聖書通読クラブ Day 119

聖書通読クラブ Day 119【歴代誌 第一 22章~24章】

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シャローム!

ダビデは罪を犯しました。しかし悔い改めて神に立ち返りました。神からのさばきも甘んじて受けました。その結果、いけにえを捧げますが、そこが後にソロモンの神殿となっていきます。
私たが失敗してしまったり、罪を犯してしまったらそれで終わりと考えてしまうかもしれません。
しかし、ダビデがしたように悔い改め、甘んじて主のさばきをうけ、礼拝を捧げるならそれがかえって祝福となります。

今日もみことばを朗読し、主をもとめていきましょう。

今日の通読箇所:歴代誌 第一 22章~24章

■アウトライン

神である主の宮

●これこそ神である主の宮:22章
  ・主の宮:1節
  ・次世代のための備え:2-5節
  ・ソロモンへの励まし:6-16節
  ・主に求める:17-19節

●レビ人の働き:23章
  ・王の交代:1-5節
  ・レビ族の組み分け:6-11節
  ・ケハテの系図:12-20節
  ・メラリの系図:21-23節
  ・レビ族の仕事:24-32節

●宮で仕える者:24章
  ・アロンの子らの組み分け:1-6節
  ・くじ:7-19節
  ・残りのレビ族:20-31節

(1)通読のために心を整える

心を静めて、知恵と啓示の御霊をお迎えしましょう。

(2)通読

今日の通読箇所をまず音読しましょう。

(3)自分なりの受け取ったことをノートに書き記す

コラムを読む前に、自分なりに受け取ったことをノートにまとめてみましょう。

(4)コラムを読む

コラムを読み、質問の答えを考えてみましょう。

■コラム

【22章】これこそ神である主の宮

・主の宮:1節
ダビデは人口調査の罪を犯し、自ら悔い改めました。その後、先見者ガドから神の裁きを告げられ、疫病が下されました。
その後ダビデはオルナンの打ち場に行き、そこで祭壇を築きいけにえを捧げます。
その後、この1節のみことばに続きます。ダビデは確信します。こここそが神の宮にふさわしい場所だと。
このオルナンの打ち場はかつてアブラハムがイサクを捧げようと下場所です。また、イエス様が十字架にかかられた場所の近くです。

・次世代のための備え:2-5節
みなさんはリレーを体験したことがあるでしょうか。私も学生の頃、何度か体験しました。そこで、先生が教えてくれたことが、走ること以上にバトンの受け渡しが大切だと言うことでした。
渡す側も最高のスピードで、受け取る側も最高のスピードになったときにバトンを渡さなければならないと何度も練習させられました。
お互いを配慮しつつ、声を掛け合ってどのタイミングで受け取り、手渡せば良いのか。それがリレーの醍醐味の一つです。
世代交代のバトンも同じ事が言えます。先の者が走る力がなくなってはじめて世代交代に着手するのではなく、絶頂期に世代交代を始めるのです。
ダビデはそれをしました。もちろん、息子のソロモンが王になるのはダビデが老いて、床から起き上がれなくなってからのことですが、この時点でダビデはソロモンに神殿建設を託しています。
そして、ダビデはソロモンのためにありったけの力を使って資材を用意します。人々を用意します。
これが私たちが次世代にしていくことです。自分の代でその答えを見ることはできないかもしれませんが、それでも今の自分の準備がなければ次世代は次の領域に到達できません。自分の引き際を悟り、次世代のために準備しましょう。

・ソロモンへの励まし:6-16節
ダビデはここで息子ソロモンに個人的に話しかけ、励まします。
7節でダビデはソロモンにどのように呼びかけていますか?父の心を子どもに分かち合っています。そして、自分は多くの血を流した理由で主の宮を建てることができないことを告げています。
そして与えられた預言の子がソロモンであると告げます。
このようにソロモンにお願いするに至った背景と理由を述べ、11節から具体的な話をしています。
私たちも子どもや部下に話をするとき、このような話し方をするといいでしょう。「○○をやっておいて」と言うのではなく、「こういう理由で○○をやっておいて」とお願いするのです。そして、実行してくれたら「うれしかった」と自分の気持ちを感謝として伝えます。
ソロモンからしたら、父ダビデから受け継ぐものはあまりにも重すぎるでしょう。しかし、ダビデはモーセがヨシュアを励ましたように励ましています。
主は私たちをご覧になって、同じように励ましてくださっていると信じます。主からの使命を全うしてきましょう。
そのことは難しいでしょうか。ダビデはソロモンに必要な資材、人を用意しました。主も同じように神の国とその義とを第一にもとめる者にそれらに加えて必要なすべてを与えてくださいます。

・主に求める:17-19節
ダビデはまず、中心人物であるソロモンに語り、ここでは次につかさたちに命じています。その内容はどのようなものでしょうか。
つかさたちに対して、なぜソロモンを助ける必要があると言っているでしょうか。
主がともにおられ、周囲の者から守って安息を与えてくださったからです。
私たちもこのつかさたちのように、リーダーを助けましょう。

