聖書通読クラブ Day 21

聖書通読クラブ Day 21【出エジプト記10章~12章】

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シャローム!

十の災いを通して、自分の中のかたくなさを教えられている気がします。相変わらず変わろうとしない自分、変えられない性質…。自分を見つめるとそのようなことばかり見えてきますが、そういうときこそイエス様の十字架を見上げる必要があります。

自分にはできませんが、主には何でもできる。この信仰が働くことを、この十の災いを見る中でトレーニングされています。みなさんはどうでしょうか?

今日もみことばの中から教えていただきましょう。

今日の通読箇所:出エジプト記10章~12章

■アウトライン

過越

●増し加わる災い:10章
  ・(8)いなごの災い:1-20節
  ・(9)暗闇の災い:21-29節

●最後の災い:11章
  ・初子の死の予告:1-10節

●過越:12章
  ・主の過越:1-13節
  ・種なしパン:14-20節
  ・門柱とかもいの血:21-28節
  ・(10)第十の災い:29-36節
  ・出エジプト:37-51節

(1)通読のために心を整える

心を静めて、知恵と啓示の御霊をお迎えしましょう。

(2)通読

今日の通読箇所をまず音読しましょう。

(3)自分なりの受け取ったことをノートに書き記す

コラムを読む前に、自分なりに受け取ったことをノートにまとめてみましょう。

(4)コラムを読む

コラムを読み、質問の答えを考えてみましょう。

■コラム

【10章】増し加わる災い

第七の災いは「いなご」です。2020年に5,000億匹(どうやって数えたのでしょうか?)のおびただしいイナゴが発生したというニュースをご覧になった方もいらっしゃると思います。イナゴは大群で農作物を食べ尽くしてしまいます。想像するだけで恐ろしい光景です。

さて、1-2節にはこの災いの目的が書かれています。三つの目的がありますが、それを書き出してみましょう。(ヒントは「○○ため」です)

7-8節ではパロの心はどんどんとかたくなになっていきますが、パロの家臣は耐えられず、パロに嘆願する様子を見ることができます。

注目すべきは9-11節です。モーセは何をしに行くと言っていますか?それに対してパロはどのように答えましたか?
11節で、誰が行き、誰が残ると言っていますか?
これが悪魔の策略です。大人だけ聖会や特別集会に出かけ、子どもたちは家で留守番している間、ゲームやインターネット、テレビや漫画を読んでいるのではないでしょうか。
まさにここに書かれていることが形を変えて現代でも行われています。子どものために祈りましょう。子どもをいらだたせないように、愛を持って目と目を見て話し合い、信仰を家庭内で継承していきましょう。

モーセが神の戒めに従って手をエジプトの上に差し伸ばすと、東風がいなごを運んできました。
東風という表現を聖書でよく見ると思いますが、本来は東風は熱風です。イスラエルの東側(右側)は大陸であり、そこから吹いてくる風は乾いた熱風で人や家畜、植物から水分を奪い取ります。
パロは真っ暗になるほどのいなごの大群を見て「私の罪をゆるしてくれ」と言いますが、やはり心を変えることをしません。この姿から大変考えさせられます。

21節からは第九の災い暗闇です。ここでは、今までのパターンと違った形を見ることができます。それは何かわかりますか?
答えは、パロへの命令や警告なしに突然このことが起こります。
このことを天体の偶然だと言ったり、日食だと言ったりする人もいますが、これは明らかに神様の御業です。その理由がわかりますか?
23節が答えです。三日も続いたこと、そして、イスラエル人の住むところにだけ光があったことです。
たとえ周りがどんなに暗くとも、私たちの行くところにもいつも光があることを感謝します。闇は光に打ち勝てません。

【11章】最後の災い

主はこの災いが最後の災いであり、旅立ちの準備を促されます。そのために、エジプト人の心をも動かし、イスラエルに対して好意を持つようにされました。
このような九つの災いが起きたら、人の心はすさんでしまいそうなものですが、その中でもイスラエルに対して好意を持ったと言うことを見ると、主のなさることは本当に素晴らしいと思わされます。

ここから、この後、主がなされようとすることが語られていきます。読んでいるだけでも恐ろしいことです。主ご自身がエジプトの中に出てこられ、人から家畜に至るまで初子を殺されるというのです。
しかし、ここでも主の好意があります。7節を見てください。ところが、これには条件があります。詳しくは次の12章で見ます。

9節ではもう一度どうしてパロの心がかたくなになったかが書かれています。それは何のためでしたか?

