聖書通読クラブ Day 26

聖書通読クラブ Day 26【出エジプト記25章~27章】

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シャローム!

今日から幕屋に関してのみことばを見ていきます。幕屋は礼拝者にとってとても大切な部分です。神の住まわれるところだからです。

この幕屋はモーセが山で見た天の光景をこの地に映したものになります。ですから、そこにある器具や素材、配置などがすべてを天の御国を啓示しています。

時代とともに神の住まいはエデンから祭壇へと移り、幕屋へと移行します。一時的、例外的にダビデの幕屋を経由して、やがてそれは神殿となります。

イエス様の時代になるとイエス様ご自身が神殿となり、崩された神殿(イエス様)は三日目に建てられ(復活され)、今では神殿は私たちの肉体となりました。

幕屋はミシュカーンというヘブライ語です。それは「臨在の留まる場所」と言う意味のところです。

それでは、神の住まわれる幕屋の奥義を、今日もみことばに教えていただきましょう。

今日の通読箇所:出エジプト記25章~27章

■アウトライン

神の御住まいの建築

●聖所の建築:25章
  ・進んで捧げる奉納物:1-8節
  ・契約の箱と贖いの蓋:10-22節
  ・パンの机:23-30節
  ・燭台:31-40節

●幕屋の建築:26章
  ・幕:1-14節
  ・板:15-25節
  ・横木:26-30節
  ・垂れ幕、入り口の幕:31-40節

●外庭:27章
  ・祭壇:1-8節
  ・掛け幕:9-19節
  ・ともしび:20-21節

(1)通読のために心を整える

心を静めて、知恵と啓示の御霊をお迎えしましょう。

(2)通読

今日の通読箇所をまず音読しましょう。

(3)自分なりの受け取ったことをノートに書き記す

コラムを読む前に、自分なりに受け取ったことをノートにまとめてみましょう。

(4)コラムを読む

コラムを読み、質問の答えを考えてみましょう。

■コラム

【25章】聖所の建築

さて、いよいよ幕屋が建築されていきます。神様が住まわれる場所がエデンから祭壇、そして幕屋の時代に入っていきます。ここからしばらくは礼拝の中心が幕屋となりますので、注意深く読んでいきましょう。
実は、幕屋の寸法、素材、方向など、すべてに非常に深い意味があります。三回目になりますが(笑う)これも一冊の本にできるほどです。

1節から7節で、幕屋のための奉納物が書かれています。これは適当な必要のないものでしょうか?それとも、貴重な尊いものでしょうか?神様にお捧げするものはいつも最高のものであり、最高の心です。
主はアベルの捧げ物と心に目をとめてくださいました。
また、この奉納物はもともと誰のものでしたか?主がエジプト人の心を動かし、イスラエルの人々に提供してくれたものでした。

8節はとても重要です。もし私たちが置かれた場所で主の聖所をもうけるなら、主は私たちの中に住んでくださいます。2コリント6:16も見てみましょう。

9節もあわせて重要です。幕屋は自分勝手に作っていいものでしょうか?主は幕屋をどのように作れと仰せられていますか?

10節からは至聖所に置かれている契約の箱に関する事が告げられます。至聖所は主の御声が語られる場所です。
ここで「キュビト」という単位が出てきます。これは時代によって若干異なるのですが、おおよそ44.5cmほどの大きさです。もう少しわかりやすく言えば、男性の手のひじから指先にかけての長さです。ウルトラマンのスペシウム光線のでるあの長さです。

この契約の箱の素材は何でしょうか。内と外には何が塗られるのでしょうか。また、サイズはどれくらいでしょうか?四隅につけられた輪っか、それに通された棒、ここから読み取れる箱の形をノートに書いてみましょう。
16節、この中には何が納められますか?「さとし」とは「あかし」とも言える言葉です。

アカシア材とは、シナイ半島の砂漠に生える木です。非常に堅い木で、虫が食えないほどの強さがあります。一方、見た目はあまりよくありません。イザヤ53:2を見てみましょう。

17節からは蓋が作られます。これは何の蓋と書かれていますか?
また、その上に何が打って作られますか?それはケルビムですね。これは複数形であり、単数形は「ケルブ」というものです。犬とも訳される言葉です。このケルブは単数で出てくることはあまりなく、複数形がほとんどです。
このケルビムはどのように蓋の上に置かれていますか?また、それらはどこを見ていますか?
22節、神様はどこから語られると書かれていますか?このところから何か学べることができますか?

