聖書通読クラブ Day 363

聖書通読クラブ Day 363【ヨハネの黙示録 12章-15章】

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シャローム!

今日の通読は、黙示録の中でも苦しい部分でしょう。さばきが多くあります。黙示録を時系列で見るなら、教会はすでにこの時、地上にはおりません。天に引き上げられています。イスラエルの民、そして残された信者がここを通されます。
では、私たちはこの事に無関係なのでしょうか?そうではありません。これは私たちの内側に起こることでもあります。主が来られるその日までか、私たちのいのちがこの地上での役目を終えるときまで、私たちは忍耐し、信仰を守り抜く必要があります。様々な出来事を通して、小さな死を味わうことでしょう。しかし、主のために失うなら、主が与えてくださいます。主の恵みにどれほど頼る事ができるのか。それが私たちに問われているようです。
通読もあと少しになりました。最後まで共に走り抜いていきましょうう。今日も聖霊様によってみことばから永遠のいのちを受け取ることができますように。

今日の通読箇所:ヨハネの黙示録 12章-15章

■アウトライン

●赤い竜:12章
  ・女と竜:1-6節
  ・投げ落とされる悪魔:7-12節
  ・女を押し流す大水:13-18節

●666の刻印:13章
  ・一匹の獣:1-10節
  ・もう一匹の獣:11-18節

●刈り入れの時:14章
  ・シオンの上に立つ小羊と聖徒:1-5節
  ・永遠の福音:6-7節
  ・バビロンは倒れた:8節
  ・獣の名の刻印を受けるもの:9-12節
  ・主にあって死ぬ者は幸い:13節
  ・刈り入れの時:14-16節
  ・地のぶどうを集める:17-20節

●最後の災害のはじまり:15章
  ・最後の七つの災害:1節
  ・モーセの歌と小羊の歌:2-4節
  ・天のあかしの幕屋の聖所が開く:5-8節

(1)通読のために心を整える

心を静めて、知恵と啓示の御霊をお迎えしましょう。

(2)通読

今日の通読箇所をまず音読しましょう。

(3)自分なりの受け取ったことをノートに書き記す

コラムを読む前に、自分なりに受け取ったことをノートにまとめてみましょう。

(4)コラムを読む

コラムを読み、質問の答えを考えてみましょう。

■コラム

【12章】赤い竜

・女と竜:1-6節
前の章の最後では、神の神殿が開かれた後、神殿の中に契約の箱が見えました。同時にいなずま、声、雷鳴、地震、大きな雹が降ります。
同時に、天には巨大なしるしが現れたとあります。それは何でしょうか?この女はイスラエルを象徴しています。かつて、ヨセフが見た夢で、月と太陽と星々がおじぎをしている夢を見ました。太陽はイサク、月はラケル、星は兄たちです。ここからイスラエルの12部族が出ています。この女が身ごもっています。イスラエルは今に至るまで多くの苦難を通されました。そして、イスラエルから救い主が生まれます。
3節では別のしるしが天に現れていますが、それは何でしょうか?9章で竜は何であると書かれていましたか?サタン、悪魔と呼ばれています。この大きな赤い竜はどのような特長がありますか?3-4節を見てみましょう。天の星は御使いにたとえられることがあります。これはルシファーが天の御使いを引き連れて地上に落とされた事と言われていますが、本当のところはわかりません。そして、この竜は女の前に立っています。その目的は何ですか?サタンはいつもこのような事をします。マタイの福音書2章を見ると、イエス様の誕生の時、ヘロデによって初子が殺されるということが起こりました。
5節、女は子を産みますが、その子は何を持ち、どうすると書かれていますか?これこそ、イエス様です。そしてその後、十字架の死と葬りと復活によって御座に引き上げられました。
その後、女は荒野に逃げます。そこにどれ程の期間とどまりますか?それは何のためのどのような場所ですか?荒野は神のみことばを聞く場所です。イエス様の昇天から再臨までは、正に荒野のような期間です。

・投げ落とされる悪魔:7-12節
ここで、天に戦いが起こっています。何と何の戦いですか?どちらが勝ちますか?そのとき、天ではどのような声がありましたか?ここから悪魔の特長がわかります。10節後半をみると、サタンの主な働きが何であるかわかりますか?
しかし、そのサタンに打ち勝つ方法があります!それが11節です。何と何のゆえに打ち勝っていますか?小羊の血は言うまでも無く、イエス様のいのちです。自分たちのあかしとは、みことばを聞いてそれを行ったことのあかしです。そのような人の生き方はどのような生き方でしょうか?死に至るまでもいのちを惜しまない生き方、十字架の道を歩む生き方です。
12節には喜びとわざわいがくっきりと分かれています。どういう者に喜びがあり、どういう者にわざわいが来ますか?それはどうしてでしょうか?悪魔が自分の時の短いことを知り、激しく怒っているからです。まるで、殺虫剤をかけられたゴキブリのようです。

・女を押し流す大水:13-18節
自分の終わりを知った竜はどうしますか?しかし、女はどのようになりますか?自分の場所、荒野で三年半とどまります。そこでヘビの前を逃れて養われます。
ところが竜もだまってはいません。今度はどうするでしょうか?15節を見ましょう。まるでマタイの福音書7章、山上の垂訓の垂訓の最後のようです。雨が降って洪水が押し寄せ、風が吹いて家に打ち付けました。倒れない家、激しく倒された家の違いは何だったでしょうか?
ヘビの水を地が飲み込みます。その事に竜は怒り、17節でどうしていますか?特定の人をターゲットにしています。それは誰ですか?

