聖書通読クラブ Day 298

聖書通読クラブ Day 298【ルカの福音書 4章-6章】

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シャローム!

今日の通読では、山上の垂訓のルカバージョン、通称「地上の垂訓」が出てきます。もし、時間があったらマタイの福音書4-6章と比較してみましょう。
ここには、非常に重要なことが沢山書かれています。その一つひとつを心に留めながら、これを聞くだけはなく実行できるように、主に祈り求めていきましょう。

今日の通読箇所:ルカの福音書 4章-6章

■アウトライン

●宣教の開始:4章
  ・荒野での試み:1-13節
  ・聖書のことばの成就:14-30節
  ・安息日の教え:31-37節
  ・シモンのしゅうとめのいやし:38-39節
  ・病人のいやし、悪霊の追い出し:40-41節
  ・寂しい所:42-44節

●召される弟子たち:5章
  ・大漁:1-11節
  ・ツァラアトのいやし:12-16節
  ・屋根から下ろされる病人:17-26節
  ・収税所でのレビの召命:27-28節
  ・レビ宅での食事:29-32節
  ・新しい皮袋:33-39節

●地上の垂訓:6章
  ・安息日に穂を摘む:1-5節
  ・安息日のいやし:6-11節
  ・十二使徒の任命:12-19節
  ・幸い:20-26節
  ・黄金律:27-38節
  ・実によってわかる:39-45節
  ・行う人、実行しない人:46-49節

(1)通読のために心を整える

心を静めて、知恵と啓示の御霊をお迎えしましょう。

(2)通読

今日の通読箇所をまず音読しましょう。

(3)自分なりの受け取ったことをノートに書き記す

コラムを読む前に、自分なりに受け取ったことをノートにまとめてみましょう。

(4)コラムを読む

コラムを読み、質問の答えを考えてみましょう。

■コラム

【4章】宣教の開始

・荒野での試み:1-13節
イエス様は何に満ちておられましたか?そして、誰に導かれ、どこに行きましたか?そこで何日間、どうされたでしょうか?その時が終わると何を覚えられましたか?
ここで、悪魔はイエス様は厳しく試されます。三つの試みがあります。一つ目は何に対する誘惑でしょうか?この時、イエス様は空腹を覚えておられました。悪魔もそのことを知っていたので、まず、空腹という肉の欲求に訴えかけます。イエス様はどのように答えられておられますか?イエス様は霊的な領域で答えられました。
続く二つ目は何でしょうか?この国々の権力と栄光です。これは誰に任せられているのでしょうか?悪魔はこれと思う人にそれを上げると書いています。突然有名になったり、お金持ちになったりするのは、もしかしたらこの働きによるのかもしれません。しかし、悪魔はそこに条件を付けます。何をしたらそれを上げると書いているでしょうか。これが悪魔との契約です。イエス様はどう答えられていますか?
三つ目は何でしょうか?神に対する挑戦です。そして、イエス様に対して飛び降りることを要求しています。もし、これを信じて飛び降りても、悪魔は何も責任を取りません。なぜなら、悪魔はだます者だからです。イエス様はどのように答えられていますか?
このあと、悪魔はどうしますか?みことばと共に歩むなら、私たちにもこの事が起こります。

・聖書のことばの成就:14-30節
イエス様はここでも御霊に導かれてガリラヤに戻られます。その後、ナザレに移動され、安息日に会堂に入り、みことばを朗読されます。それは特別のことだったでしょうか?みことばには「何のとおり」と書かれていますか?そして、イエス様が読まれたみことばは何でしたか?これはイザヤ61章のみことばです。21節によると、これがどうなったと言われていますか?人々の目はイエス様に注がれます。その権威に圧倒されます。しかし、人々が期待していたことは何でしょうか?イエス様に人々が期待していたのは、派手なしるしでした。しかし、イエス様が伝えたいのは神の御国です。
また、イエス様は預言者は郷里ではどうだと言われていますか?エリヤとエリシャの例を挙げますが、そのことを思い出せますか?それを聞いた会堂にいた人々はどう反応していますか?そのとき、イエス様はどうされましたか?

