聖書通読クラブ Day 277

聖書通読クラブ Day 277【ハガイ書 1章-2章】

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シャローム!

ここからの小預言書はバビロン捕囚から帰ってきた後の時代の預言になります。帰還した民に対して、主が励まし、叱責し、慰める言葉を持って再び主のご計画をなそうとされます。
今まではひたすら破壊、破滅の預言でしたが、粉々に壊された後には回復があります。このハガイ書では特に神殿の回復、建築が預言されています。しかも、エズラ記で見ましたが、これは異教の王が神殿建築を命じました。まさに神様の働きです。
もし、自分の人生が壊されているように感じたなら、また困難の中にあるなら、今日のみことばから力を受けましょう。

今日の通読箇所:ハガイ書 1章-2章

■アウトライン

●現状をよく考えよ:1章
  ・現状をよく考えよ:1-6節
  ・宮を建てよ:7-11節
  ・仕事に取りかかった:12-15節

●後の事をよく考えよ:2章
  ・揺り動かし:1-9節
  ・よく考えよ:10-19節
  ・あなたを選び取る:20-23節

(1)通読のために心を整える

心を静めて、知恵と啓示の御霊をお迎えしましょう。

(2)通読

今日の通読箇所をまず音読しましょう。

(3)自分なりの受け取ったことをノートに書き記す

コラムを読む前に、自分なりに受け取ったことをノートにまとめてみましょう。

(4)コラムを読む

コラムを読み、質問の答えを考えてみましょう。

■コラム

【1章】現状をよく考えよ

・現状をよく考えよ:1-6節
この時代はダリヨス王の第二年の第六の月の一日とあります。はっきりとした日が書かれています。北イスラエルや南ユダの王ではなく、外国の王の年代が書かれていることから、彼らが外国に支配されていたことがわかります。
第六の月ですので、私たちの太陽暦で考えると8月の終わりから9月頃になります。ぶどうやいちじく、ざくろなど夏の収穫物がある時期です。そして一日は毎月新月の祭りがあります。ちなみに、ハガイと言う名前は祭りという意味のハーグから来ています。
ハガイの預言を聞いたのは二人のリーダーで、ゼルバベルとヨシュアです。ゼルバベルはダビデの直系の子孫です。マタイの福音書の冒頭の系図でも「ゾロバベル」と言う名前で登場します。彼は実質は王ですが、バビロンに支配されているので王と名乗ることはできず、「総督」と呼ばれています。
もう一人はヨシュアですが、彼は正当なアロンの直系の大祭司の子孫です。この王であるゾロバベルと大祭司の直系ヨシュアによって神殿再建の事業が進められます。1ペテロ2:9にある「王である祭司」の姿があります。そして、この後この地に来て下さるイエス様を通して地上の神殿の時代がおわり、私たちが神殿となる時代が訪れました。
この時、民は「まだ神殿を建てるシーズンではない」と言います。周りの状況や自分の都合を中心に考えていたので「主の時ではない」と判断しました。自分の困難を正当化するためにそのように言っていました。私たちも同じような事を行ってしまうことがあります。「時間がないから」「お金がないから」と先送りしてしまいます。はっきりいますが、そのような時は来ません。主がしなさいと言うときがその時です。その他のものはあとからついてきます。
3節からハガイが語ります。なんと彼らは「まだ神の家を建てるときではない」と言いながら、自分たちは板張りの立派な家に住んでいました。そこに安住して、満足していたので主を求めることを忘れてしまっていたのです。この場合、何もしていない彼らは霊的に停滞していたのではなく、後退していました。神の国とその義とを第一としていないからです。
ですから、5節にあるように「現状をよく考えよ」と言われます。自分のことを一番知っているのは自分と思いがちですが、案外自分の事はわからないものです。ですから、立ち止まって、時間を取ってよく考える必要があります。

