聖書通読クラブ Day 141

聖書通読クラブ Day141【エステル記 1章~3章】

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シャローム!

今日からエステル記に入ります。時代は今まで読んできたエズラ・ネヘミヤと同年代、捕囚からの帰還後の時代です。
しかし、場所が違います。エステル記はペルシャ帝国の首都、シュシャンでの出来事です。
イスラエルの民はエルサレムに帰還しましたが、全員が一斉に帰還したわけではなく、何度かにわけて帰還し、その中でも住んでいた地域に離散したまま暮らす者もいました。
エルサレムに住む者だけでなく、離散した地にも神様の守りがあるというのを知ることができるのがエステル記です。
そして、不思議なことに聖書の中で唯一「神」や「主」という名が出てこない書簡です。しかし、このみことばを読むとき、そこに確かに神様のご計画を見ることができます。

今日もみことばを朗読し、教えられていきましょう。

今日の通読箇所:エステル記 1章~3章

■アウトライン

神様のご計画

●王の宴会での出来事:1章
  ・王の宴会:1-9節
  ・王の召しを断るワシュティ:10-12節
  ・ワシュティへの勅令:13-22節

●王妃の選別:2章
  ・ワシュティの代わりの王妃を探す:1-4節
  ・モルデカイ:5-7節
  ・王宮へ向かうエステル:8-11節
  ・婦人の規則:12-14節
  ・王宮に召されるエステル:15-18節
  ・門にすわるモルデカイ:19-23節

●悪しき力の支配:3章
  ・王に重んじられるハマン:1-6節
  ・プル(くじ):7-11節
  ・各州に送られる王の書簡:12-15節

(1)通読のために心を整える

心を静めて、知恵と啓示の御霊をお迎えしましょう。

(2)通読

今日の通読箇所をまず音読しましょう。

(3)自分なりの受け取ったことをノートに書き記す

コラムを読む前に、自分なりに受け取ったことをノートにまとめてみましょう。

(4)コラムを読む

コラムを読み、質問の答えを考えてみましょう。

■コラム

【1章】王の宴会での出来事

・王の宴会:1-9節
エステル記はアハシュエロス王の紹介からはじまります。アハシュエロス王が統治していた時代はちょうどエズラが律法を朗読して民に教えていたエズラ記の6-7章あたりの時代になります。
この頃のペルシャ帝国は強大な力を持ち、127もの州を治めていました。主とのシュシャンは現在のイラン近郊にあります。
アハシュエロス王は宴会を開催します。その日数はなんと180日、半年近くになります。そんなに長い期間何もしないで何をしていたのかと言いたくなるかもしれませんが、この後にペルシャの連合軍とギリシャの連合軍の大きな戦いがあります。そのための戦略を練り、連携を強める目的もあったのかもしれません。
8節を見ると、興味深いことがあります。お酒は法令によってだれも強いられなかったとあります。現在でこそお酒を断ることができる社会になってきましたが、昭和の時代は断れないということもあったようです。紀元前にこのような法律があると言うことは、ペルシャは相当成熟した国家だったのかもしれません。
この時の王妃はワシュティです。当時は男性と女性、別々の部屋で宴会が催されていたようです。

・王の召しを断るワシュティ:10-12節
宴会の7日目のことです。妻の美しさを自慢するために、ワシュティを連れてこいと王が命じますが、ワシュティは断ってしまいます。断った理由は何かわかりませんが、通常では考えられないことです。妻であっても王の命令にそむくことは許されません。王は非常に怒り、彼のうちで燃え立つほどでした。酒宴の席で恥をかかされた形になります。

