シャローム!
時間の流れは不思議なものです。子どもの頃見たドラえもんの一コマで、のび太君が夏休みにぐうたらしているのに腹を立てたドラえもんが時間の見える秘密道具を出します。
のび太はものすごい時間で過ぎていく「時間」を目で見て驚きます。そして、ドラえもんは「そうだろう?だから、君の時間を無駄にしてはいけないんだ!」と言いました。
聖書通読クラブがスタートして今日で13日目です。天地創造から始まってあっという間に創世記の最後の人物、ヨセフにストーリーが移ります。
時間はどんどん過ぎていきます。今日、すべきことは何でしょうか?今していることは本当に必要なことでしょうか?永遠という時間に入れられる前の今、なすべき事に集中していきましょう。
今日の通読箇所:創世記36章~38章
■アウトライン
広がる家系とそれに伴う問題
●エサウの歴史:36章
・カナンでのエサウの妻子:1-8節
・セイルでのエサウの系図:9-14節
・エドムの首長たち:15-19節
・先住民とエドムの王:20-43節
●ヨセフ:37章
・家族の中でのヨセフ:1-4節
・ヨセフの夢:5-11節
・エジプトに売られるヨセフ:12-36節
●ユダの家系:38章
・ユダの子たち:1-11節
・タマルとの出会い:12-26節
・タマルの出産:27-30節
(1)通読のために心を整える
心を静めて、知恵と啓示の御霊をお迎えしましょう。
(2)通読
今日の通読箇所をまず音読しましょう。
(3)自分なりの受け取ったことをノートに書き記す
コラムを読む前に、自分なりに受け取ったことをノートにまとめてみましょう。
(4)コラムを読む
コラムを読み、質問の答えを考えてみましょう。
■コラム
【36章】エサウの歴史
この後、創世記では最後のメインの人物、ヨセフの話に移っていきます。ちなみにですが、創世記の50章の中で起こった主な出来事を下記のように覚えることができます。
「ソーダ工場(こうば)あ、嫌よ」
一体何を言っているのかわからないですよね?解説します。
ソー:創造(天地創造、人)
ダ:堕落(人に罪が入った時)
工:洪水(ノア)
場:バベルの塔
あ:アブラハム
い:イサク
や:ヤコブ
よ:ヨセフ
ぜひ、覚えておいてください。
さて、ここではエサウの歴史が出てきます。この後イサクの歴史が出てきますが、産まれてきた順に先にエサウが書かれていますが、こちらは傍系なので、簡潔に書かれています。
1-8節では、三人の妻が出てきますが、以前に出てきた名前(26:34、28:9)とは異なります。
おそらく、当時は一人が複数の名前を持つことは普通だったので、同一人物と考えて良さそうです。
ヘテ人エロンの娘アダ=バセマテ、イシュマエルの娘で、ネバヨテの妹バセマテ=マハラテが同一人物のようです。
エサウ=エドムですが、申命記23:7には、「エドムはイスラエルの親族だから忌み嫌ってはいけない」と書かれています。
ところがアマレクはエドムの子孫に数えられていますが、この後の歴史ではイスラエルの宿敵とされています。(出17:8-16)
征服されたホリ人の血が流れており、そばめの子としてのあつかいを受けたアマレクとその子孫は、イスラエルに対しても強い敵意を持っていたと思われます。
15節からはエドムの首長たちが書かれています。
続く31節からはエドムの王たちが書かれています。アブラハムに与えられた「あなたの子孫から王が出る」という約束が成就しはじめているのを見ることができます。
【37章】ヨセフ
ヤコブの歴史は父イサクの存命中はイサクの歴史の中に含まれ、ヨセフが産まれてからはヨセフの歴史の中に含まれている事が多いのを見ることができます。
しかし、神様の祝福は脈々と受け継がれていきます。
3節を見ると、イスラエル(ヤコブ)はヨセフをどう思っていたと書かれていますか?
それで彼がヨセフに用意したものは何でしょうか?
この長服というのは特別なもので、一説ではアダムがエデンの園を出たとき、神様が着せてくださったものだと言う人もいますが、真意はわかりません。
4節では、そのようなヨセフは兄弟からどのように思われていましたか?