【13章】666の刻印

・一匹の獣:1-10節
今度は海から一匹の獣が上ってきます。その特長はどのようなものですか?その頭には何がありましたか?
そのうちのひとつは打ち殺されたかと思いますが、致命的な傷が治ります。それをみて全地はどのようになっていますか?悪魔は御使いにも姿を変えます。そして、選民をも惑わすような奇跡を行います。
4節を見ると、全地は竜を拝んでいます。それはなぜでしょうか?この獣はどのような事を言っていますか?5節を見ましょう。彼は三年半活動する権威が与えられます。そこで彼は何をしましたか?6節を見ましょう。何をののしっていますか?ひとつは神の御名です。そして、幕屋です。今で言うなら教会です。しかし、この時点で教会は天に引き上げられています。ですから、これらは「天に住む者たち」と言い換えられています。
この獣は聖徒たちに戦いを挑み、どのような事が許されていますか?すべては神の許しなしには起こらない、すなわち、全てを治めておられるのは主だと言うことがわかります。
この時、地に住む者でどのよな者が彼を拝むようになると書かれていますか?
10節を見ましょう。イエス様はマタイ26:52で「剣をもとに納めなさい。剣を取る者はみな剣で滅びます。」と言われています。ここに聖徒の何と何がありますか?

・もう一匹の獣:11-18節
ヨハネはもう一匹の獣が地から上ってくるのを見ます。それにはどのよのうな特長がありましたか?11-13節を見てみましょう。さらに、14節ではなにをしていますか?人々を惑わし、獣の像を造るように命じています。その上、16-17節を見ましょう。何をしていますか?獣の刻印が押されています。それはどこかどこと書かれていますか?これは何に関係しているかわかるでしょうか?シェマの祈りと言われる場所に答えがあります。「これをしるしとしてあなたの手に結びつけ、記章として額の上に置きなさい」(申命記6:8)「これ」とは、心を尽くし、力を尽くし、思いを尽くして神を愛すると言うことです。この場所に獣の刻印が押されます。それが無いと売買ができなくなるシステムができるようです。
これをある人はバーコードだと言います。確かに、バーコード(POS)は物流を支え、レジでは必ずと言って良いほどバーコードをスキャンし、販売が管理されています。また、バーコードをよく見ると他より長く伸びた三つの棒が両端と真ん中にあります。これを数字に置き換えると666となります。
また、ある人はマイクロチップが人の手に埋め込まれることがここの事だと言います。それらも確かにそうかもしれませんが、黙示録の時間の流れからすると、これは現代ではなく大患難の中で起こることです。もしかしたら、その時になると、本当にこれらのシステムが利用されてこのようになるかもしれません。しかし、この本質は何でしょうか?それは私たちに神の刻印が押されているか、獣の刻印がおされているかということです。額は私たちの考えです。手は私たちの行いです。その両方が神の者とされているかどうかが問われます。なぜなら、666は悪魔の数字ではなく、みことばには「人間を指している」と書かれています。人が作り出した考えに従うか、神の知恵に従うかということが、ここの本質では無いかと思います。

【14章】刈り入れの時

・シオンの上に立つ小羊と聖徒:1-5節
ここで、小羊が登場します。どこに立っていますか?また、小羊と共に誰がいますか?先ほどの人間の刻印との対比のように、彼らの額には何が記されていますか?かつて、アロンから始まる大祭司の額には「主の聖なる者」という聖別の記章が付けられていました。
ここでヨハネはまた天からの声を聞きます。それはどのような声ですか?ここには、いままでと違う要素が入っているのに気がつきましたか?たて琴の音が加わっています。彼らは御座、四つの生き物、長老たちの前で何を歌いましたか?この新しい歌は誰でも歌うことができましたか?3節を見ましょう。
この歌を歌う人たちの特長は何でしょうか?4節を見てみましょう。聖別され、聖さを保ち、自分のいのちを主に献げた者たちです。彼らの口には何がありますか?先ほどの獣と比較してみましょう。
ところで、終わりの時代にサタンが教会から奪って行こうとするものが二つあります。それは何かわかるでしょうか?聖さと一致です。今、そのことが切実に感じられるのではないでしょうか?人のことも大切ですが、それよりもまず自分から聖さと一致が奪われないよう、必死にこれらを守ろうではありませんか。

・永遠の福音:6-7節
ヨハネはもうひとりの御使いが中天を飛ぶのを見ます。彼は誰に何を伝えるために、何を携えていましたか?福音は永遠のいのちをもたらすものです。その御使いは何と言っているでしょうか?7節を見ましょう。そうです。神を恐れることを知ることは非常に重要なことです。神を恐れることが正しい恐れです。それ以外の事は恐れることはないのです。

