聖書通読クラブ Day 320

聖書通読クラブ Day 320【使徒の働き 26章-28章】

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シャローム!

今日で使徒の働きを読み終えます。いつも聖書を通読して感じるのですが、多くの書簡が同じような構造をしています。今日の使徒の働きを黙示録と照らし合わせて見るとき、興味深いことが見えてきます。
黙示録では大きな患難がやってきます。そして、それを耐え抜いたものが永遠のいのちを与えられ、主と共に住むことができます。
今日の箇所の船の遭難、そこからの救い、そしてローマでの生活も、そのような構造に見えてきます。
しかし、私は信じます。その前にイエス様が私たち信じる者を迎えに来て下さると。そのきぼうを握りしめ、今日もみことばを朗読していきましょう。

今日の通読箇所:使徒の働き 26章-28章

■アウトライン

●王の前での弁明:26章
  ・アグリッパ王への証:1-23節
  ・わずかなことばでキリスト者に:24-29節
  ・死や投獄には相当しない:30-32節

●船の上での信仰:27章
  ・イタリヤへの出発:1-8節
  ・暴風に翻弄される船:9-26節
  ・陸に上がる:27-44節

●ローマでの生活:28章
  ・マルタ島の人々:1-6節
  ・ポプリオの父と島の人々のいやし:7-10節
  ・ローマに到着:11-15
  ・ローマのユダヤ人への報告:16-22節
  ・神の国をあかしする:23-28節
  ・神の国を伝え、キリストを教える:30-31節

(1)通読のために心を整える

心を静めて、知恵と啓示の御霊をお迎えしましょう。

(2)通読

今日の通読箇所をまず音読しましょう。

(3)自分なりの受け取ったことをノートに書き記す

コラムを読む前に、自分なりに受け取ったことをノートにまとめてみましょう。

(4)コラムを読む

コラムを読み、質問の答えを考えてみましょう。

■コラム

【26章】王の前での弁明

・アグリッパ王への証:1-23節
アグリッパ王の前に立たされたパウロは弁明の機会を得ます。パウロはどのような事を弁明しているでしょうか?
感謝の言葉、じぶんの出生、パウロの以前の考え、キリストとの出会い、その後の働きを語っています。
この中から、パウロは何を宣べ伝えているかを見てみましょう。20節にそれが書かれています。また、モーセや預言者が語っている事は何だと言っていますか?23節を見てみましょう。

・わずかなことばでキリスト者に:24-29節
アグリッパ王はこれを聞き、何を言いましたか?想像してみて下さい。国会の証人喚問に招かれて、そこでこのような証を大胆に宣べたら、人々は理解できないでしょう。そのように、フェストはパウロがこの道に進みすぎ、気が狂っていると思っていました。
それに対してパウロはどのように返答しましたか?27節を見てみましょう。これに対してアグリッパは「わずかなことばで私をキリスト者にしようとしている」と答えています。それほどパウロの語る内容は筋が通っており、信じざるを得ない内容になっていたのです。さらに、語ることばに権威がありました。アグリッパ王はみことばによって自分のあやまちを示されていたのかもしれません。
パウロはとにもかくにも、みなが自分のようになってくれることを願うと伝えています。

・死や投獄には相当しない:30-32節
そこで、議会に集まっている人々が話し合います。その結果はどのような内容でしょうか?パウロに非が認められるでしょうか?
また、アグリッパはフェストに32節のようなことを言います。しかし、これが神様のご計画でした。

【27章】船の上での信仰

・イタリヤへの出発:1-8節
パウロたちはイタリヤに向かって出発します。カイザルの裁判のためにです。パウロたちは百人隊長に連れられて船に乗り込みます。船は中継地点を経由して目的地へと進んでいきます。しかし、イタリヤのアレキサンドリアに行く船が風で進むことができなくなっていました。そこで良い港というところに立ち寄っています。

・暴風に翻弄される船:9-26節
それからかなりの日数がたったと書かれています。この当時は、移動するのも簡単ではありませんでした。時期は断食の季節も過ぎています。すなわち、秋の祭り、大贖罪日です。パウロは人々に注意します。そのないようはどのようなものでしょうか?人々はパウロのことばと航海士や船長の話、どちらを信用しましたか?また、多くの人の意見はどうだったでしょうか?その時、とても良い風が吹いてきて急いで出港しますが、まもなくしてその風はユーラクロンという暴風に翻弄されてしまいます。
風は収まることなく吹き続けます。船を軽くするためにあらゆるものを海に捨て始めています。20節を見てみましょう。もし、自分がそこにいても、このような気持ちになるのではないかと思います。
その様な絶望の中、突然パウロが声を上げます。21-24で、どのように言っていますか?イエス様がそのように約束してくださいました。
そしてパウロは島に打ち上げられると預言的な宣言をします。