・宮を建てよ:7-11節
ここでもう一度現状をよく考えよと言います。そして、何をすれば主が喜ばれるかが書かれています。それは山に登って木を運んできて、主のために宮を建てることです。
現代の私たちはこのジレンマに陥ります。思考が先か、行動が先かです。一番は主に聞くことです。それでもわからないときは行動することです。(もちろん、罪を犯す行動をしてはいけません)いくら頭で考えても現状は一向に変わりません。たとえば、家が散らかっていて様々な本を読んで知識を得、収納のわざを学び、動画を見て学び、片付けコンサルタントに来てもらって満足している人がいたら、みなさんはその人に何とアドバイスするでしょうか。「まず一つでも良いから片付けを行動に移そうか」と言わないでしょうか。同じです。
これは個人的に思うことですが、まず行動することが大切では無いかと思います。間違っていたら主は正しい道へと導いてくださいます。しかし、まったく動かない者を主は軌道修正されるのは難しいのでは無いかと思います。あれこれ悩む前にまず行動しましょう。
そのように、イスラエルの民に対してまず行動に出ることが語られます。山に行くのです。木を切るのです。それを運んで宮を建てるのです。この行動を通して主が栄光をあわらしてくださいます。ヤコブ書にあるように、行いのない信仰は死んだものです。
9節からを見ると、主は露を止め、日照りとされました。申命記28にあるのろいの結果です。あれほど恐ろしい思いをしてバビロンに捕らえ移され、戻ってきて新しい時代を築こうとしているこの大切な時期に、もう彼らはそのことを忘れてしまっています。
あまり快適な場所に居続けることは、私たちから主への飢え乾きを奪っていきます。そう考えるなら、足りないことも、困難も、すべて感謝することができます。

・仕事に取りかかった:12-15節
ここに、今までに無いことばを見ることができます。「聞き従った」です。今まで彼らはずっと聞き従いませんでした。しかし、今、聞き従っています。主はこの成長を心から喜んでおられるのでは無いかと思います。
そして、聞き従った結果、何が起こったでしょうか。主への恐れが生じています。これが聞き従うことの正しい実です。人を恐れるのでもなく、状況を恐れるのでもなく、唯一の神を恐れる必要があります。
その結果どうなったでしょうか。13節、「主がともにいてくださる」とあります。悔い改める者には主が報いてくださいます。主がともに射手下さるのであれば、何を恐れるでしょうか。
そして、ついに主がゼルバベルとヨシュア、そしてすべての民の心を奮い立たせます。大贖罪日の前です。
私たちは心に動機を感じて物事を行動に移します。「これをしなければならない」と感じることはないでしょうか。私はこの事をよく経験します。主が心に働きかけてくださり、内側からの情熱によって行動しています。ついに神殿が建てられていきます。

【2章】後の事をよく考えよ

・揺り動かし:1-9節
今までは現状の事をよく考えよとありましたが、ここからは後の事をよく考えよと言われています。主が将来の希望を語ってくださいます。時は先ほどから少し経った仮庵の祭りの最後の日です。祭りの八日目は大いなる日なので安息日扱いになり、労働ができません。ですから、その後の事を主があらかじめ語ってくださいます。
2節を見ると、ゼルバベル、ヨシュアに加え残りの民にも語られています。バビロンの捕囚の帰還は70年なので、かろうじて破壊前の神殿を見ていた人がいるはずです。その人々に対して語ります。エズラ記でも見ましたが、この時、神殿の基が据えられたのを見た若い世代は興奮して喜びましたが、栄華を極めたソロモン神殿を知っている年配者はあまりの見劣りするものに嘆きました。その年配者に語られています。
この神殿再建のプロジェクトを主導しているのは主です。見た目に劣っているように見えても、それすら主の御手の中にあります。年配の人たちの行動は、これからの新しい世代の志気をくじくようなものです。今のことばで言えば老害とでも言えるでしょうか。
そのような状況に、主は励ましてくださいます。ていねいに一人ひとりに「強くあれ」と励ましてくださっています。主は「大丈夫だよ。仕事を続けなさい。」と言われます。
年を重ね、経験を積んだ者はこのような姿勢が必要です。若い人を見ると危なっかしく、老婆心が働き、あれこれ言いたくなります。また、若い人が自分を超えていく恐れから、圧力をかけて若い芽を潰そうとする人もいます。そうではなく、「大丈夫。やってみなさい」とチャレンジさせ、何か起こったら責任をとるという大人は本当にかっこいいと思います。そのような人になりたいと切に願います。
そして、6節からは終わりの日に起こる姿が描かれています。主はもう一度、全世界を揺り動かすと言われます。バビロン捕囚の恐ろしらを経験している彼らには切実な事として響いたでしょう。その目的は揺り動かしによって崩れ去るものと残るものを選り分けられるためです。つまり、神の国です。
9節を見てください。年配者は新しい神殿の土台を見て嘆きましたが、主は違うようにご覧になっています。「この宮のこれからの栄光は、先のものよりまさろう」と言われています。
私たちは過去と比較して、これから起こることが前よりも悪くなるのではないかという恐れを持ちます。それは人の考えです。神の視点に立たせていただく必要があります。主がゴーサインを出されたのであれば、誰もそれを止めることはできませんし、必ず素晴らしい結果になります。それを信じて行動するのです。
それに加え、主は平和を与えてくださいます。ソロモンの時代にも平和がありましたが、この後来られるイエス様によって、真の平安、シャロームがもたらされます。

