聖書通読クラブ Day 297

聖書通読クラブ Day 297【ルカの福音書 1章-3章】

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シャローム!

今日の通読箇所は、ルカの福音書にだけ出てくるたとえが多くあります。特に15章です。この箇所は失われたものが見いだされることが書かれています。私たちも本来なら失われていたものですが、神の一方的な恵みによって、見いだされました。これは何にも勝る喜びです。ところが、私たちはこの喜びを忘れてしまっています。この箇所を読み、もう一度救いの喜びを思い出させていただきましょう。

今日の通読箇所:ルカの福音書 1章-3章

■アウトライン

●バプテスマのヨハネの誕生:1章
  ・序論:1-4節
  ・ザカリヤとエリサベツ:5-7節
  ・ザカリヤへの預言:8-23節
  ・エリサベツの妊娠:24-25節
  ・マリヤへの預言:26-38節
  ・マリヤの賛歌:39-56節
  ・エリサベツの出産:57-66節
  ・ザカリヤの預言:67-80節

●イエスの誕生:2章
  ・マリヤの出産:1-7節
  ・この方こそ主キリストです:8-20節
  ・イエスの命名と聖別:21-38節
  ・幼子イエス:39-52節

●イエスの宣教の開始:3章
  ・ヨハネのメッセージ:1-14節
  ・さらに力のある方:15-17節
  ・ヨハネの投獄:18-20節
  ・イエスの受洗:21-22節
  ・イエスの系図:23-38節

(1)通読のために心を整える

心を静めて、知恵と啓示の御霊をお迎えしましょう。

(2)通読

今日の通読箇所をまず音読しましょう。

(3)自分なりの受け取ったことをノートに書き記す

コラムを読む前に、自分なりに受け取ったことをノートにまとめてみましょう。

(4)コラムを読む

コラムを読み、質問の答えを考えてみましょう。

■コラム

【1章】バプテスマのヨハネの誕生

・序論:1-4節
ルカはイエス様の御業の成就を初めから見ていました。この時期、すでにマルコ、そしてマタイ、また多くの人々がイエス様のされたことを記事にまとめていました。ルカは主が備えてくださった彼の性質を用いてルカの福音書を記します。彼は医者で画家です。彼はどのようにこの福音書を書いたでしょうか?3節を見てみましょう。また、誰にあてて書いていますか?この人物の詳細はよくわからないと言うことですが、異邦人の高い位の人のようです。

・ザカリヤとエリサベツ:5-7節
この時代は誰の時代でしょうか?また、ザカリヤの職業は何でしょうか?彼の妻エリサベツは誰の子孫でしょうか?二人ともレビ族であることがわかります。彼らはどのような生活を送っていたでしょうか?6節を見てみましょう。これは、神の律法を守っていたと言うことです。しかし、ひとつ悩みがありました。それは何でしょうか?7節を見てみましょう。

・ザカリヤへの預言:8-23節
神殿で仕える祭司は当番制です。ザカリヤはこの時、主の導きで香をたく働きに導かれます。その間、多くの民は外でどうしていたでしょうか?すると、ザカリヤに何が起こりましたか?この御使いが告げた事をよく見てみましょう。どのような事が書かれていますか?また、与えられる子に対する預言も書かれています。17節を見てみましょう。マラキの預言の成就ですが、よく見てみてください。「父たちの心を子どもたちに向けさせ」とあり、子の心を父に向けさせることは書かれていません。おそらく、これはイエス様によって完全に成就されるからでしょう。とにかく、17節が彼の使命です。
ザカリヤは宮の中で語られたこれらを信じることができましたか?できませんでしたか?それでどうなりましたか?

・エリサベツの妊娠:24-25節
この御使いのメッセージの通り、エリサベツの身に起こったことは何でしょうか?当時は不妊は恥という考えがありました。主の御前に正しく歩む者への好意です。

・マリヤへの預言:26-38節
ガブリエルはもう一組の家族にメッセージを届けます。エリサベツの事からどれくらい後に、どこの誰にメッセージを届けていますか?彼女の夫になる人は誰の家系で名前はなにでしょうか?
この女性、マリヤという名前は、ヘブライ語で「苦い水」という意味です。旧約聖書で、女性が不貞の罪を犯したとき、苦い水を飲み彼女が無罪であれば何も起こらず、もし罪を犯していたら腹が膨れるということがありました。マリヤは結婚前に受胎を告知されるという苦い水を飲みました。もし、人々に知られると死刑になるからです。しかし、彼女は正しく生きていたので、救い主を生み出すことになります。
28節で、メッセンジャーガブリエルはマリヤに何を告げましたか?それに対するマリヤの反応はどうでしたか?また、御使いは生まれてくる子の名前を指定されます。その名前は何でしょうか?その子の特長は何でしょうか?
34節はマリヤの純粋な疑問です。これに対する答えが35節です。生まれる者はどのように呼ばれますか?彼女の励ましのために、親類の不妊の女性エリサベツもみごもっています。37節、非常に重要なみことばです。自分のたましいに言い聞かせましょう。
これら一連の事を受け、マリヤは最終的にどのように言っていますか?38節を見てみましょう。彼女の人格をうかがい知ることができます。みなさんがマリヤならどのように反応したでしょうか?

