聖書通読クラブ Day 358

聖書通読クラブ Day 358【ヨハネの手紙 第一 4章-5章】

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シャローム!

今日でヨハネの手紙第一を読み終えます。ヨハネの手紙の特長は愛です。神の愛、そして隣人への愛が書かれています。愛とは目に見えない、ピンク色のほんわかしたもののように思えるかも知れませんが、実は非常に具体的なものとなります。今日の通読を通して、愛とは何かを聖霊様に教えていただきましょう。

今日の通読箇所:ヨハネの手紙 第一 4章-5章

■アウトライン

●神は愛:4章
  ・神からの霊かためす:1-6節
  ・神は愛:7-21節

●血と水と御霊:5章
  ・三つのあかしするもの:1-12節
  ・神のみこころにかなう願い:13-17節
  ・偶像を警戒せよ:18-21節

(1)通読のために心を整える

心を静めて、知恵と啓示の御霊をお迎えしましょう。

(2)通読

今日の通読箇所をまず音読しましょう。

(3)自分なりの受け取ったことをノートに書き記す

コラムを読む前に、自分なりに受け取ったことをノートにまとめてみましょう。

(4)コラムを読む

コラムを読み、質問の答えを考えてみましょう。

■コラム

【4章】神は愛

・神からの霊かためす:1-6節
私たちは霊、たましい、肉の三つの領域から成り立っています。その中でも霊は目に見えないものです。しかし、確かに霊の世界はあります。私たちがそう思わなくとも、聖書にそのように書いてあるからです。
また、信じる者の中には「霊的だ」と言って、様々な教えから教えに渡り歩くような人たちもいます。そこで、聖書は警告します。1節をよく読みましょう。霊には二種類あります。神からのものか、悪魔からのものかです。それらをためす必要があります。では、どのようにしてためすのでしょうか?2-3節を見ましょう。これが最も確実な見分け方です。
イエス様を信じる者は神から出た者です。そして、世に勝ったと書かれています。私たちが勝ったのではありません。私たちの内におられるお方が勝利されました。
5-6節の対比を見てみましょう。神に属さない者は何を語りますか?一方、神から出た者は何に耳を傾けますか?神から出ていない者はどうですか?これによって、真理の霊と偽りの霊を見分けることができます。

・神は愛:7-21節
ヨハネはここでも互いに愛し合うことを勧めます。愛は何から出ているでしょうか?愛のあるものはみな、何から生まれ、何を知っていますか?8節を見ましょう。愛のない者に、神はわからないと書かれています。なぜなら、神は愛だからです。神はひとり子をこの地に送り、この方によって私たちに救いがもたらされました。これが神が私たちに愛を示して下さった愛のかたちです。
私たちが神を愛したのではなく、実は先に神が私たちを愛して下さいました。私たちを愛するがゆえに、御子さえも惜しまずにささげて下さいました。ここに神の愛があります。これほどまでに神様が私たちを愛して下さったのだから、私たちもその愛を受けてお互いを愛することをしていきたいと願います。
今は教会に集まることが難しい時代です。そのことによってお互いのコミュニケーションの機会が減ります。そのことで事実無根のうわさ話や、お互いに対する疑いが増幅していきます。しかし、実際に会って話すとそんなことはないと確信するでしょう。今は日本中で、全世界で神の家族の愛が冷たくなっている時代です。だからこそ、なお一層お互いに愛し合う必要があります。
いまだかつて、神を見た者はいません。しかし、私たちがどうするときに神が私たちのうちにおられると言うことがわかりますか?12-13節を見ましょう。つまり、神の現れは私たちの一致の具合によってはかることができます。
神はそのために私たちに御霊を与えてくださいました。これが神に留まることができる理由です。では、どのようにしたら私たちの内に神の霊がおられることがわかるでしょうか?15-16節を見ましょう。これが完全な人となる秘訣です。その様な者はさばきの時にも大胆さを持つことができます。その様な者は、この世にあってキリストと同じような者と書かれています。
18節では、愛には恐れがないと言っています。全き愛はどうなると書かれていますか?愛の反対は恐れです。愛がある者、恐れがある者の特長を18節から学びましょう。
神がまず私たちを愛してくださったから、私たちは互いに愛することができます。第一の戒めと第二の戒めの通りです。ですから、何度も繰り返されていますが、20節を見ましょう。私たちは偽り者とならないようにしましょう。そのために、目に見える神の家族を愛することです。目に見える者を愛することができないのに、目に見えない神を愛することはできないからです。兄弟を愛する。これが一つの実です。21節を見ると、この命令は誰から出ていますか?神を愛する者は神の戒めを喜んで守り行います。私たちは学んだのなら、実行しましょう。