23節からは机に関してです。これは「パンの台」とも言われます。これは「みことば」を象徴するものです。
これの素材、長さ、かぶせられるものは何でしょうか?
「手幅」は長さの単位で、7.5cmくらいの長さです。手のひらの横幅、人差し指から小指までの幅が目安です。
30節、机の上に何を置き、それをどうしなければならないと言われてますか?
このことを私たちに当てはめるならどうなりますか?

31節からは燭台です。これは知恵と啓示の御霊を象徴する器具です。
この器具だけ、他との違いがあるのですが、気づきますか?
答えは、サイズが決められていないのです。しかし、重さは決められています。ですから、おおよその大きさは想像されます。ちなみに、1タラントは重さの単位で34kgほどです。5kgのお米約7袋分くらいでしょうか。かなり思いですね。その量の金と考えるとすごいですね。
ここでアーモンドが出てきますが、聖書でアーモンドは目覚めを意味します。春先に一斉に咲く花で、色や形も桜にそっくりです。
これらのことを頭に置いてもう一度燭台の箇所を読みましょう。何か教えられることはありますか?

また、40節のみことばを心に刻み、思い巡らしてみましょう。

【26章】幕屋の建築

ここでは幕屋の幕が書かれています。普段読み飛ばしてしまいそうですが、ここをじっくり読んで、どのようなものか想像できますか?ノートに書くことができますか?
4つの糸で巧みに織り出されたケルビムの布、28キュビト×4キュビトを1パーツとして5パーツと5パーツを作り、それを50個の輪で互いにつなげます。これで、幕の総面積はどれくらいになるか計算できますか?それをメートルに直すとどれくらいの大きさでしょうか?

7節からはその上に掛ける布についてです。何の素材でしょうか。そして、一つ前の幕と枚数の違いはありますか?サイズの違いはありますか?
なぜ1枚多いかというと答えは9節に書かれています。

14節ではさらに二つの幕が上に重ねられます。この幕一つひとつにも沢山の教えがありますが、長くなるのでまたの機会にします。

15節からは板に関してです。幕屋を支える骨格です。幕屋は一定の所にずっとあるのではなく、火の柱、雲の柱が動くときには一緒に動かなければなりません。ですから、この板も解体して持ち運べるようになっています。
サイズは板の幅が1.5キュビト、南と北が20枚なので30キュビト、東と西が6枚ですが、隅は補強のため2枚重ねとし、柱の代わりをします。南北の板の厚みを足して、東西はそれぞれ10キュビトになります。
そのうち、至聖所は縦横高さがそれぞれ10キュビトの立方体になります。これは新しいエルサレムを啓示しています。(黙示録21:16)

26節からの横木は先の板を固定するために用いられました。この横木があるおかげで縦の板は倒れずにその形を保持できます。エペソ4:16を見て、この横木の意味を考えてみましょう。

続いては幕屋の入り口の垂れ幕です。聖所と至聖所を分ける布です。これは、のれんのような真ん中が分かれているものを想像するかもしれませんが、一枚の布です。
この幕は一年に一度、大祭司しか通ることが赦されていないものです。この幕の奥に主の臨在がありました。
しかし、イエス様が十字架に書かれたときに、この幕が天から真っ二つに裂けました。人と神が語り合える恵みの時代のはじまりです。
(マタイ27:50-51)

