聖書通読クラブ Day 356

聖書通読クラブ Day 356【ペテロの手紙 第二 1章-3章】

Spread the love

シャローム!

今日一日でペテロの手紙第二を通読します。初代教会の時代に書かれた手紙を読んでいると、彼らは切実なまでのイエス様に対する再臨の信仰を持っていた事がわかります。そのことゆえに、行き過ぎた考えを持ったり、偽教師が出てきたりしましたが、それでもなお、主の再臨に対して熱望していました。これが、迫害の中での彼らのきぼうでした。
時は2000年ほど経ち、私たちはどうでしょうか?主の再臨に対して熱望しているでしょうか?今日の手紙を読み、初代教会の人々の中にあった主が再び来られることに対する期待を思い起こさせていただきましょう。今日も知恵と啓示の御霊によって主の真理を知ることができますように。

今日の通読箇所:ペテロの手紙 第二 1章-3章

■アウトライン

●あらゆる努力をして愛に至る:1章
  ・すばらしい約束:1-11節
  ・聖書の預言は:12-21節

●不義の者が至る道:2章
  ・偽教師:1-8節
  ・不義の者ども:9-22節

●みことばの力:3章
  ・思い起こさせる:1-7節
  ・一日は千年、千年は一日:8-13節
  ・主の忍耐は救い:14-18節

(1)通読のために心を整える

心を静めて、知恵と啓示の御霊をお迎えしましょう。

(2)通読

今日の通読箇所をまず音読しましょう。

(3)自分なりの受け取ったことをノートに書き記す

コラムを読む前に、自分なりに受け取ったことをノートにまとめてみましょう。

(4)コラムを読む

コラムを読み、質問の答えを考えてみましょう。

■コラム

【1章】あらゆる努力をして愛に至る

・すばらしい約束:1-11節
ペテロは第二の手紙を書きます。その目的は3章で見ていきます。この手紙の冒頭の挨拶の特長は、「主イエスを知る」ということです。知るとどうなるのでしょうか?2節後半を見てみましょう。更に、3節にはどのように書かれていますか?キリストを知ることは、単なる情報として知ることではなく、関係を持つと言うことです。たとえば自分の気になる人がどういう人かを知っているというのではなく、その人と結婚して共に歩むというレベルの知るです。
その結果、すばらしい約束が与えられました。それはどのような者でしょうか?4節後半に二つの特徴があります。見てみましょう。
こういうわけなので、あらゆる努力をしてステップアップしなさいと書かれています。その順番はどのようなものでしょうか?5-7節を見ましょう。侵攻から始まり愛に至るプロセスです。
これらが備わり、ますます豊かになるならどうなりますか?8節後半を見ましょう。しかし、これらを備えていない者はどうなりますか?私たちはこのような者となっていないでしょうか?祈りの中で点検してみましょう。
ですから、私たちはますます熱心に何と何を確かなものとしなさいと言っていますか?これらの事を行っていると、決してつまずくことなどないと言っています。つまずくことはあるでしょう。しかし、その原因は外にはありません。私たちの内にあるのです。つまずくのであれば、その要因を避ければ良いだけの話しです。自らつまずきの原因に突っ込んで行き、「痛い、つまずいた」と言って周囲からの関心を受けたいと思ってしまうことがあるでしょう。そこから成長し、愛を目指していきましょう。
こうして、イエス様の永遠の御国に入る恵みを豊かに加えられます。

・聖書の預言は:12-21節
私たちはこれらのことを知っています。しかし、忘れてしまいます。ペテロはそのことを思い起こさせるためにこの手紙を書きました。私たちも思い出しましょう。なぜなら、ペテロが言う地上の幕屋、すなわちこの肉体の中に私たちのたましいがあるときは、これらのことを思い起こすことで奮い立つことができます。ペテロの人生は終わりを迎えているようです。彼がこの地上の幕屋を脱ぎ去った後も、彼の情熱はこのように今もみことばから私たちに語りかけ、私たちを奮い立たせています。
ペテロはイエス様の目撃者です。共にイエス様の公生涯を歩んだ人物です。ですから、これらの事は作り話などでは無いと言っています。
イエス様が変貌山で天の父から「これはわたしの愛する子、わたしの喜ぶ者である」と言われたとき、ペテロはその声を聞きました。イエス様のよみがえりまで秘めておかなければなりませんでしたが、今はもう明らかにされることです。
そして、20-21節で、非常に重要な事を教えます。預言に関してです。聖書の預言はなにをしてはならないと言っていますか?その理由はどうしてですか?21節を見てみましょう。近年、余りにも多くの偽預言が満ちあふれています。もっともらしい事を言っているかもしれません。私たちの心を興奮させるような事かも知れません。しかし、それらが聖書に基づいているかを必ず吟味する必要があります。そのことばの中には神のことばもあるでしょうが、悪魔のことばも、その人自身の肉のことばも混じっている可能性があります。それを見分ける秘訣は、毎日のイエス様との関係です。誰でも、毎日家族と顔を合わせているなら、キッチンに似ているけど別のお母さんが立っているとすぐにわかるでしょう。同じように、いつも読んでいるみことばとの違和感があるなら、私たちはすぐに見分けることができます。終わりの時代はそのような偽預言が満ちあふれます。ですから、しっかりとみことばに親しむ生き方を行いましょう。