・マリヤの賛歌:39-56節
マリヤはどこに行き、誰に会いますか?その時、会った人の子は胎内でどうなりましたか?そして、エリサベツはどうなりましたか?マリヤの中に聖霊様によって置かれたイエス様のいのちは、誕生前ですがすでにこのような力がありました。それで、エリサベツは何と答えていますか?45節、このみことばを自分に何度も何度も語りましょう。これこそが地上で最も幸いな人です。
そして、マリヤは主を賛美していきます。その内容をじっくり見てみましょう。

・エリサベツの出産:57-66節
エリサベツが男の子を産みます。近所の人々や親族はどうしていますか?そして、8日目にあることをしています。それは何でしょうか?これは律法の定めによることです。最近の研究で、生まれて8日目が最も免疫力が上がるということです。主は人をこれほど完璧にデザインしてくださいました。そして、人に一番言いように律法を定めてくださっています。
さて、回りの人々は男の子にどのような名前を付けようとしていますか?これは当時は一般的な事でした。しかし、エリサベツは何と言う名前と言いましたか?また、ザカリヤはしゃべれなかったので書き板に名前を書きます。その名前は何ですか?聖書では二人三人の証言が正しいとあります。二人の意見が一致しました。その瞬間、ザカリヤに起こったことは何ですか?
  

・ザカリヤの預言:67-80節
ザカリヤは何に満たされ、預言していますか?預言者はすべて、このお方によって語らせていただくのです。その預言の内容を見てみましょう。自分の子の生きる道を語っています。特に76,77節を見てみましょう。これは何によると78節に書かれていますか?そして、その幼子は成長してどこに言っていますか?

【2章】イエスの誕生

・マリヤの出産:1-7節
ちょうどこの時、皇帝から全世界の人口登録の命令が出ました。そのために人々は自分の生まれ故郷に一時的に戻る必要がありました。ヨセフはどこからどこに帰っていますか?身重のマリヤを連れての旅は簡単ではなかったでしょう。その時、何が起こったでしょうか?6,7節を見てみましょう。ルカの福音書はイエス様の誕生を一番詳しく書いている書簡です。もう一度よく見てみてください。私たちが知っているクリスマスの物語の通りですか?イエス様は馬小屋で生まれていますか?そのような事は一言も書かれていません。それは、後に人が付け加えたものです。そもそも、この場所に馬小屋などありません。馬は異邦人のローマ兵が乗るものです。イエス様はベツレヘムでお生まれになりました。この地域は神殿に献げるためのいけにえ用のきよい羊を育てる場所でした。ですから、羊小屋、もしくは家畜小屋の法が正しいでしょう。聞いたことを鵜呑みにするのではなく、自分でみことばを通して吟味することが大切です。
ちなみに、このイエス様をくるんだ布ですが、当時、イスラエルの女性は子ども身ごもると、妊娠期間中、布にみことばを刺繍し、生まれて最初にその布で子どもをくるむそうです。一生、みことばに包まれて成長するようにとの願いが込められています。

・この方こそ主キリストです:8-20節
この偉大な救い主の誕生を、ヨセフとマリヤ以外で最初に知らされた人は誰でしょうか?祭司長でしょうか?王でしょうか?8節を見てみましょう。先ほどもお伝えしたように、この羊飼いはただの羊飼いではありません。主に献げるための羊を育てている羊飼いです。ですから、律法を知っていなければそれに適合した羊を育てられません。つまり、彼らは聖書をよく知っていた羊飼いでした。ですから、この御使いが告げたことをすぐに理解できたのでしょう。10節、クリスマスの歌でよく使われることです。民全体のための素晴らしい喜びとは一体何でしょうか?どうしてそれが喜びなのでしょうか?考えてみましょう。
御使いは羊飼いにはっきりと告げます。11節を見ましょう。そのための印を12節で与えています。その直後、どうなっていますか?この羊飼いはこれを見て、どのような気持ちになったでしょうか?
この羊飼いたちはこれらの出来事の後、どうしていますか?これが大切です。すぐに行動する者を主は祝福してくださいます。人々は喜びますが、マリヤはどうしていますか?そして、羊飼いはその後、どうしていますか?ここからも、彼らが神を恐れる民であることがわかります。