【23章】レビ人の働き

・王の交代:1-5節
ダビデは王権をソロモンに譲り、その後あることを行います。3節を見てみましょう。
ダビデはまた人口調査の罪を犯したのでしょうか?いいえ。これは自分の高ぶりから出てきた人口調査ではなく、ソロモンに正しく引き継ぐために祭司とレビ人の人数ときっちり把握するための調査です。
宮に仕えることのできる祭司やレビ人の年齢を覚えているでしょうか。民数記4章では30-50歳の20年間は働けるとなっています。
ここの内容を見ると、ダビデは祭司とレビ人に四つの仕事を命じています。それが何かわかりますか?
主の宮の仕事の指揮、つかさとさばきつかさ、そして門衛です。最後に賛美をする人です。
これはこの地上に於いて礼拝を続けていくために必要な組織です。礼拝には秩序のある組織が必要です。
よく、「自由に礼拝したい」「組織は教会には必要ない」と言う声を聞きます。その両方とも理解できますが、聖書が何を言っているかが大切です。
1コリント14でも賜物は秩序が必要であることが語られており、黙示録も天では秩序を持って礼拝が行われていることがわかります。
行き過ぎた自由、行き過ぎた組織主義はいけませんが、人が集まり何かを行うときには秩序と組織は必要です。聖書がどのように教えているかを学びましょう。

・レビ族の組み分け:6-11節
ダビデは人数を確認した働き人を組み分けしていきます。どうしてその様な事をする必要があったのでしょうか。
それは礼拝を継続するためです。24時間の絶え間ない祈りと礼拝は天国で行われていることです。それを地上で実現したのがダビデです。
これこそがダビデの幕屋です。
これが約30年間、エルサレムで行われていました。山の上からの礼拝と賛美の声はエルサレム全土に響き、それを聞きながら人々は仕事をしていました。そしてイスラエルは豊かになっていきます。
この礼拝は一度行われて終わりではありません。継続することが大切です。そのためにはこのような組み分けが必要でした。祈りのバトンをつなぐのです。
結果、主の箱の周りでは絶え間ない礼拝が行われていました。
ここではゲルション族、そしてゲルションの息子たちが書かれています。

・ケハテの系図:12-20節
続いてはケハテ族です。ここからモーセやアロンが出てきます。そして、アロンは初代の大祭司となります。
この部族が主の幕屋の中でも最も大切な役割を果たし、幕屋の移動の際も聖所の器具を運ぶことを担当していました。

・メラリの系図:21-23節
ここはメラリが書かれています。

・レビ族の仕事:24-32節
最後にレビ人が書かれています。本来であれば30歳から奉仕をしますが、ここでは20歳からとなっています。おそらく、24時間体制での礼拝なので、年齢を引き下げたのではないかと言われています。
28-31節に彼らの役割が書かれています。それはどのようなものですか?
荒野では幕屋でしたが、ここでは移動しない神殿です。ですから、荒野の時とは違う仕え方をしなければなりませんでした。
その働きは様々な管理やパンを焼くこと、賛美を捧げたり、ささげものを助けたり多岐にわたります。

【24章】宮で仕える者

・アロンの子らの組み分け:1-6節
今まではざっくりとした組み分けでしたが、ここからはより細かく、具体的に組み分けが記されています。
ここでは主の宮で香をたく祭司たちのシフトです。エルアザルの子孫とイタマルの子孫がいますが、それぞれ数が違います。それで、エルアザルは16組、イタマルは8組の合計24組でシフトを回していきます。

・くじ:7-19節
ここでは選ばれたレビ人がくじを引き当番を決めています。19節にはこれは主の定めの通りと書かれています。

・残りのレビ族:20-31節
ここからは残りのレビ族が書かれています。つまり、ケハテ族の中でアロンの家系に属さない人たちです。
31節を見ると、彼らもアロンの子らと同じように扱われています。

(5)ノートに記す

文中の質問、また以下の質問の回答をノートに記しましょう。
 ・【観察】今日の通読箇所の内容を簡潔にまとめましょう。
 ・【観察】神様はどのようなお方ですか?神様のご性質や神様がどのように働かれるかを書きましょう。
 ・【観察】ここからどんな真理や教訓を学べますか?
 ・【適用】自分の生活にどのようにあてはめることができますか?
 ・【感謝】受けた恵みや感謝はありますか?
 ・【祈り】実行できるように祈りましょう。

(6)祈り

実行できるように、主に切に求めて祈りましょう。

(7)分かち合う

ページの一番下にある「コメントを残す」というところに、受けた恵みを分かち合いましょう。

1件のコメント

  1. 失敗が多いですが、悔い改め、チャンスを与えてくださる主に感謝します。

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