・よく考えよ:10-19節
神殿の工事に取りかかって約三ヶ月、主のことばがありました。
そして、レビ記に書かれている祭司の規定をここで思い起こさせます。ここから興味深いことに気づきます。「聖さ」は人から人へは渡すことはできません。主から直接受け取る必要があります。一方、「汚れ」は人から人へと伝わっていきます。ここに不法の秘密があるかもしれません。
ここからわかるのは、自分が聖い場所に居さえすれば、良いと言うことは間違っていると言うことです。もちろん、環境は大切です。しかし、どのような環境であっても、主としっかりとつながっているなら、そこが御国となります。パウロとシラスは最悪と思える獄中から賛美をささげていました。一人ひとりがイエス様の血潮を受け取り、きよさを主から受け取りましょう。
そして、15節からこの先の事をよく考えよと言われます。いわば、今日という日がどう言うときか記しておけと言われているのです。この時はあらゆるものが不足していました。これ以上人の力で建築を進めるのは困難に思えます。その状況を覚えておきなさいと主は言われます。なぜなら、これから主の御業が始まるからです。

・あなたを選び取る:20-23節
実質の王である総督ゼルバベルに主からのことばがあります。神の彼に対する励ましです。それは異教の国が覆され、軍隊も倒れると言うことです。エルサレムは囲まれ、敵から狙われています。総督の立場として不安だったでしょう。自分のしていることが小さく見えたかも知れません。しかし、主がそれらの敵と戦ってくださいます。
23節からは、選びということばが出てきています。ゼルバベルの子孫から救い主が現れることを示した預言です。この選びを確かにするため、天の父はイエス様がヨルダン川でバプテスマのヨハネから洗礼を受けたとき、「これはわたしの愛する子、わたしはこれを喜ぶ」と言われました。
このような主の励ましを受け、彼らは神殿を完成させます。神殿が破壊されてちょうど70年経った時でした。主はこのような、つたない働きに見えてもそれを祝福してくださいます。この事が起こるきっかけは1章にあった「聞き従う」ことです。ここから回復がはじまっていきました。主に「聞くこと」をもう一度教えていただきましょう。

(5)ノートに記す

文中の質問、また以下の質問の回答をノートに記しましょう。
 ・【観察】今日の通読箇所の内容を簡潔にまとめましょう。
 ・【観察】神様はどのようなお方ですか?神様のご性質や神様がどのように働かれるかを書きましょう。
 ・【観察】ここからどんな真理や教訓を学べますか?
 ・【適用】自分の生活にどのようにあてはめることができますか?
 ・【感謝】受けた恵みや感謝はありますか?
 ・【祈り】実行できるように祈りましょう。

(6)祈り

実行できるように、主に切に求めて祈りましょう。

(7)分かち合う

ページの一番下にある「コメントを残す」というところに、受けた恵みを分かち合いましょう。

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