【2章】不義の者が至る道

・偽教師:1-8節
イスラエルには偽預言者が出ましたが、各地には偽教師がいました。彼らは何をしましたか?その結果、彼らの身はどうなりましたか?
人は弱いので、そのような偽教師にすぐだまされ、彼らの道に倣ってしまうことで真理の道がそしりを受けていました。
偽教師は貪欲です。ですから、3節でどうすると書かれていますか?これが彼らの目的です。結局は金儲けです。偽預言や陰謀論を唱える者の目的もこれです。結局様々な手段で、時には作り話のことばを持って純粋に信じる者を食い物にします。そのような事を続けている者はどうなるでしょうか?3節後半、4節を読んでみましょう。嘘つきはサタンの性質です。
5節からは義と不義の者が分けられています。ノアの時代はどうだったでしょうか?ロトの時代はどうだったでしょうか?ロトには様々な問題があったかも知れませんが、聖書は彼を義人としています。ロトは罪に満ちるソドムとゴモラに住みながら、その正しい心を、日々痛めていたと書かれています。私たちも、今の神の御心に沿っていない社会を見て、心を痛めているでしょうか?なんとも思っていないでしょうか?

・不義の者ども:9-22節
主は敬虔な者をどうされますか?また、不義な者をどうされますか?経験とは、神のみことばを宣言し、その通りに生きる者を指します。不義の者の中でも、一つの特長を持った者が10節で取り上げられています。彼らから出る実は何でしょうか?それは訴えです。ところが、御使いたちはどうでしょうか?御使いは勢いにも力にも彼らに勝っているのに、主の御前に彼らをそしって訴えることをしません。
不義の者はどうでしょうか?12節を見ましょう。訴えることはサタンの特長です。彼らを理性の無い動物と同じと言っています。伝道者の書3:21には「だれが知っているだろうか。人の子らの霊は上に上り、獣の霊は地の下に降りて行くのを。」とあります。この獣とは、ここに書かれているような、神に従うことをせず、自分の肉に従う者を指します。
彼らの特長が13-14節に書かれていますので見てみましょう。ここでバラムが出てきます。不義の報酬を愛した預言者です。主は口のきけないろばをしゃべらせて、彼の狂った振る舞いを阻みました。この人たちはどのような者だと言っていますか?17-19節を見てみましょう。
このような人たちから逃れるにはどうすれば良いのでしょうか?20節を見ましょう。イエス様を知ることです。ペテロがイエス様の側にずっといたように、日々みことばと共に歩むことです。しかし、一度イエス様を知りながら、このような獣の道に巻き込まれて征服されるなら、どうなると20節にありますか?正に20-21節にあるとおりです。特に22節のみことばは私たちに警告を与えます。人はかつての罪の性質に戻る傾向があるからです。私たちはイエス様の恵みによって、どこから救われたかをいつも思い起こす必要があります。

【3章】みことばの力

・思い起こさせる:1-7節
この手紙が書かれた目的がここにあります。先ほど見た2章のようにならないために、記憶を呼び覚まさせ、純真な心が奮い立たせるためです。預言者たちが前もって語ったみことばと、使徒たちが語った主の命令を思い起こさせるためです。私たちもみことばを読むごとにこれらのことを思い出します。何度も何度も読む内に、みことばは私たちのたましいに書き込まれます。これこそ、新しい契約です。主は石の心ではなく、私たちの心に戒めを刻み込まれます。肉の割礼ではなく、心の割礼です。
改めて、ペテロは警告をします。3節を見ましょう。終わり日、第一に何がやってきて、どうしますか?そして、どのように言うでしょうか?3-4節を見ましょう。教会で「主は来られます」と語られ続けるとき、「結局主は来ないじゃないか。」と思い、自分勝手な生き方に戻るかも知れません。しかし、今まで通読してきたみなさんはすでによくご存じだと思います。そういう時に主は来られるのです。
「主はまだ来ませんよ」と言う人は5節の事を見のがしていると言っています。地は何からできましたか?そして、何によって成りましたか?そして、当時の世界はこの水によって滅びました。これが一度目の滅びです。しかし、二度目は何によって裁かれるでしょうか?もうひとつの事柄、みことばによってさばかれます。その時はまだ来ていません。7節を見ましょう。

