神の子イエス・キリストの福音のはじめ。
マルコの福音書 1章 1節
聖書では「福音」という言葉が頻繁に出てきます。
この「福音」とは、言語のギリシャ語では「ユーアンゲリオン」と言われます。アニメのエヴァンゲリオンと同じ言葉ですね。
この福音は英語では「Good News」つまり「良い知らせ」ということです。では一体、何が良い知らせなのでしょうか。
そもそも、「福音」とは、聖書が書かれた時代には軍事用語として使われていた言葉だそうです。
自国が戦争で勝利をしたとき、その勝利の喜びを一人の兵士がいのちがけで自分の国の王に持ち帰り、「私たちの国は勝利した!」と叫びます。これが「福音」です。勝利の喜びの知らせです。
神が私たち人を創造されましたが、人は神への不従順により罪が入りました。永遠の死へと導く死を取り除く方法はありませんでした。しかし、神のひとり子が人を救うためにこの地にこられ、人の罪を背負い、身代わりとして死んでくださいました。この方の死は死で終わらず、復活され、今も生きておられます。
私たちは永遠の滅びに行くことが定められていましたが、イエス・キリストを信じることで永遠のいのちを与えられます。これが「福音」です。
1 兄弟たち。私は今、あなたがたに福音を知らせましょう。これは、私があなたがたに宣べ伝えたもので、あなたがたが受け入れ、また、それによって立っている福音です。 2 また、もしあなたがたがよく考えもしないで信じたのでないなら、私の宣べ伝えたこの福音のことばをしっかりと保っていれば、この福音によって救われるのです。 3 私があなたがたに最もたいせつなこととして伝えたのは、私も受けたことであって、次のことです。キリストは、聖書の示すとおりに、私たちの罪のために死なれたこと、 4 また、葬られたこと、また、聖書の示すとおりに、三日目によみがえられたこと、
コリント人への手紙 第一 15章 1節 – 4節
聖書ではその「福音」を中心として書かれています。福音を理解するには、福音の7つの柱を理解する必要があります。
これから何回かに分けて、この福音の7つの柱を分かち合っていこうと思います。それは、このような項目です。
- 創造
- 罪
- 十字架
- イエス・キリスト
- 復活
- 回心
- 信仰
こちらを図にまとめますと、下記のように燭台の一本一本の枝に対応します。
今後、この一つひとつを深堀りしていきます。
また、上記の図を見てもわかるように、中心はイエス・キリストになっています。中心の枝が折れてしまうと、他のすべての枝が折れてしまいます。それほど、中心は大切なものなのです。
一方、聖書全体を見るなら、下の図のような大きな絵を見ることができます。
「福音」の中心も、「聖書」の中心もイエス・キリストです。
なぜなら、万物は御子にあって造られたからです。天にあるもの、地にあるもの、見えるもの、また見えないもの、王座も主権も支配も権威も、すべて御子によって造られたのです。万物は、御子によって造られ、御子のために造られたのです。
コロサイ人への手紙 1章 16節
自分勝手な生き方を悔い改め、イエス・キリストを自分の主人として受け入れるなら、永遠のいのちを与えられます。このための代価は支払う必要がありません。今こそ、永遠のいのちを受け取っていただけたらと節に願います。