・安息日の教え:31-37節
イエス様は安息日ごと、会堂で教えられていました。それを聞いた人々は何に驚いていますか?ことばに何があったとかかれていますか?どうしてその様なことが起こるのでしょうか?それは、イエス様が言ったとおりに行っておられるからです。そのように生きている人のことばには権威があります。
その時、会堂に悪霊につかれた人がいました。「会堂は聖いから、悪霊は来ない」と思っていないでしょうか?悪魔はどこにでもやってきます。その人はどのようにわめいていますか?これは悪霊が言わせていたことですが、悪魔は嘘をいっていますか?本当のことを言っていますか?私たちよりも、悪魔の方がイエス様の事を理解し、私たち以上に恐れています。
そこで、イエス様はどうのようにされていますか?悪霊を追い出すためになにか儀式を行ったり、特別なものを使っていますか?ただ「黙れ。その人から出て行け」と言われただけです。悪魔はこの権威に従わなければなりません。その通りにしました。ある意味、悪魔は私たちよりも従順です。

・シモンのしゅうとめのいやし:38-39節
イエス様はシモンの家に行きました。そこには熱で苦しむしゅうとめがいました。人々はイエス様にどうしていますか?そこで、イエス様はどうされていますか?何か行動されていますか?すると彼女はどうなったでしょうか。

・病人のいやし、悪霊の追い出し:40-41節
日が暮れると、どうなっているでしょうか。イエス様はその一人ひとりにどう接しておられますか?また、悪霊は何と言って多くの人から出て行っていますか?どうしてでしょうか?この時、イエス様はまだご自分がキリストであることを明らかにされていませんでした。それが明らかになるなら、余計な議論が発生してしまいます。それで悪霊どもを叱っておられます。

・寂しい所:42-44節
朝になって、イエス様はどこに行かれていますか?そこで何をしていたのでしょうか?祈っていたのです。群衆はどうしていますか?そして、人々はイエス様にどうしてほしいと思っていましたか?そして、彼らをどのように説得しているでしょうか?イエス様はとても優しいお方です。

【5章】召される弟子たち

・大漁:1-11節
イエス様はここまでお一人で宣教をされていたのかも知れません。多くの群衆が押し寄せて来た時、漁師の人たちを見つけます。イエス様はそのうちの一つの舟を借り、陸から少し離れた所からメッセージを語られます。その間もシモンはずっと側でイエス様のメッセージを聞いていたでしょう。その後、イエス様は話が終わると、シモンに何と言っていますか?それに対して、シモンはどのように答えていますか?ここの「でも」と言うことばはとても重要なことばです。私たちも自分の言いたいことがあるでしょう。でも、神の言うとおりに従うという生き方をしたいと願います。
イエス様のことばに従った結果、どのようになりましたか?そして、彼らは結局どのようになったでしょうか。

・ツァラアトのいやし:12-16節
イエス様の前に全身ツァラアトの人がいました。本来なら逃れの町にいなければなりませんが、イエス様の噂を聞いて出てきたのでしょうか?おそらく、いのちがけでここまで来たのでしょう。彼はイエス様を見ると何と言い、どうしましたか?
そして、イエス様はどのようにされましたか?ツァラアトの人に触ると、その人も汚れてしまいますが、イエス様は御手を伸ばして彼に触ってくださいました。彼にとって、どれ程うれしいことだったでしょうか。これがイエス様の心です。直らないと思える病ですら、主は癒やすことができます。私たちも主の心を受け取って行きましょう。

・屋根から下ろされる病人:17-26節
パリサイ人、律法の教師が集まっています。その中でも、イエス様は力強いいやしを行われています。すると、そこに男たちは誰を運んできたでしょうか?イエス様の前に連れて行こうとしますが、人が多すぎてそれができません。結局、彼らはどうしましたか?イエス様が見られたのは誰の信仰ですか?そして、どのように言われていますか?
ところが、律法学者、パリサイ人は何を言っていますか?それを見抜いたイエス様はどのように言われていますか?
この中風の人に「あなたの罪は赦された」というのと、「起きて歩け」というのは、どちらが彼にとって困難でしょうか。体が思い通りに動かないのに、起きて歩けと言われる方が難しいはずです。イエス様はその難しい方を命じました。結果はどうなりましたか?それを見た人々はどうなっていますか?

・収税所でのレビの召命:27-28節
ここで、レビが召し出されます。彼は収税所にいる取税人でした。当時の社会では取税人は嫌われ者の代表格です。しかし、イエス様はあえてこのような人に声をかけ、ご自分の弟子とされました。

・レビ宅での食事:29-32節
レビは喜び、自分の家でイエス様のために大振る舞いをします。そこにはパリサイ人の中の律法学者がいました。彼らはどのようにつぶやきましたか?イエス様の答えは何でしょうか?私たちも招かれている事を感謝します。

・新しい皮袋:33-39節
今度は、断食に関してイエス様に質問しています。そこでイエス様はどのように答えられていますか?そのことを説明するためにたとえが語られていますが、それはどのようなものですか?また、ここでのあたらしいもの、ふるいものは何でしょうか?祈って考えてみましょう。

