人間は男と女が存在します。今は様々な形が見られるかも知れませんが、聖書は人を男と女に創造したと書かれています。
神は人をご自身のかたちとして創造された。神のかたちとして彼を創造し、男と女とに彼らを創造された。
創世記 1章 27節
しかし、創造の初めから、神は、人を男と女に造られたのです。
マルコの福音書 10章 6節
これは、どちらが偉くて、どちらが偉くないという問題ではありません。役割がちがうというだけです。そして、この男と女がひとつとなることで、いのちが生み出されていきます。聖書はそれをミステーリオン(奥義)と呼んでいます。
「それゆえ、人は父と母を離れ、その妻と結ばれ、ふたりは一体となる。」
この奥義は偉大です。私は、キリストと教会とをさして言っているのです。
エペソ人への手紙 5章 32節 – 33節
創造主であられる神様は、最初に人を創造されました。人とはヘブル語でアダム。全人類のはじまりを意味します。その人はエデンと言う所に置かれました。
神である主は東の方エデンに園を設け、そこに主の形造った人を置かれた。
創世記 2章 7節
エデンとは、「神の喜び」という意味です。また、園とは、「囲われた場所」という意味があります。これが私たちの本来のいる場所です。神様が用意してくださった、神様の喜びが溢れる場所です。しかも、囲いが設けられ、外のあらゆる危険から守られます。神様の愛を知ることができます。
そこで、人は創造主から仕事を任せられます。
神である主は人を取り、エデンの園に置き、そこを耕させ、またそこを守らせた。
創世記 2章 15節
人の最初の仕事は園を耕すこと、そして園を守ることでした。農家とガードマンですね。
しかし、聖書を詳しく調べると、ことばの意味は少し違ってきます。
「耕す」とは、アバードという言葉が使われており、これは後に祭司が天幕で仕える時に使われる動詞となります。現代では「奉仕」ということばに近いかも知れません。
「守る」とは見張るという意味もあります。これは後に城壁の上で夜を徹して見張る見張り人となり、現代においては祈りとなっています。
つまり、人が神様から最初に言い渡された仕事は礼拝でした。ですから、創造主を知り、礼拝を捧げるなら、たましいが喜ぶのです。
今日のまとめ
最初に造られた人は神の喜びの中に置かれ、そこで礼拝をしていた。