聖書通読クラブ Day 222

聖書通読クラブ Day 222【イザヤ書 58章〜60章】

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シャローム!

今日からは後半の三つの部分に分けられるところの最後のクライマックスに入ります。ここでのテーマは「救いの完成」です。主はご自分の御国の完成を持ってそのことを達成されます。
ここから66章までで、黙示録の最後の光景、千年王国、そして新天新地の光景も出てきます。これが私たちの希望です。
今日もみことばに教えられていきましょう。

今日の通読箇所:イザヤ書 58章〜60章

■アウトライン

●断食:58章(ヘブル人への手紙)
  ・せいいっぱい大声で叫べ:1節
  ・神に近づくことを望む:2-3節
  ・争いとけんかのための断食:4-5節
  ・主の好む断食:6-12節
  ・安息日と主の聖日:13-14節

●断食:59章(ヤコブの手紙)
  ・咎の仕切り:1-8節
  ・光を待ち望んだが暗やみ:9-11節
  ・多くのそむきの罪:12節
  ・そむきの罪がともにある:13-15節
  ・とりなす者がいない:16-20節
  ・今よりとこしえに離れない:21節

●光:60章(ペテロの手紙 第一)
  ・起きよ光を放て:1-3節
  ・目を上げてあたりを見よ:4-7節
  ・運んでくる:8-9節
  ・聖所を美しくする:10-13節
  ・あなたをシオンと呼ぶ:14-16節
  ・破壊と破滅はもう聞かれない:17-18節
  ・主が永遠の光となる:19-22節

(1)通読のために心を整える

心を静めて、知恵と啓示の御霊をお迎えしましょう。

(2)通読

今日の通読箇所をまず音読しましょう。

(3)自分なりの受け取ったことをノートに書き記す

コラムを読む前に、自分なりに受け取ったことをノートにまとめてみましょう。

(4)コラムを読む

コラムを読み、質問の答えを考えてみましょう。

■コラム

【58章】断食:58章(ヘブル人への手紙)

・せいいっぱい大声で叫べ:1節
御国の完成に近づくために、どうしても避けられないことがあります。それがたましいの聖めです。では、それをどのように達成されるのでしょうか。それが悔い改めです。そして、その悔い改めのために必要なのが断食です。この箇所は断食について書かれている箇所になります。
まず最初に、罪が告げられなければなりません。これが悔い改めの第一歩ですが、その前提があります。それが神の愛と恵みと憐れみです。その上での第一歩であることを覚えましょう。それが罪を告げられる事です。これは自分ではできないことなのです。御霊の助けが必要です。ヨハネの福音書16:8には「その方が来ると、罪について、義について、さばきについて、世にその誤りを認めさせます。」とあります。聖書を読んで、罪を悟ることができるのは聖霊様の働きです。その証拠に、イエス様を信じていない聖書学者が聖書を読んで研究しても、悔い改めに導かれることは少ないのではないかと思います。

・神に近づくことを望む:2-3節
神に近づくために彼らが行っていたことは断食でした。断食の祈りは超スーパーウルトラマックスの力があります。生きていくための糧をささげて、その時間をいのりにささげるからです。
もし、子どもが自分の好きな物をがまんして、その代わり何かをずっとお願いしていたら、それをかなえてあげたいと思います。それが断食の力です。
しかし、時に断食が目的となってしまうことがあります。正に、彼らがそうでした。そこで主は断食をしながら内部で起こっている問題をそのままにしていることを指摘されます。
私たちも断食するときには気をつけましょう。断食して祈らなかったら、単にひもじいだけです。

・争いとけんかのための断食:4-5節
ここに彼らの断食の現状が書かれています。神様との関係の中で断食していたのではなく、断食をすること自体が目的となっていました。
空腹のためにイライラして、彼らが雇っている労働者を圧迫し、虐げていました。そして、お互いに争いとけんかをしていました。何のための断食でしょうか。

・主の好む断食:6-12節
そこで、主は、ここで主の好む断食を告げられます。それはどのようなものでしょうか。悪の束縛を解くことです。くびきの縄目をほどくことです。虐げられている者を自由の身とすることです。そして、すべてのくびきを砕くことです。これをまとめると第一の戒めとも言えます。神との関係を深め、神のご介入によってなされる御業です。そして、次の部分を一言でまとめるなら、第二の戒め、隣人を愛すると言うことです。新約聖書では、唯一の戒めです。
つまり、断食とは隣人を愛することです。肉親を顧み、貧しい人に分け与えるために断食します。

・安息日と主の聖日:13-14節
再び、ここで安息日について語られています。安息日の本質を守ることの大切さを知ることができます。もし、安息日の本質(これも実は隣人を愛することです)を守るなら、主は私たちを喜びとして下さいます。

【59章】罪の告白(ヤコブの手紙)

・咎の仕切り:1-8節
イスラエルの民は断食をしているのに祈りが聞かれないと言っていました。その原因の一つがさきほどあったように、間違った断食をしていること、また安息日の本質を守っていないことにありました。
そのもっと大きな根源を主は教えて下さいます。
主の御手が短くて救えないのではありません。人の咎が仕切りとなり、人の罪が神の御顔を隠させ、聞いてくださらないようにしたとあります。罪とはおそろしいものです。
3節からは、あらゆる部位に罪があることが書かれています。たとえ一つの部分が罪を犯していなくても、ほかの部分が罪を犯しています。ここから言えるのは、完全な人はいないということです。罪があるなら、私たちの内には何の良いものもなく、すべてが堕落しており、救いようのない状態です。
私たちは聖霊様の助けによって、この状態に導かれる必要があります。