これだけの恐ろしいことを体験し、なおもこれから起こることが告げられてもモーセはかたくなになりました。ノアの時代に箱船に乗らなかった人々、バベル塔の人々、ソドムとゴモラの人々…。今まで読んできた中で神のことばに聞き従わなかった人たちの姿が思い出されます。

【12章】過越

ついに第十の災いがやってきます。初子の死です。
その前に、主はこの日を月の始まりと指定されました。これはイスラエルでは旧暦、もしくは宗教歴といわれます。日本にも旧暦があるので、この概念は少し理解できますね?
現在のイスラエルは政治歴です。一年の始まりは秋の祭り、仮庵の祭りのはじめ、ラッパの祭りが一年の始まりになります。

この12章は私がずっと研究している章なので、本当に1冊本がかけるほどの内容がありますが、簡単にお伝えします。ここが過越の祭りの起源であり、救いを意味します。
また、この過越の祭りはイエス・キリストが救い主としてこの地上に来られた事(難しいことばで初臨といいます)を啓示しています。

ですから、イエス様の歩み、特に十字架を思い出しながら読むと本当に沢山のことを学ぶことができます。
ここに出てくる羊、パン、血などがすべてイエス様を指し示しています。

そして、主の戒めを聞いて、たとえ理解できなくても主のことばに従った者はイスラエルの人であっても、エジプト人であっても救われました。
しかし、聞き従わなかった者の初子は死んでしまいました。本当に考えさせられます。

何度もこの箇所を読み返し、神様からのメッセージを受け取ってみてください。

(5)ノートに記す

文中の質問、また以下の質問の回答をノートに記しましょう。

 ・【観察】今日の通読箇所の内容を簡潔にまとめましょう。

 ・【観察】神様はどのようなお方ですか?神様のご性質や神様がどのように働かれるかを書きましょう。

 ・【観察】ここからどんな真理や教訓を学べますか?

 ・【適用】自分の生活にどのようにあてはめることができますか?

 ・【感謝】受けた恵みや感謝はありますか?

 ・【祈り】実行できるように祈りましょう。

(6)祈り

実行できるように、主に切に求めて祈りましょう。

(7)分かち合う

ページの一番下にある「コメントを残す」というところに、受けた恵みを分かち合いましょう。

1件のコメント

  1. 旧約聖書のいたるところで主イエスの十字架、血潮が現れていることを感謝いたします。

    肉を火で焼いて食べます
    主イエスが、神の前で私の身代わりに全焼のいけにえとなり
    罰せられたこと受け入れるということですね。
    またイエス様の肉を食べて
    主イエスによって養われ続けられることを感謝します。

    10:2 また、わたしがエジプトに対して力を働かせたあのこと、わたしが彼らの中で行ったしるしを、あなたが息子や孫に語って聞かせるためである。こうしてあなたがたは、わたしが【主】であることを知る

    と言われているように
    神が主であることを私が知るために、
    主は出エジプトの時代の人々だけでなく、後世に生きる私たちのことを意識して伝えてくださっていることがわかりました。
    み言葉を朗読するときは、私の為であると受け止めて読む姿勢を持っているか?と確認させられました。
    また 生活の中で、神が主であることを意識しているかを確認していきたいと思いました。

    430年という長期間、エジプトでの圧迫や苦痛で、どこに神の民としての特権があるのか?と民は情けなく失望落胆したかもしれないと思います。祈っても聞かれない経験を多数、長期間あっても、神は民を捨てておられたのではないのすね。
    しかし、苦難の中で訓練され、きっぱりとエジプトを捨て脱出する決意を起こさせ、救いを経験した時、神の偉大な力に感動する下準備がなされていました。
    ・・・神の全能の力の働きによって信じる者に働く神の優れた力がどのように偉大なものであるかをあなた方が知ることができるように・・・
    心の目と耳を開いてください。
    神がひとたび手を動かされると、ご自身の御心を成し遂げられる。神の力の前には状況も環境も関係ありませんね。
    ここでは長い逆境の生活にある時、神に捨てられたのではないことを覚え、忍耐し主の約束のみ言葉に希望を持つようにと励まされました。

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