・バビロンは倒れた:8節
第二の御使いが来て言っています。何を言っていますか?この世の悪の象徴、大バビロンが倒れたと宣言しています。この大バビロンはあるぶどう酒をすべての国々の民に飲ませます。そのぶどう酒はどのようなものですか?お酒は人の理性を奪います。自制を無くします。多くの人はこの大バビロンのもたらすぶどう酒を飲み、酔っ払い、その身に滅びを招いています。私たちは酒に酔うのではなく、聖霊に満たされる必用があります。

・獣の名の刻印を受けるもの:9-12節
第三の別の御使いが来ます。何を言っていますか?何を飲み、聖なる御使いと小羊の前でどうなると言っていますか?その苦しみに終わりはありますか?休みはありますか?安息と正反対の事が書かれています。かつて、イスラエルの民がエジプトにいたとき、パロはイスラエルの民に「働け」と言い、レンガの素材のわらを取り上げ、それでも生産量を減らすなと言いつけ、イスラエルの人々を忙しくさせました。ここでは、永遠の労働が待っていて、休むことも許されません。
しかし、12節にはどのように書かれていますか?ここでも大切なのは忍耐です。

・主にあって死ぬ者は幸い:13節
ヨハネは天からの声を聞きます。どのような者が幸いと書かれていますか?御霊はどのように証ししていますか?永遠の労働から解放され、神の安息に入ることができます。そのために必用なのは自分に死に、自分の十字架を負ってキリストに従う事です。

・刈り入れの時:14-16節
続いてヨハネは白い雲を見ます。主の栄光の象徴です。そこにどのような方が乗っていますか?頭には何をかぶり、手には何を持っていましたか?
また、もう一人の御使いが来ます。どこから出てきましたか?そして、雲に乗っておられる方に何を叫びましたか?そこで雲に乗った方が地にかまを入れ、刈り取りが行われます。イエス様が天の御国のたとえでも多く語られていることです。さばき主としての主の姿です。

・地のぶどうを集める:17-20節
続けて、もう一人の御使いが出てきますが、どこから来ますか?好み使いは何を持っていますか?
すると、もう一人の御使いが出てきます。その御使いは何を支配していますか?また、どこから来ましたか?そして、かまを持った御使いに何と言っていますか?ぶどうはイスラエルを指す果物です。
これが集められ、どこに投げいれられているでしょうか?それは都の外で踏まれます。当時のイスラエルでは、ぶどう酒を作るときに、踏み付けてぶどう汁を絞り出していました。そして流れ出た血は馬のくつわに届くとあるので、150cmほどでしょうか?また、それがどれ程広がったかと言えば、約300kmほどです。

【15章】最後の災害のはじまり

・最後の七つの災害:1節
ヨハネは天に巨大な驚くべきしるしを見たと言っています。それは何でしょうか?七人の御使いが七つの災害を持っていました。ラッパの七つ目の中には最後のわざわい、鉢のさばきが入っています。神の怒りはここに極まります。最後のわざわいです。

・モーセの歌と小羊の歌:2-4節
ヨハネは火の混じったガラスの海のようなものを見ます。これはどういうものなのでしょうか?ことばには限界がありますが、あえて表現するなら、このようなことばでしか表現ができなかったのでしょう。
そこのほとりには誰が立っていましたか?獣と、その像と、その名を示す数字とは何でしたか?それに打ち勝った人です。何によって打ち勝ったでしょうか?少し前を見返して思い出してみましょう。
彼らは神のたて琴を手にして歌っています。その内容はどのような者でしたか?3節を見ましょう。旧約聖書、新約聖書を象徴する歌です。私たちもこの3-4節のことば、そのままを用いて主を賛美してみましょう。黙示録は朗読する書物ですから。

・天のあかしの幕屋の聖所が開く:5-8節
ヨハネは天にあるあかしの幕屋の聖所が開いたのを見ます。その聖所から何が出てきていますか?彼らはどのようなものを身につけていましたか?
4章に出てきた四つの生き物の一つが七人の御使いに渡したものは何ですか?
聖所は何で満たされていましたか?これから起こる七つの鉢の災害が終わるまでは、誰もここに入ることができなくなっています。


(5)ノートに記す

文中の質問、また以下の質問の回答をノートに記しましょう。
 ・【観察】今日の通読箇所の内容を簡潔にまとめましょう。
 ・【観察】神様はどのようなお方ですか?神様のご性質や神様がどのように働かれるかを書きましょう。
 ・【観察】ここからどんな真理や教訓を学べますか?
 ・【適用】自分の生活にどのようにあてはめることができますか?
 ・【感謝】受けた恵みや感謝はありますか?
 ・【祈り】実行できるように祈りましょう。

(6)祈り

実行できるように、主に切に求めて祈りましょう。

(7)分かち合う

ページの一番下にある「コメントを残す」というところに、受けた恵みを分かち合いましょう。

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