聖書通読クラブ Day 312

聖書通読クラブ Day 312【使徒の働き 1章-3章】

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シャローム!

今日から使徒の働きが始まります。今まで弱々しく、失敗ばかりしているように見えた弟子たちが、数日の間に急激に成長しているように見えます。そのきっかけとなったものはなにでしょうか?どうして彼らは突然偉大な働きをするようになったのでしょうか?今日もみことばから教えられていきましょう。

今日の通読箇所:使徒の働き 1章-3章

■アウトライン

●イエスの約束を守る者:1章
  ・あいさつ:1-2節
  ・父の約束を待ちなさい:3-5節
  ・力を受けます:6-11節
  ・心を合わせて祈りに専念する:12-14節
  ・この務めと使徒職の地位を継ぐ:15-26節

●御霊の注ぎ:2章
  ・五旬節の日:1-4節
  ・めいめいの国のことばで話す:5-13節
  ・ペテロの説教:14-21節
  ・約束された聖霊:23-36節
  ・心を刺される:37-42節
  ・いっさいの物を共有にする:43-47節

●御国の鍵を使う:3章
  ・美しの門の男:1-26節

(1)通読のために心を整える

心を静めて、知恵と啓示の御霊をお迎えしましょう。

(2)通読

今日の通読箇所をまず音読しましょう。

(3)自分なりの受け取ったことをノートに書き記す

コラムを読む前に、自分なりに受け取ったことをノートにまとめてみましょう。

(4)コラムを読む

コラムを読み、質問の答えを考えてみましょう。

■コラム

【1章】イエスの約束を守る者

・あいさつ:1-2節
使徒の働きはルカによって書かれています。ですから、ルカの福音書の出だしと似ています。これは誰に宛てられているでしょうか?ルカの福音書では「尊敬するテオピロ殿」と書かれていますが、ここでは「テオピロ」となっています。どうしてこのように呼び名が変わったのでしょうか?おそらく、前のルカの福音書でテオピロはキリスト者となったゆえに、このように親しみを込めて呼んでいるのではないかと思われます。

・父の約束を待ちなさい:3-5節
イエス様は苦しみを受けられた後、すなわち、十字架の後何日でした地に現れましたか?そこで何を語りましたか?そして、何を示されましたか?
また、イエス様は彼らと一緒にいるとき、どう命じられましたか?私たちは出エジプト後の幕屋の移動でこの事を学びました。主が留まれと言われたときには留まり、行けと言われたときには行かなくてはなりません。この時はどちらでしょうか?
もうまもなく何が起こるでしょうか?

・力を受けます:6-11節
弟子たちはイエス様に何を期待していたでしょうか?この期に及んで、彼らはイエス様が政治的に王として国を再興して下さると思っていました。しかし、イエス様はどう言われていますか?もちろん、主の時を悟ることは大切です。しかし、それが行き過ぎると良くありません。いつとか、どんなときとかは知らなくても良いときがあります。それを見分ける必要があります。
しかし、何が望まれるとき、私たちはどうなりますか?ここに書かれている「力」はギリシャ語で「デュナミス」というもので、ダイナマイトの語源となったことばです。それほどに力があります。中には、この力をいやしや奇跡などの力という方もいます。それも正しいのですが、最も偉大な力は、私たちが罪の道から立ち返ることができるようになる力では無いかと思います。この力を受けたなら、どうなると書かれていますか?このように、私たちは主の証人となる必要があります。それは御霊の助けによらなければできません。
その後、イエス様は9節でどうなっていますか?これを見ていた弟子はあっけにとられ、天を見続けていました。すると、誰が来て何を言っていますか?イエス様は必ず戻ってこられます。これが希望です。

・心を合わせて祈りに専念する:12-14節
イエス様は天に帰られました。それで、弟子たちはどこに帰っていますか?その距離はどれ程だったでしょうか?「安息日の道のりほど」とありますね。これは安息日に直線で移動して良い距離が決められていました。その距離は約1kmです。この事から、エルサレムとオリーブ山が近いことがわかります。
そこで、彼らは屋上の間に上がります。誰がいますか?そして、彼らは何をしていましたか?全員が心を合わせて、祈りに専念しています。これが教会の姿です。主に召された者たちの集まりです。

・この務めと使徒職の地位を継ぐ:15-26節
ここにどれ程の人が集まっていたでしょうか。イエス様の弟子は多くいました。しかし、十字架を経て、なおイエス様の言われたことを守っていた者はこの人数でした。
そこで、ペテロが声を上げます。それはどういうことでしょうか?ペテロは詩篇からの引用をして、イスカリオテ・ユダの代わりにイエス様の復活の証人を決めようと提案しています。そこで名前の挙がった人は誰でしょうか?そして、何によって誰に決まりましたか?

