する者のような生き方をしていてはいけません。何が肉に属する生き方でしょうか?その具体的な指標が3節に書かれています。人に対しての思いです。
私たちにとって大切なのは人以上に、私たちを成長させて下さる神様です。

・土台と建物:10-15節
パウロは前の箇所で、コリントの人々が神の畑であり、神の建物だと言っています。この事から、福音書などで出てくる「畑」を私たち自身に当てはめて読むことができるのではないかと思います。
さて、ここからは土台と建物に関して語られていきます。パウロは何の上に、賢い建築家のように土台を据えたと書かれていますか?この土台とは何だとパウロは言っていますか?そして、その据えられた土台の上にそれぞれが家を建てていきます。もし、その土台の上にそれぞれの素材で建てるなら、その日、何がその人の働きの真価をためしますか?その結果の判断の指標を14.15節から見てみましょう。

・神の神殿:16-23節
パウロは16節で奥義を語ります。なんと、私たちが神殿であると言っています。そして、その神殿に神の御霊が宿っているのです。
神殿はイスラエルの中心です。ここに神のご臨在が留まります。それが私たち自身だと言っています。これは驚くべき事です。ですから、私たち、信じる者はそれだけでもダビデの幕屋のように、24時間祈りの家なのです。
そして、知者になりたいと願うなら、どうすれば良いと18節に書かれていますか?愚かになることができるのが本当の知恵者です。
全ては私たちに委ねられています。そして私たち自身はイエス様のものであり、イエス様は神のものなのです。


(5)ノートに記す

文中の質問、また以下の質問の回答をノートに記しましょう。
 ・【観察】今日の通読箇所の内容を簡潔にまとめましょう。
 ・【観察】神様はどのようなお方ですか?神様のご性質や神様がどのように働かれるかを書きましょう。
 ・【観察】ここからどんな真理や教訓を学べますか?
 ・【適用】自分の生活にどのようにあてはめることができますか?
 ・【感謝】受けた恵みや感謝はありますか?
 ・【祈り】実行できるように祈りましょう。

(6)祈り

実行できるように、主に切に求めて祈りましょう。

(7)分かち合う

ページの一番下にある「コメントを残す」というところに、受けた恵みを分かち合いましょう。

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