・光を待ち望んだが暗やみ:9-11節
ここに書かれているようなことが、私達の人生にも起こります。主のために働き、祈り、みことばを読んでいますが、一向に改善しないように見えます。光を求めても遠ざかるように感じます。

・多くのそむきの罪:12節
そむきの罪を人に求めていては、悔い改めは進みません。それを認め、自分の内にあることを悟るとき、悔い改めへと導かれます。そむきは私たちと共にあるということを認めされるのは、聖霊様の助けがなければできないことです。

・そむきの罪がともにある:13-15節
自分たちのがそむきの罪と共にあるから、公の場に正義も真理もないのだと、自分たちの責任を認めています。

・とりなす者がいない:16-20節
この状況を主がご覧になっています。そして、心を痛められました。人の内には正義がありません。また、正しい者もいません。誰かこの状況に気がつき、とりなし祈る者が起こされるのかと思ってもその者はいません。それゆえに神様は心を痛められました。
主は私たちに何も良い所がないことを知って、その上で私たちにあわれみの心を注いでくださいます。そして、私たちを救おうと決心されます。
そのようにして、主は来られます。主が来られたなら、敵対していた者は恥を見ます。
19節には、西では主の御名が日の昇る方では主の栄光が恐れられるとあります。イスラエルから見て東の果てにあるのは日本です。イスラエルから東に東経線をたどっていくと、その果てにある場所は日本の宮崎県です。日本でこの預言が成就することを宣言します。
しかし、シオンには贖い主として主は来て下さいます。しかも、その中でも悔い改める者の所に来て下さいます。

・今よりとこしえに離れない:21節
主は悔い改める者に契約を結んで下さいます。それは、主のみことばを子孫に至るまで、口から離れないというものです。私たちにもこの約束が有効です。この約束を無駄にすることがなく、大切に守っていきましょう。

【60章】栄光の光(ペテロの手紙 第一)

・起きよ光を放て:1-3節
イザヤ書の中でも有名なみことばです。このみことばにどれだけ励まされたでしょうか。確かに、今、私たちの上には暗やみが覆っています。この世の君が世を支配しています。多くの問題があります。しかし、しかし、私たちの上には主の栄光が輝いています。イスラエルの民がエジプトにいたとき、十の災いのなかで暗やみの災いの中でも、主の民のいるところにだけ光がありました。
光を求めてそこに王たちがやってきます。全世界から主を求める者が集められる終わりの時代の光景が描かれています。

・目を上げてあたりを見よ:4-7節
世界中の国々が財宝をエルサレムに持ってきて、そこにいる王におささげしています。

・運んでくる:8-9節
タルシシュの船が出てきます。タルシシュは当時では西の果てと考えられていました。この船は沢山の物資を運びますが、終わりの時代はこの船が世界中に散らされたイスラエルの民を運んできます。
今では、タルシシュではありませんが、クリスチャンの団体がイスラエルの人をエルサレムへの帰還を助けるエベネゼル作戦という働きをしており、船で世界中からエルサレムに帰還し、そのための準備もアフターフォローも行っています。

・聖所を美しくする:10-13節
安全の約束が書かれています。異邦人たちが主の栄光のゆえに、エルサレムの町をきれいにしていきます。門が開かれていると言うことは、敵が居ないと言うことです。つまり、平和で安全な状態です。その上にレバノンから杉の木が運ばれ、さらに豊かになります。しかし、主に運ばれない国々は、滅ぼされてしまいます。

・あなたをシオンと呼ぶ:14-16節
終わりの時、エルサレムは大きな慰めを受けます。今まで沢山の国に攻められました。その敵たちが主であるキリストの前でひれ伏しています。世界中の王が全面的な支援を受けます。このようにして、全世界がイエス・キリストを主と認めます。

・破壊と破滅はもう聞かれない:17-18節
バビロンからの帰還民が町を再建しようとしている様子でしょうか。そこでは管理者が平和となっています。監督は正義です。平和の王、義の王、それはメルキゼデク。つまりイエス様です。そこには暴虐も破壊も聞かれない、完全なシャローム(平和)があります。

・主が永遠の光となる:19-22節
ここからは、新天新地の光景を幻で見ています。黙示録21章、22章の内容です。太陽や月の光がかすんでしまいます。主ご自身の栄光が輝くからです。このお方が永遠の光としてすべてを照らします。
主の民はみな正しい者とされます。そして、永遠にその地を所有します。主の時が来ると、そのことは速やかに行われます。

(5)ノートに記す

文中の質問、また以下の質問の回答をノートに記しましょう。
 ・【観察】今日の通読箇所の内容を簡潔にまとめましょう。
 ・【観察】神様はどのようなお方ですか?神様のご性質や神様がどのように働かれるかを書きましょう。
 ・【観察】ここからどんな真理や教訓を学べますか?
 ・【適用】自分の生活にどのようにあてはめることができますか?
 ・【感謝】受けた恵みや感謝はありますか?
 ・【祈り】実行できるように祈りましょう。

(6)祈り

実行できるように、主に切に求めて祈りましょう。

(7)分かち合う

ページの一番下にある「コメントを残す」というところに、受けた恵みを分かち合いましょう。

1件のコメント

  1. 主の栄光が輝いていることを感謝します。
    聖霊様が罪を悟らせてくださるように祈ります。

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