【2章】御霊の注ぎ

・五旬節の日:1-4節
時は五旬節の日です。過越の祭から50日後、初夏です。みなは一つ所にあつまっています。すると何が起こったでしょうか?すると、人々はどうなりましたか?それは誰が話させてくださっているものですか?
舌と言うものは小さな器官ですが、船の舵のように私たちの人生を左右するものです。同じ舌が神を誉め称え、また呪いを言います。ですから、聖霊様はまず弟子の舌をご支配されました。彼らは御霊が話させてくださる他国のことばを話しています。

・めいめいの国のことばで話す:5-13節
この物音で、敬虔なユダヤ人たちが集まってきます。しかも、時は五旬節です。主の例祭のうちの一つですので、多くの人がイスラエル中からエルサレムに集まってきています。彼らは弟子たちがどうしているのを聞いて、驚きあきれていますか?
ここではいわゆる異言と言われる賜物の現れがあります。異言の中には御使いの異言と地の異言の二種類があるようです。ここでは地の異言です。私も個人的に、この経験があります。アメリカに留学しているとき、ある人のために祈っていました。すると、自分でも知らないことばが次々と口から出てきていました。後から、当時のメンターの人から「何を祈っていたかわかってたの?」と聞かれ、私は「知らない」と答えました。聞いてみると、私は英語で「主の城壁の守り」と繰り返していたそうです。私はその単語を知りませんでした。しかし、とても美しい発音だったそうです。
とにかく、120人の人々は一斉に他国のことばで語っているの見て、人々は13節でどのように言っていますか?

・ペテロの説教:14-21節
ペテロは立ち上がり、声を張り上げます。15節を見ると、この時は何時ですか?そして、人々は酒に酔っているのではないと言います。そして、何の成就だと言っていますか?このヨエルの預言をもう一度じっくり味わってみましょう。

・約束された聖霊:23-36節
イエス様のみわざは父のあかしです。ところが彼らはこのイエス様を十字架につけてしまいました。しかし、イエス様は24節の通りになりました。そして、ダビデのことばを引用し、そこからイエス様の死と葬りと復活、つまり福音を大胆に宣べています・

・心を刺される:37-42節
人々はペテロのメッセージを聞いてどうなっていますか?これが数日前まで、人を取る漁師をあきらめて漁に出ていた者と同一人物でしょうか?一体彼に何が起こったのでしょうか?御霊が注がれるなら、このようになります。
人々は一体どうしたら良いのかと使徒に問います。そこで、ペテロはどのように答えていますか?これが大切です。罪を悟り、悔い改め、そしてイエス様のところに行き、罪の赦しを得ます。このお方の名前によってバプテスマを受けると、何が与えられますか?
ペテロは他にも多くのことばであかしをしました。そして、どのような時代から救われなさいと言いましたか?これは私たちにも語られていることばだと信じます。
そこで、ペテロのことばを受け入れた者は何をしましたか?その日、どれ程の者が弟子に加えられましたか?信じた者は何をしましたか?42節を見ましょう。私たちもこれを行いたいです。

・いっさいの物を共有にする:43-47節
この事で、一同の心に何が起こっていますか?イエス様ではなく、今度は使徒たちによって多くの不思議としるしが行われています。御霊が与えられた者の証拠です。
信者となった者はどうしていたと44節以降で書かれているでしょうか?この集まりは現代でもあります。イスラエルでは「キブツ」という集落があり、そこでは今でもいっさいの物を共有にして暮らしています。以前イスラエルに行ったとき、その集落の方に話を聞く機会がありましたが、とても幸せだと言っていました。
さて、46節にはどのように書かれているでしょうか?彼らは財産を共有していただけでなく、毎日、心を一つにして宮に集まっていました。そこで何をしていましたか?その結果、主はどのような人を起こされましたか?

【3章】御国の鍵を使う

・美しの門の男:1-26節
ペテロとヨハネはいつ、どこに行っていますか?この初代教会の時代には、祈りの時間が決まっていました。その時間に応じた祈りを詩篇から捧げていたようです。
すると、どこに誰がいたでしょうか?その人はペテロとヨハネに何を求めましたか?
ペテロは彼に何と言いましたか?何をあげましたか?すると彼はどうなったでしょうか。ここは読み飛ばしてしまいそうになりますが、実はペテロがイエス様からいただいた天の御国の鍵を初めて使った瞬間になります。天の御国の鍵とは何でしょうか?イエス・キリストの御名です。この御名によって命じたことがその通りとなりました。
人々はどのような光景を見たでしょうか?そして、どうしたでしょうか?人々はもしかしたらイエス様でも誰でも、自分たちをいやしてくれるのであれば良かったのかも知れません。それを見たペテロは何を言っていますか?
16節を見てください。何がこの人を強くしたと書かれていますか?そして、またもやここからメッセージを語ります。その内容はどのようなものでしょうか?すべての預言が誰を指していますか?そして、どこから立ち返る必要があると宣べているでしょうか?私たちに必要なのは日々の悔い改めです。


(5)ノートに記す

文中の質問、また以下の質問の回答をノートに記しましょう。
 ・【観察】今日の通読箇所の内容を簡潔にまとめましょう。
 ・【観察】神様はどのようなお方ですか?神様のご性質や神様がどのように働かれるかを書きましょう。
 ・【観察】ここからどんな真理や教訓を学べますか?
 ・【適用】自分の生活にどのようにあてはめることができますか?
 ・【感謝】受けた恵みや感謝はありますか?
 ・【祈り】実行できるように祈りましょう。

(6)祈り

実行できるように、主に切に求めて祈りましょう。

(7)分かち合う

ページの一番下にある「コメントを残す」というところに、受けた恵みを分かち合いましょう。

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