・ワシュティへの勅令:13-22節
そこで王は法令に詳しい者に相談します。この当時、ペルシャは法治国家として運営されていました。
知恵ある者はワシュティに対して、王だけでなく、このような夫への反発は国家全体にとっても良くないことであることを王に伝えます。
協議の結果、ワシュティを王妃の座から降ろすことにします。そうすることで、妻たちが自分の夫を尊敬するようになると考えたのです。
この進言を王は気に入り、支配するすべての州に書簡を送ります。22節には「各州にはその文字で」また「自分の民族のことばで話すことを命じた」とあります。通常であれば支配されている国はその支配国のことばをしゃべらされますが、ペルシャ帝国は寛容政策をとっていました。つまり、それぞれの属国のことばや文化などをある程度自由にしていたのです。その様な背景があったので、ユダヤ人たちも帰還できたのです。

【2章】王妃の選別

・ワシュティの代わりの王妃を探す:1-4節
どのくらい時間が経ったかわかりませんが、アハシュエロス王の憤りがおさまっています。突然ワシュティの事を思い出しています。
その様な王の姿を見て、王に仕える若い者が国中から未婚の美しい女性を集めて王妃を決めるコンテストの開催を提案します。
王はその提案を気に入り、国中から美女が集められます。今で言うミス・ユニバースのような感じでしょうか。

・モルデカイ:5-7節
ここで登場するのがモルデカイです。彼はキシュの孫です。キシュはユダの王エコヌヤ(エホヤキン)と一緒に捕囚としてペルシャに来た者です。
そしてこの書簡の中心人物、エステルが登場します。彼女には両親がおらず、モルデカイの養女となっていました。悲しい過去を背負いながらもけなげに生きていました。
しかしみことばには「姿も顔立ちも美しかった」とあります。内面も外面も美しいとあります。自分の生い立ちを恨むことなく、感謝を持って生きていたのでしょう。彼女のそのような信仰をこの後見ていくことになります。

・王宮へ向かうエステル:8-11節
王の命令によって国中から美女が集められます。その中にエステルも入っていました。州を代表するような美女が集まっている中で、エステルは肩身の狭い思いをしているのではないかと思ったらそうではありませんでした。そこを管理していたヘガイの好意を得たと書かれています。
直接聖書には書かれていませんが、これは明らかに神様の好意によることです。同じような状況を思い出さないでしょうか。ヨセフは行くところどこに於いてもそこの管理者から好意を得ていました。ダニエルもそうです。神様との生きた関係の中にある者はこのように主が働いてくださり、上の者からの好意を得ます。
この時代、この場所で自分がユダヤ人だと明かすことは自分を不利な立場に追い込んでしまいます。ですからモルデカイはエステルに自分の民族も生まれも明かさないように言いました。この事は、ある意味、ミステリアスな雰囲気を王に与えるかもしれません。
そして、その様に言ったが、やはり心配になるモルデカイは毎日婦人部屋の庭の前を歩き回ってエステルの安否を伺っていました。

・婦人の規則:12-14節
国中から集められた女性はすぐに王の前に行けるわけではありませんでした。実に12ヶ月、1年を経てからでなければ王の前に行くことができませんでした。その期間何をしているのでしょうか。
最初の6ヶ月は没薬の油に浸され、残りの6ヶ月は化粧をします。これらのことにそんなに時間がかかるのかと言いたくなりますが、肌の内側からきれいにしていく作業です。実はこのことから生まれた言葉があります。エステティックです。これはエステル記のこの箇所から生まれた言葉だと聞きました。今も昔も女性の美に対する追求はすごいものですね。

・王宮に召されるエステル:15-18節
様々な女性が王の前に召されて行きますが、ついにエステルの順番が回ってきます。ということは、1年以上経っているということです。
王の前に行くことができる貴重な機会なので、自分を良く見せるためのものは何でも持っていくことができました。
しかしエスエテルはシンプルです。ヘガイが進めたものだけを持っていきました。エステルは主のはからいでヘガイの好意を受けています。ヘガイは王によって任命された監督官ですから、王の好きな物も知っているはずです。エステルは自分の良いと思うものよりも、ヘガイの進めるものを優先しました。
その従順な態度が彼女の魅力を何倍にも増したことは間違いないと思います。
結果、17節にあるとおりです。王からも特別な好意を得ました。主が王の心をも動かされたのです。王は王冠を彼女の頭に置きました。それは王妃となることを意味しています。
王は盛大な宴会を開催しました。喜びの時です。