・一日は千年、千年は一日:8-13節
ペテロはここで奥義を語ります。8節を見ましょう。これは私たちにはよくわからない概念かも知れませんが、ヘブル語を知る者には簡単に理解できます。ヘブライ語の最初の文字「アーレフ」は1という数字が割り当てられています。それと同時に1,000という数字も割り当てられています。また、アーレフは神を意味する文字でもあります。この概念を持ってここを読むなら、すんなり理解できるのではないかと思います。こちらの書籍もそのようなヘブライ語に秘められている神のデザインを知ることができるので、ご参考にされてください。
主は黙示録で「見よ、わたしはすぐに来る」と言われましたが、それから約2000年が経過しています。どうやら私たちの「すぐ」と神様の「すぐ」は尺度が違うようです。9節を見ましょう。どうして主はまだ来られていないのでしょうか?神の忍耐です。
みなさんは杉原千畝さんと言う方をご存じでしょう。自分のいのちをかけて、最後の最後までユダヤ人に対してビザを発給した人物です。それ以上に、主は「あとひとり、あとひとり」と救いに入れられるよう、忍耐をもって待っていてくださっています。
しかし、再度ここにも書かれています。それに安住してはならないのです。10節を見ましょう。主の日はどのようにやってきますか?この地にある形あるものはすべて崩れてしまいます。その時、私たちはどのような生き方をする必要があるでしょうか?11節後半を見て見ましょう。そして、12節には、神の日が来るのを待ち望むと同時に、早めることができると書かれています。どのように仕手でしょうか?11節にあるように、私たちが聖い生き方、敬虔な人となることです。つまり、私たちの内なる人がキリストの似姿に変えられることによってです。自分自身が変えられることが主の再臨を早めることにつながります。ここにフォーカスしようではありませんか。心の一心によって変えられ続けるのです。

・主の忍耐は救い:14-18節
このような事から、ペテロは14節のように勧めています。これらに励まなければ成らないのです。救いの達成は自動的にはなされません。マラソンも一歩を踏み出さなければ、いくら戦略を立ててもゴールには至りません。
また、ペテロはパウロの言うとおり、主の忍耐は救いだと言っています。私たちもこの忍耐を主からいただきましょう。今の時代にこそひつようなのはこの忍耐です。
ペテロもパウロの手紙は理解しにくいところがあると言っています。しかし、聖書の著者は聖霊様です。このお方がパスワードです。私たちの内に住んでくださっている聖霊様に助けを求めるなら、著者ご自身が書かれている事の意味を教えてくださいます。エマオの途上で、弟子たちにイエス様が聖書を教えてくださった以上の事が、知恵と啓示の御霊によっていつでも、どこでも、信じる者には与えられます。
そして、みことばに対しては、理解できないからと曲解してはいけません。そうするなら、自分に滅びを招くと言っています。みことばは古い肉の性質を殺すほどの力があります。それ以上に、新しくキリストにあって復活させるという、この世にはないほどの莫大な力があります。ですから、取り扱いには注意しなければなりません。
みことば読んでいて、わからない箇所があるでしょう。私もあります。それを調べ、祈り、また調べ何度も音読することは非常に大切です。しかし、それでもわからないときは素直に「わからない」とすることが大切です。私たちの頭脳では、みことばを全て理解することははじめからできないからです。もし、私たちがみことばのすべてを理解するなら、その人は神です。そのような事は決してありません。ですから、みことばをみことばとして受け取ることをしましょう。時が来ると聖霊様が扉を開いてくださって、その深い真理を教えてくださいます。イエス様ご自身も聞く人によって語ることを変えられました。私たちが成長したなら、それに応じた真理が解き明かされていくはずです。
わからないことを素直にわからないとすることで、17節にあるよな事を避けられます。
また、ペテロは最後にどういうメッセージを残したでしょうか?イエス・キリストの恵みと知識において成長することです。成長しましょう。信仰の大人を目指しましょう。それには一定の犠牲と努力が必要です。この世で最も価値のある努力です。みなさまがここに召されますように。
このキリストに栄光が、今も永遠の日に至るまでもありますように。


(5)ノートに記す

文中の質問、また以下の質問の回答をノートに記しましょう。
 ・【観察】今日の通読箇所の内容を簡潔にまとめましょう。
 ・【観察】神様はどのようなお方ですか?神様のご性質や神様がどのように働かれるかを書きましょう。
 ・【観察】ここからどんな真理や教訓を学べますか?
 ・【適用】自分の生活にどのようにあてはめることができますか?
 ・【感謝】受けた恵みや感謝はありますか?
 ・【祈り】実行できるように祈りましょう。

(6)祈り

実行できるように、主に切に求めて祈りましょう。

(7)分かち合う

ページの一番下にある「コメントを残す」というところに、受けた恵みを分かち合いましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です