・イエスの命名と聖別:21-38節
イエス様も同様に8日目に割礼が施されています。このお方の名前は誰が命名しましたか?
そして、22節、ヨセフとマリヤが主を恐れ、律法を守っていたことがわかります。何のためにどこへ行っていますか?
また、その際、ささげ物が必要です。彼らは何を献げていますか?24節を見てみましょう。これは、ささげ物の中で一番貧しい者が献げるささげ物です。彼らの経済事情がここから見えてきます。
ここで、二人の人物が出てきます。一人目は25節からのシメオンです。彼はどのようなお告げを受けていますか?かつて、イエスの血潮を宣言する祈りの著者、アテフ・メシュレキー博士が日本に来られ、メッセージをして下さったとき、このシメオンについて語られていました。彼は七十人訳聖書の著者の一人だったそうです。つまり、ヘブライ語からギリシャ語に翻訳する働きをしていました。そこで、イザヤ書7章を翻訳していたとき、14節で「見よ、処女が身ごもっている」という一節を翻訳するのに苦労していました。なぜなら、ローマの王にこの聖書を見せるとき、この矛盾を説明できないからです。そこでシメオンは「処女」と訳さず「女性」と書こうとしました。しかし、その度に何度もペンが折れ、書けなかったと言うことです。そこで、彼は祈ります。その中で、聖霊の啓示を受け、ルカの福音書で書かれているように「主のキリストを見るまで死なない」と言われていたそうです。おそらく、年齢は400歳を超えていたのでは無いかと思います。それで、シメオンは29節のように告白しているのです。
また、もう一人の人物が出てきます。36節からを見てみましょう。女預言者アンナです。彼女はどのような人だったでしょうか。36-37節を見てみましょう。彼女もまた、この幼子の事を語っています。
ここで、よく考えてみてください。宮には毎日沢山の幼子が連れて来られるはずです。長い期間、大勢の子どもがいる中で、どうしてシメオンとアンナはイエス様を見いだすことができたのでしょうか?彼らはそれだけを待ち望んでいたからです。主を待ち望む者への報いです。私たちも再び来られる主を今日か、今日かと待ち望みましょう。

・幼子イエス:39-52節
ヨセフとマリヤ、そしてイエス様はエルサレムから自分の家に帰ります。イエス様の幼いときの様子はあまり書かれていませんが、40節にはどのように書かれていますか?
41節からも、イエス様の両親はみことばに従う人であることがわかります。しかし、事件が起こります。それはどのようなものですか?イエス様は何をされていましたか?46節を見てみましょう。そして、周りの人はこのイエス様のことばにどう反応していますか?
48節、これは母として当然のことだと思います。しかし、イエス様は49節で両親にどう言っていますか?イエス様は反抗期なのでしょうか?違います。イエス様は天の父と共におり、守られています。しかし、両親はその奥義を理解できませんでした。
イエス様はナザレでどのような生活をされていたでしょうか?51節を見てみましょう。十戒を守られています。
52節、すべての人がこのようになることを願います。

【3章】イエスの宣教の開始

・ヨハネのメッセージ:1-14節
ルカの福音書は、いつの出来事かを詳しく記しています。この時にバプテスマのヨハネに下ったものは何ですか?彼が語ったメッセージはどのような内容でしたか?ただの悔い改めのメッセージではありません。これはイザヤの預言の成就です。内容を確認してみましょう。バプテスマを受けに来る人たちにどのように言っていますか?その内容は優しいものですか?どのような木が切り倒されると言っていますか?このような内容を聞くと、どのようにして救われるかという疑問を持つのは当然です。バプテスマのヨハネはどうしなさいと言っていますか?これは隣人を愛することです。

・さらに力のある方:15-17節
民衆は何を待ち望んでいましたか?彼らはヨハネについて、どのように感じていましたか?それに対して、ヨハネはどう言っていますか?自分が救い主だと言っていますか?やがて来られる方をどのように表現しているでしょうか?

・ヨハネの投獄:18-20節
ヨハネは民衆に何を知らせていましたか?彼はこのような働きをしていましたが、ヘロデに捕らえられます。その理由はなにでしょうか?

・イエスの受洗:21-22節
イエス様もヨハネからバプテスマを受けられます。イエス様が祈られると天はどうなっていますか?また、イエス様に下られたものは何ですか?そして、天からどのような声がしていますか?

・イエスの系図:23-38節
イエス様が宣教を開始されたのは何歳頃でしたか?人々からはどのように思われていたでしょうか。イエス様は一体誰の子なのでしょうか。それを明らかにしているのがこの系図です。これを遡ると、一番はじめの人は誰の子と書かれていますか?

(5)ノートに記す

文中の質問、また以下の質問の回答をノートに記しましょう。
 ・【観察】今日の通読箇所の内容を簡潔にまとめましょう。
 ・【観察】神様はどのようなお方ですか?神様のご性質や神様がどのように働かれるかを書きましょう。
 ・【観察】ここからどんな真理や教訓を学べますか?
 ・【適用】自分の生活にどのようにあてはめることができますか?
 ・【感謝】受けた恵みや感謝はありますか?
 ・【祈り】実行できるように祈りましょう。

(6)祈り

実行できるように、主に切に求めて祈りましょう。

(7)分かち合う

ページの一番下にある「コメントを残す」というところに、受けた恵みを分かち合いましょう。

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