5節からはヨセフの夢が書かれています。何の夢と何の夢でしょうか?それは何を意味しているでしょうか?これは簡単に解き明かすことができますね。
自分の立場を知ってか知らずか、嫌われている兄弟にわざわざ火に油を注ぐように、悪びれもせずにこのような話をするヨセフはとてもピュアな性格だったのではないでしょうか。
かわいい子には旅をさせろと言いますが、イスラエルの愛するヨセフを兄の元にお使いに出します。テレビ番組の「はじめてのおつかい」を見ているようです。(このときのヨセフは17歳を越えていましたが)
しかし、この後の展開を知り、イスラエルはこのことをどれほど後悔するでしょうか。
18節では、遠くから訪ねてきたヨセフに対して、兄弟は何をしようとしますか?
それを止めようとした兄弟は誰でしたか?
しかし、それは失敗に終わりました。23、24節で他の兄弟はヨセフをどうしましたか?その後の25節でどうしたと書いていますか?正常な気持ちでこのようなことができるでしょうか?
ピンチのヨセフを救ったのはユダでした。ユダはどのような提案をしますか?
このときのルベンとユダの行動は主に覚えられており、このあとこのことの故に祝福されることになります。
ヨセフのいのちは助かったものの、ひとりエジプトに連れて行かれることになります。
かつてヤコブは父イサクをどのようにしてだましたか覚えているでしょうか?子山羊の肉と毛皮、そして兄の晴れ着で父をだましました。その同じ方法で今度は自分がだまされることになります。
ここからどんな教訓が学べますか?
34節からは、ヤコブがどれほど悲しんだかを見ることができます。その悲しみはどれほどだったでしょうか?
【38章】ユダの家系
これからしばらくはヨセフの話が続きますが、救い主の家系はユダです。ですから、ヨセフと並行してユダの歴史も書かれています。
ヤコブの子どもたちの中で、ルベンとユダを見ると、ルベンは年長者ゆえにリーダーシップを取ろうとするのですが、いまいちそれがうまくいかない傾向があります。
そのようなルベンに代わってなんとかして事をおさめていくのがユダです。
ヨセフはこの後、一時の苦しみの後、セレブの生活をしますが、ユダは親しみを持てるほど泥臭い生き方をしてるようです。
そのようなユダはエサウがカナン人の妻をめとって苦しんだ事を知っていただろうに、同じ事をします。
シュアの娘から産まれた三人の子どもは誰でしょうか?
7節で「主を怒らせた」と書かれていますが、具体的には何を持って主を怒らせたかは書かれていません。
次男は次男で、子孫を残したくないという理由でわざと子どもがうまれないようにしました。その事に対して、10節では主はどのように反応されていますか?
ここで登場するのが「ナツメヤシの木」と言う意味のタマルです。タマルは思い切った行動に出ます。その方法とはどのようなものだったでしょうか?
ちなみに、これは日本語の問題ですが、よく自分の伴侶のことを「私の嫁です」と紹介する人がいますが、厳密には使い方が間違っています。正しくは「私の妻です」が正解です。
嫁とは自分の父から見た私の伴侶のことを指します。
かつて16節を読んだとき「あれ?」と思って調べたことを思い出しましたので書いておきます。
タマルは自分のプライドを捨て、かつ時を見分け、賢く証拠品も手にして子どもをみごもります。
27節からその子どもが出てきますが、それぞれ何という名前でしょうか?
最後に、マタイの福音書1:1-3を開いて読んでみましょう。何か気づくことはありますか?どうして、その人の名前があるのでしょうか?考えてみましょう。
(5)ノートに記す
文中の質問、また以下の質問の回答をノートに記しましょう。
・【観察】今日の通読箇所の内容を簡潔にまとめましょう。
・【観察】神様はどのようなお方ですか?神様のご性質や神様がどのように働かれるかを書きましょう。
・【観察】ここからどんな真理や教訓を学べますか?
・【適用】自分の生活にどのようにあてはめることができますか?
・【感謝】受けた恵みや感謝はありますか?
・【祈り】実行できるように祈りましょう。
(6)祈り
実行できるように、主に切に求めて祈りましょう。
(7)分かち合う
以下のところにアクセスして、ページの一番下にある「コメントを残す」というところに、受けた恵みを分かち合いましょう。
※リンクの先を記事のページに設定しています。アクセスして恵みを分かち合ってください!」