【27章】外庭

続いては外庭です。ここには二つの器具がありました。祭壇と洗盤です。その祭壇はどのようなものだったのでしょうか。

大雑把に言えば、大きなバーベキューグリルのようなものです。ここで焼き尽くすいけにえが捧げられます。
祭壇は幕屋に入って最初にある器具であり、悔い改めを象徴します。なぜなら、そこでほふられたいけにえが焼かれるからです。本来は自分がそうなる身分だったのに、それを傷のない動物に転嫁し、贖いを受けます。
礼拝というと美しい教会できれいな服を着て麗しい歌を歌うことを想像するかもしれません。(それももちろん素晴らしいことですよ!)
しかし、本来の礼拝はもっと泥臭いものでした。血と肉と火が入り乱れる生々しいものでした。祭司が50歳で定年退職するのも納得できます。

9節からは庭の掛け幕です。これは外と幕屋を分ける壁の代わりとなります。18節を見ると、幕屋の外は長さ100キュビト、幅50キュビト、高さ5キュビトとなります。
イエス様が五千人の給食をされたとき、青草の上に座らせたのは何人でしたか?マルコ6:40を見てみてください。このことから何を学べますか?
また、この掛け幕の高さは5キュビトなので、約2メートル強になります。ぎりぎり人が中を見えない高さです。外からは幕屋の中で何が行われているかは全くわかりません。同じ地面に立てられていますが荒野と幕屋の中はこの掛け幕で区別されています。
世の人は教会で何が行われているかわからないかもしれませんが神様の呼びかけに答えてその中に導かれた者はこの世がもたらすことのできない喜びが満ちあふれています。

20節からは燈火用の油に関してです。これは一番搾りのオリーブ油です。そして、そのともしびはどのようにしておかなければならないと書かれていますか?これは礼拝の生活を意味しています。絶え間のない礼拝を続けていきましょう。

(5)ノートに記す

文中の質問、また以下の質問の回答をノートに記しましょう。

 ・【観察】今日の通読箇所の内容を簡潔にまとめましょう。

 ・【観察】神様はどのようなお方ですか?神様のご性質や神様がどのように働かれるかを書きましょう。

 ・【観察】ここからどんな真理や教訓を学べますか?

 ・【適用】自分の生活にどのようにあてはめることができますか?

 ・【感謝】受けた恵みや感謝はありますか?

 ・【祈り】実行できるように祈りましょう。

(6)祈り

実行できるように、主に切に求めて祈りましょう。

(7)分かち合う

ページの一番下にある「コメントを残す」というところに、受けた恵みを分かち合いましょう。

1件のコメント

  1. 幕屋にも、いろんな深い意味があって
    その一つひとつに神の深い愛が込められていてることを感謝いたします。
    一つひとつ調べていくと楽しい感動がありますが、学びきれるものではないですね。
    その四隅の上に角を作る。その角は祭壇から出ているようにし、青銅をその祭壇にかぶせる。(出27:4)
    これは、策略を巡らして罪(殺人)を犯した許されない罪は別として、この角は贖いに頼るためにとらえるものであったと記憶しています。

    罪人が主に立ち返り、主の血潮によって悔い改める時
    どこからでもすがってこれるように、四方に祭壇の角があることに、主の憐みを感じます。

    主こそ神。主は私たちに光を与えられた。
    枝をもって 祭りの行列を組め
    祭壇の角のところまで 詩編118:27

    絶え間ない礼拝の生涯を続けるためにも、四隅にある角、十字架を堅く握らなけらば進みゆくことができない弱い身であることを思います。

    あなたはイスラエルの子らに命じて、ともしび用の質の良い純粋なオリーブ油を持って来させなさい。ともしびを絶えずともしておくためである。

    絶えずともしびをともしてくださることを感謝いたします。

    主の犠牲の血潮の故に、主との交通が開かれていることを感謝いたします

    今開かれている間に、日々主の呼びかけに答える者でありますように。

    愛する主のそばを、この幸いな場を離れることがありませんように

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