・門にすわるモルデカイ:19-23節
エステルは従順さを持っていました。また、無欲でした。先のヘガイの言うとおりにしています。また、ここを見てもモルデカイの言いつけをこの段階でも守っています。
そして、21節からのことを良く覚えて老いてください。これが最後の方で決定的なこととなります。
モルデカイは門に座っていました。すると王の宦官であるビグダンとテレシュが理由はわかりませんが怒っています。宦官は男性器を切り取られ、王に一生涯仕えると約束した者たちですが、彼らが王に反抗しています。
その事を知ったモルデカイはすぐにエステルに伝えます。エステルはモルデカイの名でこの事を王に次げ、事実が明らかになり宦官のふたりは処刑され、木にかけられます。そしてこの一連が王の書に記録されます。

【3章】悪しき力の支配

・王に重んじられるハマン:1-6節
ここでハマンが登場します。彼はアガグ人であると書かれています。サウルがいけどりにしたアガグです。その子孫が生き残り、ユダヤ人を苦しめています。
彼は王によって昇進させられ、すべての首長たちの上に置きました。さらに王はハマンに対してひざをかがめるようにと命じました。すべての人がハマンに対してひざをかがめましたが、ただひとり、モルデカイだけがひざをかがめませんでした。
モルデカイは神を知っていました。それ以外のものにひざをかがめず、ひれ伏しもしません。
家来たちは不思議に思ってモルデカイに毎日質問します。しかし、モルデカイは耳を貸しませんでした。ダニエルもネブカデネザルの金の像に対してひざをかがめませんでした。
そしてついに、モルデカイがユダヤ人であることがハマンに知られます。ハマンはモルデカイだけでなく、ユダヤ人全体に対して復讐を計画します。これは彼の心にサタンが働きかけているのです。悪魔は神の民を滅ぼそうとパトロールしています。
救い主がユダヤ人から誕生することをサタンも知っていました。だからその救い主を生まれないように阻止していたのです。

・プル(くじ):7-11節
ハマンが計画したユダヤ人撲滅計画はくじによって決められました。第一の月にくじが引かれ、その日は12ヶ月後の第十二の月になりました。
ハマンの言い分は、ユダヤ人が独自の法令を持っていて、アハシュエロス王の法令に従わないというものでした。このこと自体は正しいです。しかし、だからといってユダヤ人が王に反逆するとは限りません。ハマンはアハシュエロス王にユダヤ人を滅ぼすことを書くように願います。すると王は指輪をハマンに渡しました。この指輪は印鑑になっており、王の書いた公式の書物には王の指輪の印が押されます。
つまり、「王である私の名を使ってもいいから好きなことを書きなさい」ということです。恐ろしいことです。

・各州に送られる王の書簡:12-15節
その文章は速やかに作成され、それぞれのことばに翻訳され、王の印が押された上速やかに全国に届けられました。悪の力は私たちの思っている以上に巧妙で早いです。
この手紙がシュシャンにも交付されました。その時、王とハマンは酒をくみかわしていました。町は大混乱になっていました。このままユダヤ人は滅ぼされてしまうのでしょうか。明日以降の通読でどのような展開になるか見ていきましょう。

(5)ノートに記す

文中の質問、また以下の質問の回答をノートに記しましょう。
 ・【観察】今日の通読箇所の内容を簡潔にまとめましょう。
 ・【観察】神様はどのようなお方ですか?神様のご性質や神様がどのように働かれるかを書きましょう。
 ・【観察】ここからどんな真理や教訓を学べますか?
 ・【適用】自分の生活にどのようにあてはめることができますか?
 ・【感謝】受けた恵みや感謝はありますか?
 ・【祈り】実行できるように祈りましょう。

(6)祈り

実行できるように、主に切に求めて祈りましょう。

(7)分かち合う

ページの一番下にある「コメントを残す」というところに、受けた恵みを分かち合いましょう。

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