・陸に上がる:27-44節
船がコントロールできなくなって二週間が過ぎています。真夜中頃、水夫は陸が近づいてきたように感じます。プロの船乗りの直感です。それで、水深を測ると確かにだんだん浅くなってきています。
真夜中で回りもよく見えないので、彼らは暗礁に乗り上げることを心配し、いかりを下ろし船を固定し、夜明けを待ちます。
しかし、その間水夫たちはどうしようとしていますか?それに対してパウロは何を言いますか?
夜が明けるとパウロは人々に何を勧めますか?主の守りを宣言し、パウロはパンを割きみなで食べ始めます。人々はどうなりましたか?船の船員は276人です。相当大きな船です。そして、上陸の準備を始めます。
夜が明け、周りを見渡すことができるようになると、砂浜のある入り江を見つけ、そこに上陸することにしています。錨を切り、帆を張って一気に砂浜目指します。所が、潮に流されて船は座礁してしまいます。船はどんどん壊れ始めます。どうすれば良いのでしょうか。
兵士たちは何を相談していますか?42節を見てみましょう。しかし、百人隊長はパウロをどうしようとしていますか?その結果、どうなりますか?

【28章】ローマでの生活

・マルタ島の人々:1-6節
彼らが降り立った島はマルタという島でした。そこの島の人々は彼らに対してどのように振る舞いましたか?その様子が雨が降り始めたときに見ることができました。
その時、パウロが柴をたばねて火にくべます。その時に事件が起こりますが、どうなっていますか?島の人々はそれを見て、どう思っていますか?
ところがパウロはどうしましたか?そうです。私たちはたとえ毒を飲んでも害を受けないのです。主の守りがあります。主に信頼し、あらゆる領域にその信仰を働かせていきましょう。
島の人々はそのパウロの様子を見て、考えを変えています。どのような考えになりましたか?パウロは確かにキリストの証人です。

・ポプリオの父と島の人々のいやし:7-10節
島の首長は、三日間も彼らをもてなしてくれています。そこで、首長の父が病にある事がわかります。パウロはその人にどうしましたか?首長の父はどうなりましたか?それを見て、島の他の人はどうしましたか?この事を通して、パウロたちが尊敬する立場になっています。
ここまで、島の人たちとパウロのやりとりで、何かを奪い取ってやろうという考えは出てきているでしょうか?島の人も、パウロたちも持てるものを与え合っています。受けるよりも与える方が幸いです。事の大小にかかわらず、私たちが与えることができるものはないでしょうか?考えてまず、自分から与えてみましょう。

・ローマに到着:11-15
パウロたちはこの島で冬を過ごし、再び目的地目指して出航します。そしてついにローマに到着します。それを聞いた兄弟たちが出迎えに来てくれています。パウロは彼らに会ってどのようにしましたか?

・ローマのユダヤ人への報告:16-22節
パウロはローマでどのような状態だったでしょうか?とても良い待遇です。そこでパウロは、おもだったユダヤ人を集め、彼らに話をしています。その内容を見てみましょう。パウロは何のために鎖につながれていますか?
彼らはこの事について知らせを受けていなかったようです。

・神の国をあかしする:23-28節
そこで彼らは日を改めて、さらに多くのユダヤ人を集めパウロのところに来ています。それで、朝から晩までなにをしていますか?
パウロは彼らにどうしようとしていますか?23節を見てみましょう。
それを聞いた人はどうなったでしょうか?その中で帰ろうとした人たちにパウロはみことばを引用して語ります。それはどういうことでしょうか?福音はまずイスラエルの民に告げられなければなりません。彼らがそれを拒んだので、救いは異邦人にまで及びました。

・神の国を伝え、キリストを教える:30-31節
このようにパウロは晩年をここで過ごします。二年間、自費で生活し、そこに人々を招き福音を伝えています。そこでは何も妨げるものはありませんでした。


(5)ノートに記す

文中の質問、また以下の質問の回答をノートに記しましょう。
 ・【観察】今日の通読箇所の内容を簡潔にまとめましょう。
 ・【観察】神様はどのようなお方ですか?神様のご性質や神様がどのように働かれるかを書きましょう。
 ・【観察】ここからどんな真理や教訓を学べますか?
 ・【適用】自分の生活にどのようにあてはめることができますか?
 ・【感謝】受けた恵みや感謝はありますか?
 ・【祈り】実行できるように祈りましょう。

(6)祈り

実行できるように、主に切に求めて祈りましょう。

(7)分かち合う

ページの一番下にある「コメントを残す」というところに、受けた恵みを分かち合いましょう。

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