【6章】地上の垂訓

・安息日に穂を摘む:1-5節
安息日にイエス様と弟子たちは麦畑を通っていました。その時、弟子たちは何をしましたか?それを見たパリサイ人たちは何を言っていますか?これは律法違反なのでしょうか?申命記23:25には「隣人の麦畑にはいったとき、あなたは手で穂を摘んでもよい。しかし、隣人の麦畑でかま使ってはならない。」と書かれています。彼らは弟子たちのこの行動を、この後半のみことばにあてはめたのでしょう。
そして、イエス様はダビデの例を出し、人の子は安息日の主であることを宣言されます。

・安息日のいやし:6-11節
別の安息日に会堂でイエス様が教えられます。律法学者、パリサイ人はどうしていますか?彼らの心の動機は何でしたか?
イエス様は右手のなえた人に対して、どう言っていますか?そして、回りを見渡して、イエス様は何を言われ、どうされましたか?安息日の労働に関して、この時の人々は拡大解釈をし、神の教えを曲げていました。安息日にしなければならないのは善を行うことです。イエス様が行われたことは善を行うことですか?悪を行うことですか?これは律法で安息日に禁止されている労働ではありません。むしろ、しなけらばならないことです。

・十二使徒の任命:12-19節
イエス様は山に行かれます。その目的は何ですか?どのようにして夜を明かされていますか?そして、夜が明けるとどうしていますか?そこで選ばれた人たちの名前を見てみましょう。17節を見ると、イエス様と弟子たちは山を下り、平らな所に立っています。そこには沢山の問題を抱えた人たちがいました。そのような人々はどうなっていますか?19節を見てみましょう。イエス様の偉大さを知ることができます。

・幸い:20-26節
ここはマタイの4-6章で語られた内容と同じような内容ですが、先ほどあったように、平地に立たれています。ですので、ある人はここは山上の垂訓に対する、地上の垂訓と言う人もいます。山上の垂訓では8つの祝福でしたが、ここではいくつの祝福がありますか?それに加え、ここでは哀れな者が書かれています。それはどういうものか、確認してみましょう。

・黄金律:27-38節
ここは黄金律とも言われる箇所です。敵に対してどうすることが書かれていますか?憎む者に何をしろと書かれているでしょうか?感情ではこの事はできませんが、感情を超えた信仰でこのみことばに従うとき、神の祝福が下ります。また、呪う者、侮辱する者、片方の頬を打つ者、上着を奪い取る者、すべて求める者に対して、どうすると書かれていますか?これをこのまま行うことには大きな価値があります。これらの事を行った報いは何と書かれていますか?35節を見てみましょう。これこそ天の父の心をこの地上であらわした姿です。
また、人に対しての事が37節から書かれています。自分が裁かれないようにするにはどうすれば良いでしょうか?自分が罪に定められないため、赦されるためにすることは何でしょうか?人にそれを求めるのではなく、まず、自分から始めることです。そして、主のゆえに与える人はどうなるでしょうか?38節を見てみましょう。

・実によってわかる:39-45節
イエス様はここでたとえを語ってくださいます。目の見えない人が目に見えない人の手引きをしたら、共に穴に落ちてしまいます。そのように、霊的な盲目同士の者が行くなら、穴に落ちてしまいます。
また、人は自分の事は案外知らず、人のことばかり気になるものです。イエス様はそのことを目の中のちりにたとえて話されています。このたとえは滑稽に思えますが、事実なのです。霊的な目から梁が取りのけられるように祈りましょう。そして、他人と比較することをやめましょう。
最後にイエス様は見分けの方法を教えてくださっています。何によって見分けることができるでしょうか?私たちが実らさなければならない実はなにでしょうか?考えてみましょう。

・行う人、実行しない人:46-49節
ここには二種類の人が出てきます。両方とも主のことを聞いています。その後が違っています。その違いは何でしょうか?私たちはこのどちらになりたいでしょうか?

(5)ノートに記す

文中の質問、また以下の質問の回答をノートに記しましょう。
 ・【観察】今日の通読箇所の内容を簡潔にまとめましょう。
 ・【観察】神様はどのようなお方ですか?神様のご性質や神様がどのように働かれるかを書きましょう。
 ・【観察】ここからどんな真理や教訓を学べますか?
 ・【適用】自分の生活にどのようにあてはめることができますか?
 ・【感謝】受けた恵みや感謝はありますか?
 ・【祈り】実行できるように祈りましょう。

(6)祈り

実行できるように、主に切に求めて祈りましょう。

(7)分かち合う

ページの一番下にある「コメントを残す」というところに、受けた恵みを分かち合いましょう。

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