【5章】血と水と御霊

・三つのあかしするもの:1-12節
イエス様が救い主であると信じる者は誰でも何だと書かれていますか?それであれば、このお方が創造された最高傑作である人々をも愛することができるはずです。
私たちが神様の創造された最高傑作である神の子どもたちを愛していることがわかるには、どうすれば良いでしょうか?2節前半を見ましょう。3節にはっきりと書かれています。神を愛するとは具体的にどうすることでしょうか?神の命令を守ることです。命令を守るというと、私たちは重荷に感じるかもしれません。しかし、みことばには何と書かれていますか?私たちの本来のかたちに立ち返るからです。神の命令を守るには、神の命令が何かを知る必要があります。それがみことばです。ですから、私たちは通読を続けるのです。これは神を愛する具体的な現れのひとつです。神によって生まれた者はどのような者だと4節に書かれていますか?私たちの信仰は何ですか?
この勝利者なるお方は何によって来られたと6節に書かれていますか?そこで、あかしするものが三つあると書かれています。8節を見ましょう。それは何ですか?これが一つとなると書かれています。
少し戻って6節を見ましょう。イエス様は何によって来られたと書かれていますか?そして、イエス様が十字架でご自身の御霊を父にお返しし、兵士がイエス様の脇腹を突くと何が出ましたか?ヨハネの福音書19:34には「しかし、兵士のうちのひとりがイエスのわき腹を槍で突き刺した。すると、ただちに血と水が出てきた。」とあります。イエス様は血と水によって来られ、血と水で去られました。
ここから私たちは何を学べるでしょうか?これは私たちの日々の礼拝を啓示していることでもあります。水はみことばです。血はいえすさまのいのちです。また、御霊は祈りです。これらを私たちは告白します。具体的には、御霊によって祈り、みことばを読み、イエスの血潮を宣言する祈りを宣言します。これが一つとなり、神をあかしします。
11節には、このあかしは私たちに何を与えるとありますか?御子を持つ者と持たない者は、永遠の時間の過ごし方が変わってしまいます。

・神のみこころにかなう願い:13-17節
これらのことを良く理解するなら、私たちは救いの確信を持つことができます。ヘブル11章でも見た信仰の定義と似ていますが、1ヨハネ5:14にはどのように書かれていますか?そして、願ったことは、すでに主が聞いてくださったと知るなら、同時にそれらはすでにかなえられたと知ります。目に見える現実は変わっていないかも知れません。しかし、その瞬間、霊的な実態はこのみことばの通りになっているのです。目に見える事以上に大切な霊的現実を見ていきましょう。実は目に見える世界よりも、霊的な世界の方がリアルな現実なのです。
また、16節には死に至る罪と言うことが書かれています。それは一体何でしょうか?それはイエスを神と認めない事です。そのような者は永遠のいのちにあずかることができないからです。しかし、死に至らない罪を犯すような者がいたら、どうするようにみことばは言っていますか?これがとりなりです。

・偶像を警戒せよ:18-21節
神によって生まれた者は罪を犯しません。どうしてそう言えるのでしょうか?18節後半を見ましょう。
私たちは神からの者です。しかし、エペソ2章にも書かれていますが、世全体は何の支配下にありますか?
そのような状況下に置かれていようとも。神の御子が来て、真実な方を知る理解力を私たちに与えてくださったのです。だから私たちはイエス様の中にいることができます。このお方こそ、まことの神、永遠のいのちです。
そして、この手紙は終わりで急展開を迎えます。今まで愛について語っていたのに、突然「子どもたちよ、偶像を警戒しなさい」ということばで終わります。これは一体どういうことでしょうか?終わりの時代、教会から奪われていくものがあります。それは聖さと一致です。これを奪っていくのが偶像だからです。コロサイ3:5には「ですから、地上のからだの諸部分、すなわち、不品行、汚れ、情欲、悪い欲、そしてむさぼりを殺してしまいなさい。このむさぼりが、そのまま偶像礼拝なのです。」とあります。キリストに従うなら、自分を捨て、自分の十字架を負ってキリストに従います。自分の中心が自分自身からキリストに変わります。
しかし、なおも私たちが偶像を慕っているなら、私たちから神の聖さと一致が奪われていってしまいます。ですから、私たちは今も偶像に警戒しなければなりません。どうすれば警戒できるのでしょうか?熱心に神を愛することです。神を愛することは何だったでしょうか?神の命令を守ることです。そのためにも、毎日みことばを読み、重荷とならない神の命令を受け取っていきましょう。


(5)ノートに記す

文中の質問、また以下の質問の回答をノートに記しましょう。
 ・【観察】今日の通読箇所の内容を簡潔にまとめましょう。
 ・【観察】神様はどのようなお方ですか?神様のご性質や神様がどのように働かれるかを書きましょう。
 ・【観察】ここからどんな真理や教訓を学べますか?
 ・【適用】自分の生活にどのようにあてはめることができますか?
 ・【感謝】受けた恵みや感謝はありますか?
 ・【祈り】実行できるように祈りましょう。

(6)祈り

実行できるように、主に切に求めて祈りましょう。

(7)分かち合う

ページの一番下にある「コメントを残す」というところに、受けた恵みを分かち合いましょう。

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